黒界異人伝・異世界英雄譚　-ようこそ、造られた異世界へ-

現実に飽き、平穏無事な日々を送っていた24歳のサラリーマン、姜芽（きょうが）。
ある日の帰り道、気まぐれにいつもと違う道を通った彼は、謎めいたトンネルを発見する。

そのトンネルを抜けると、なぜか中学時代の元同級生、桐生（きりゅう）と再会する。
桐生によれば、彼は「ノワール界」と呼ばれる異世界に転移したのだという。
そして、この世界には人間に似て異なる「異人」と呼ばれる種族が存在し、桐生はその「防人」という種族になり、火を操る力を得たのだという。

その話を信じるには無理があったが、姜芽は自分の背中に重い斧を背負っていることに気づく。　状況を呑み込めないまま、彼は突如として異世界に放り込まれていた。

すると、目の前で賊に襲われている聖女のような女性が現れる。
姜芽の体は自然に動き、あっという間に賊を蹴散らしてしまう。
その女性、キョウラは「修道士」という異人で、人間ではなかった。

その後、彼は再び中学時代の友人、樹（いつき）と出会う。
樹は「探求者」という種族で、水を操る能力を持っていると言う。

やがて、樹と共に、かつての仲間たちに再会した姜芽は、成り行きで彼らと共に異世界を巡る冒険の旅に出ることとなる。

最初は混乱していた姜芽だが、次第に与えられた能力を使いこなし、武器を操り、異人の存在を学びながら、この世界に馴染んでいく。そして、数々の戦いを経て成長を遂げることになる。

だが、この時、姜芽はまだ気づいていなかった。この世界には、黒い影が迫っていることを。彼こそ、その影との戦いの主役となる運命を背負っていることを。



2024/07/05追記
タイトルとあらすじを『黒界異人伝・黒の竜王と白の勇者　-なんか異世界転移したので冒険します-』から変更しました。





全体的にRPGをイメージしています。
また、世界観・展開・設定共にかなり独特な作品です。


「カクヨム」にも掲載しています。
ハーメルンにも世界観は少々異なりますが同じシリーズの二次創作を投稿しています。