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成長限界を迎えた男の「最強」防衛録  作者: 烈育
まずは「最強」へ
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尻に敷かれそう

体育の内容は野球だった。


「“死ねおらぁ!!!”」


殺意のこもったボールを顔面付近に投げられたため、体を後ろに反らしながら打つと、高く大きくボールが打ちあがる。


『“打球はライトへ!!!!ライトへ!どうなんだ!!”』


実況までつける体育に驚きながら、今も空中にあるボールを見る。少しすると、ボールはフェンスを越え、学園の窓ガラスを割る。


「「「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」」」


と声が聞こえたので、ケガをさせた!?とポーションを持って急いで向かう。すると、


「ここは女子トイレよ!!?ボールはあるけど..」


と困惑している女子がいた。...ゴメンナサイ。


その瞬間、横にいる、なぜか全身が濡れていて泣いているザラとバケツを持った女子を見つける。


「.....は?」


俺自身も驚くほど、低い声が出た。殺気も漏れてしまう。


「ヒッ....いやぁぁぁぁぁ!!」

「「っ!!!」」


そのせいでザラ以外の全員が逃げた。..こうなるなら気配を探していればよかった。と考えながらザラに近づいて手を伸ばす。


「...大丈b「うるさい!!どうせ誠一も僕の事を見下してる癖に!!魔力操作での身体強化ができない僕の気持ちは分からないくせに!!」ちっ、ちがっ!」


「強い人に僕の気持ちは絶対に分からない!!頑張っても強くなれない僕に!!日本1が同情したって僕が惨めなだけ!!だからもう..っ!!」


はっとしたように俺の顔を見て、顔を青ざめて逃げていくザラ。アザがあった顔と、小さく感じた背中を見て、一歩も動けなかった。




...この日、俺は初めて、この日本1という称号を憎く思った。


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  <昼食後の4時間目>

ザラは早退したらしい。


「“ダンジョンにビビったんでしょw”」

「“3年目でEランクだもんねwwww”」

「“顔だけは綺麗だからなww将来は性奴隷?ww”」


講義についていけない俺は、自他ともに認める馬鹿だと思う。全く英語が分からない。ただ、頭で分からなくとも、震える身体と鳥肌が、何を言っているのかを示していた。気づけば、


「“...俺はお前たちが嫌いだ。”」


と自分が喋れる初歩の英語で言っていた。


「“調子に乗るなよ!!女王に好かれているだけのくせに!”」

「“日本1もまぐれだろ!!”」

「“全員でかかればいけるぞ!”」

「“4人共俺らが後で可愛がってやるよ!!”」

「“お前は殺して磔にしてやるよ!!”」


「お、おいお前ら、それは流石に..!」


高橋以外の男子生徒が襲い掛かってくる。エイヴァや蜜瑠たちは女子生徒に囲まれているため気付いていない。...もう我慢の限界だ。


「雷龍(極弱)」


出来る限り弱めた雷龍で対応する。意識までは奪えなかった生徒もいるが痺れて動けなさそうだ。魔法を使ったことで気づいたのだろう。


「ダーリン!!?どうしたの!?」


(蜜)「ん、今のは雷龍。普通じゃない。」


「生徒に向かって...!..でも、あなたなら...理由があるのよね。..その目も、私は初めて見るわ。だから、落ち着いてからでいいから、理由を話して。」


4人全員が駆け寄ってくる。ハンナはそのまま俺を抱きしめて背中を撫でた。


これまでの出来事、事情が口をついて出た。すると、丁度いいタイミングで


「“おまぇ...だけはぁっ....拷問して殺す...!”」


と、うずくまっていた生徒が呟いた。


「ダーリン♡ダーリンに害をなす無視は掃除しないとね♡いいでしょ♡?ザラの件も話し合わないと♡」


(蜜)「ん。人の夫に手を出したこと、後悔させる。」


(ナ)「...人妻を舐めない方がいい。」


3人のおかげで冷静になれた。目が怖いです......あれ?ハンナ?


「誠一を拷問...?許さない許さない許さない許さない許さない。殺す殺す殺す殺す。」


アッアッこわい!!!エイヴァ以上にキレてる!...怒らせない様にしよう。


「“調子に乗りやがって!”」

「“誠一!お前だけは殺す!”」


今起きたら死ぬ!!寝たふりしててくれ!!アッアッ、4人共目が笑ってませんよ!逃げっ!逃げろーーー!!!


始まったのは蹂躙だった。



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『始まったのは蹂躙だった。』


『ダーリンを殺すって言われたらさ♡』


『死んでる生徒がいないか確認するのは大変だった..。...後、ハンナが怖かった。』


『あ、あれは、誠一を拷問するって言われた瞬間に、頭の中と身体が制御出来なくなったからよ!』


:だから怖かったって言ってんでぃす!

:ご主人様を殺すって言われたら私もそうなりますよ!

:ご主人様を..拷問...?処す!!!!

:探索者養成学園の生徒は自信過剰って噂は本当か


(蜜)『ん、1人だけ、高橋?が唯一襲って来なかった。』


:確かニューヨーク探索者養成学園にいる唯一の日本人よな

:流石高橋

:さすはし

:マナーよくないよね

:それ刺し箸


(ナ)『...魔力での身体強化はかなり上手かった。』


:刺し箸

:刺し箸

:刺し箸

:ごめん高橋たぶんしばらく擦られる

:草


------------------------------------------------------------

  <翌日・ホテル>

ダンジョン攻略の授業前に、生徒を倒したことで1週間の停学となった。ザラを巻き込んで。


(蜜)「ん、流石にやりすぎた。」


「でも、停学ってことは1日中できるよね♡」


夜だけでも死にそうなのに!?

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