忘却
:それって魔族を呼び出せたってことか!!?
:じゃあ、ご主人様が魔族を呼び出した可能性も残ってるのか!!?
:いや、それなら今回戦ったメリットないだろ
:ご主人様がそんなことするわけないでしょう!!
:そもそも、アメリアちゃんとエミリーちゃんで勝てなかったんだから、ご主人様裏切ったら俺ら...
遅かった...っ!混乱が広がる..!
『...すまん。時間を選ぶべきだった。俺もどこか気分がおかしくなってたのかもな..』
そう謝る清二さん。いつもより声も沈んでるように感じた。
「この道はいずれ通る道ですから...大丈夫ですよ。」
そう言ってマイクをオンにする。
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:あ。マイクついた
:おい!魔族はお前が呼んだんだろ!!
:説明しろよ!!
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:おいおい、荒れすぎだろ...
:ご主人様がそんなことするわけない!!
:なんで分かんないんだよ...もしそうなら、命かけて戦う意味ないだろ!!
:こういうときにアンチが湧いてくるんよな
『....俺があとで会見を開く。後始末も俺らがする。配信を終わらしてお前は休んでろ。....すまなかった。』
そう言って電話を切る清二さん。...ごめんなさい。俺が動くと、火に油を注いだようにさらに混乱が大きくなると思うんです...そうなったときはもう止められなくなってる。...本当にごめんなさい。
:緊急会見か...
:これ株とかやばいのでは?
:あ
:あ
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:おい!!逃げるのか!!
:とりあえず会見だな..
「...今日は、ありがとうございました。」
そう言って配信を終わる。D、荒れてるだろうなぁと思いながら。...最強..かぁ....そう思い始めた瞬間。
「ダーリン♡」
後ろから抱き着いてくるエイヴァ。強く、ただ強く。その気遣いが辛いようで嬉しい。
「ごめんダーリン♡もう私我慢できない♡」
そう目をハートにさせて上目遣いで見てくる。....き、気遣いしてくれてるはず。え?してる?してるよね?
「僕たちも~~♡!!」
そう言って向かってくるザラたち。...ヒムちゃん?バレてるバレてる。..いや、そんな〈心外!!〉みたいな顔をされても.......
「..ご主人様、その...効果が.....頑張ってください....」
高橋が顔を逸らしてそう言うと、すぐ去っていく。確定事項らしいです。腕を引かれてされるがまま連れていかれる。
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<翌日・ホテル>
目が覚めると、知らない天井....ではなく、昨日よーーくみた天井だった。..お腹が空いた。朝ごはんを食べようと起きようとすると、
ジャラ.......
え?
手錠でつながれてる。両手・両足が。それに、よく天井を見ると、
【手錠の破壊禁止!!もし壊したら.....ね?】
と書かれていた。...いや、落書きしたらダメでしょ......
............監禁したらダメでしょ!!!!壊した時が怖すぎて壊さないけども!!
うっかり手錠を壊さないようにもぞもぞと這ってベッドから降りる。
「ウグェッ」
ベッドから落ちるの間違いだった。その拍子に、ザラの荷物のバッグから何かが落ちてきた。手紙...?頑張って開けると、そこには、
『薬の効果』
と書いてあった。内容を見ると、
『この薬を飲んだ人は、対象となる人への好感度が上がり続ける。この効果は、飲んでから一週間経つこと以外で消えない。』
解毒薬はないらしい。だから緩和しかできなかったのか.......ん?上がり続ける?
『そのため、好感度が上がりすぎないように、好感度を上げるような行為や、愛を育む行為は控えること。』『また、上がった好感度が元に戻ることはない。』
.................。
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<数時間後>
「ダーリン♡♡」
エイヴァたちが帰ってきた。俺は.......
(蜜)「ん。まだ寝てた?可愛い♡」
ベッドの上で寝ていた。怖かったわけじゃないんです。...ホントウデスヨ?
「ご主人様ぁ~~♡!好きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♡」
唯一薬を飲んでいないヒムちゃん。ヒムちゃんがいるだけで心に余裕が
「大丈夫だよダーリン♡僕たちがしっかりと飲ませたから!!」
できませんでした。
「ダーリン♡?もしかして、これ、読んだ?」
そう聞いてくるエイヴァ。片手に持っているのは、さっき読んだ手紙。ただ、正直に言うなと勘が言っている。....どうしよう。
「見たらしいわね。」
そう言うハンナ。心読めることを忘れてた。心を読まれることが当たり前になってきている弊害がここでっ!!
「そっかぁ♡ダーリン♡もうやることは分かってるよね♡?」
.......もうここまできたら、1週間後にどうなっているかワクワクしてきた。どうにでもなれ!!!!!




