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18話 最悪の誕生日

ポイント、評価、ブックマーク誠にありがとうございます。連載の励みになっています。


初めての感想をいただき、ヒャッハー状態です。思わず明日の原稿を今日上げちゃいました。


「えっ!エ、エリザベート?どうして此処に居るの?」

僕は一瞬何が起きたか理解できなかった。


「ふふふふ、アレクに会いたくて、会いたくて、追いかけてきちゃった」


え!エリザベートは僕の彼女だから誕生日のサプライズ?という考えが頭をよぎったけど、

エリザベートの邪気に満ちた笑顔、リーダー、オーウェンさん、

ヒルダさんの僕を下げ荒む瞳を見て、悲しい気持ちになった。


この人達は、今日が僕の誕生日だと知っていて此処までするんだと。


「エリザベート、そんな糞寄生虫と話なんかするんじゃない!」

・・・リーダーは僕の名前でも、てめえでもなく、糞寄生虫と呼んだ・・・


なんだこれ・・・僕は多分泣いているんだと思う。

僕は今、多分無表情だと思うけど、頬を何か濡れた物がひたすら流れてる感覚だけ感じる。


・・・


「わははははは!糞虫がいっちょ前に泣いてるぞw」

「カルヴィン、アレクが可愛そうよw 私の彼氏なんだからw 」

エリザベートは邪気に満ちた笑顔でリーダーの腕に豊満な胸を押し付けてしがみついている。

そしてリーダーとエリザベートは激しいディープキスを僕の目の前でしている。


なんだこれ なんだこれ なんだこれ なんだこれ なんだこれ 心が・・・


「エリザベート、糞虫の彼女とか冗談でもやめてくれ。寒気がする!」

「今日、糞虫の誕生日だよなw 俺様から誕生日プレゼントをくれてやる!」


「おい!そこの糞寄生虫!今日で漆黒の翼を首だ!」

リーダーは楽しそうに言った。


・・・

・・・


「僕が・・いったい・皆に・・何をして・こんな・扱いを・・受けてるの・・?・・」

僕は震える唇で何とか言葉を喋った。


「はぁ?糞虫のくせに人間様の言葉、話すんだ~ひゃひゃひゃ!」

「カルヴィン、糞虫じゃないわよ!Aランクパーティーに寄生してる寄生虫よ! 」

エリザベート迄僕を寄生虫呼ばわりしてる。楽しそうに。


「ぼくがいったいなにをしてこんなあつかいをうけてるの?」

僕の精一杯の言葉をリーダーが甘えた声で声で復唱した・・・


心が折れそうだ。

信じてた皆に何故此処までされないといけないのか、原因さえ分からない。


「糞虫が俺たちを利用してたのは、ばれてるんだ!」

「漆黒の翼がDランクから一気にAランクに駆け上るタイミングで、役にも立たない初級魔法しかない糞虫が加入して美味しい蜜を飲んでたのがばれたんだよ!」


「俺が怒ってるのは、糞虫の分際でチーム全員を騙してた事に怒ってんだ!」

「大体、初級魔法しか使えない糞虫がAランクパーティーに居るのが可笑しいんだ!」


「エリザベートも言ってたぞ!クイーン討伐の時お前だけ何もしないで後ろに只居ただけだったと!」

「それを白々しい!なにが、僕何かした?だ!ばっかじゃ~ね~のw」

リーダーはひたすら話した。今までたまってたものを吐き出すように。


僕はそれを聞いてただただ涙を流してるだけだった。

この人達は僕をそういう風に見ていたんだ。なんだこれ なんだこれ なんだこれ


「ごめんなさいね、寄生虫!()()()()()の私が、只の魔法士の代わりにAランクパーティーに加入するのよ」

「只の魔法士が居てAランクなら、私が加入したらSSSSS級になるんじゃないw」

「寄生虫の初級魔法士は地べたでも這いずり回ってなさい!」

エリザベートがこれ以上ない笑顔で僕を罵ってきた。 なんだこれ なんだこれ

誰か助けて 誰か助けて 誰か助けて 誰か助けて ・・・・・ ・・・・・



・・・

夢なら醒めてくれ!


・・・


眼を閉じてもう一度目を開けても状況は変化なかった。


夢じゃなかったみたいだ・・・


「糞虫!その金のバングルと白金のカチューシャを慰謝料として置いていけ!」

この人は何を言ってるんだ。


「バングルはパパの形見だ!カチューシャはママの思い出の品だ!これは渡さない!」

僕は怒りを込めて言い放った!

どんなことがあってもこれだけは他人に渡さない!


「チッ!そこの糞虫!さっさとこの3日間の魔物の遺体をそこに置いて消えやがれ!」


「二度と俺達の前に顔を出すなよ!その時は殺す!」


この人達にはこれ以上何を言っても何も伝わらない

僕は今までこの人達と何をしてたんだ。僕は成人して2年何をしてたんだろう。

大事な友を手に入れたと思ってたのに・・・


「そうそう、ギルド長が大事な話有るから、必ずギルドに顔を出す様にって言ってたわ」

エリザベートがニヤニヤした表情で話してきた。


「ははは!糞虫!最高の誕生日だろ?」

「忘れられない誕生日を糞虫のために用意してやったんだ!感謝しろよ~」

僕がただ一つ考えられた言葉は し・に・た・い だった。


死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい 死にたい

『アレク!ごめんなさい。アレク!私何もできなかった。アレク!私は皆を止められなかった。アレク!ごめんなさい。勇気の無い私が悪いの』


突然セシリアの【テレパシー】で頭の中にセシリアの声が流れた。

僕は、はっ!と意識を戻した。


僕は取りあえず、言われた通りに空間収納から、この3日間の討伐した魔物の遺体を全部指定された場所に置きその場から逃げた。


後で沢山の笑い声が聞こえた。


涙はすでに枯れたみたいだ・・・


これからどうする。


死にたい。


自殺はママを悲しませるから駄目だ。


どうやったら死ねる。


強い奴と戦えば死ねる。


僕は頭の中で自問自答してた。


決めた。

この世界で一番強い者に戦いを挑んで全力で戦い殺されよう。


【索偵】で一番大きい気を探した。


僕は驚いた。僕が今日此処に来たのも、死ぬのも運命なのかもしれない。


トゥバイス山脈にある一番高くて大きい山、 ドラゴンネスト(龍の巣)にこの世界で一番大きい気の反応があった。


僕は死ぬためにドラゴンネストに【エアー】を使い飛行して向かった。


連載のモチベーションのためにも、ポイント、評価等よろしければお願いします。

文章を少し追加しました。

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