10話 パーティ加入
グルバリア王国の首都ロザリアにある冒険者ギルドに僕は居る。
冒険者ギルドでは、Fランクの見習いから始まり、E、D、C、B、A、Sランクとなっている。
同じ地域にとどまることの少ない冒険者パーティーには、税金が引かれた報酬(クエスト報酬料 魔石、素材買取料等)が一括で支払われるので、パーティーは税率の同じランク同士で組むのが基本だ。
Sランクは税金が10%、A、Bランクが20%、C、D、E、Fランクが30%とグルバリア連邦王国内全ギルドで統一されてる。
ズレイのギルドで僕は、使用できるとする魔法をママとあらかじめ決めていた、
治癒魔法の【ヒール】、重力魔法の【グラビティ】、付与魔法の【アップ】、【索偵】、
生活魔法としての【ファィアー】、【ウォーター】【ライト】、【アイス】、【クリーン】
と記載した所、簡単な魔法の使用確認テストを行い、魔法士特例でDランクになっていた。
ズレイのギルドで作った冒険者カードを、手続きのため、ロザリアの受付で提示した所、ちょっした騒ぎになってしまった。
ズレイのギルドを信用してるのだが、初級魔法とはいえこれ程の属性を使い熟せるとは、ロザリアのギルド長テオドールさんの判断で簡単な魔法の使用確認テストを改めて行った。問題はなかった。
ギルド長が、治癒魔法が使えるなら是非冒険者パーティーに入った方が良いと、テオドールさん期待の新鋭Dランクパーティー 漆黒の翼 を紹介された。
僕はパーティー名に少し恥ずかしさを感じた。
剣士でリーダーのカルヴィン 男性 18歳 金髪 瞳は茶色 身長182㎝ 細身だが筋肉がしっかりついてなかなかのイケメンだ。
剣士のヒルダ 女性 19歳 金髪 瞳は青色 身長178㎝ 細身だが筋肉がしっかりついて、しかも出るとこは出ていてなかなかの美人だ。
盾士のオーウェン 男性 21歳 黒髪 瞳は茶色 身長189㎝ 固太りで筋肉くマッチョだ。顔がごつくて怖い。
魔法士のセシリア 女性 14歳 赤髪 瞳は茶色 身長162㎝ 細身で少しふくよかで凄く可愛い。火属性の魔法士。【メガファィヤー】【メガアイス】を唱えられる。
全員Dランクだ。僕の身長はまだ141㎝だ(涙)
僕はギルド長が薦めるならと、 漆黒の翼 のパーティーに加入した。
この時パーティー加入契約書を取り交わす。報酬は均等に頭割りとなっていた。
自己紹介が終わり、皆で僕の歓迎会をギルドの中にある酒場で開いてくれた。
このパーティーは基本、森、山、谷、草原、洞窟での魔物退治がメインだ。
グルバリア王国の主力製品の1がスパイダーシルクの生地で、原料がジャイアントスパイダーの糸だ。
ジャイアントスパイダーの腹部にスパイダーシルクが有り非常に高額で買い取ってもらえる。
しかも魔石も強い魔物らしく大きさも輝きもあり高額で買い取りしてもらえるそうだ。
ジャィアントスパイダーは数が増えすぎると共食いし、繁殖力が強く常に間引きしないといけない状態らしいが間引きが追い付いていない。
理由の一つにこの魔物が強く、指標として、討伐はBランクパーティー以上が推奨されてる。
しかしどこの冒険者ギルドでもAランク、Bランクパーティーは数が少ない。
ギルドは表面上、冒険者の安全を危惧してBランクパーティー以上を推奨としてるが、ジャイアントスパイダーに関しては、ランクが低いパーティーが討伐に向かっても黙認してる状態だ。
何組かCランクパーティーが討伐に向かって冒険者達に甚大な被害が出て解散してる状態らしい。
実際はBランクパーティーでも討伐出来るか出来ないか五分五分らしい。
リーダーのカルヴィンはこのジャイアントスパイダー討伐をメインで行きたいらしい。
僕はDランクなのに大丈夫かなと不安に思っているが、リーダーは、治療魔法士が入ったから平気だとご機嫌だった。
魔物退治の収入源は魔物の素材と魔石の売却料で、魔石はその場で解体して取れば良いが、素材は、皮、牙、骨、場合により肉等かなりかさばる。解体は時間もかかり、血の匂いで魔物が集まってくる等で危険が増えるので、討伐後直ぐに時間経過しない収納袋に遺体を入れるのが理想だ。
洞窟内での遺体放置は禁止されてるので、【ハイファィヤー】等で焼却しないといけない。
僕の今の制御力では酸欠になるのは目に見えてる・・・。
空間収納持ちが居ないパーティーは討伐確認が必要な場合は確認部位切り取り、最低限の量の高額な素材を持ち帰ることになる。
僕は治癒魔法と、空間収納を当てにされたみたいだ。
ロザリアにある冒険者ギルドでも空間収納持ち、治癒魔法使いは少なく、実際どの位収納できるのか、どの位治癒するのか曖昧に認識してるみたいだ。
パーティーのメンバーも治癒効果、収納能力はよく理解してない。
僕の空間収納は収納能力はほぼ無制限みたいだけど、騒ぎになるのが目に見えてるので収納容量はあえて説明してない。
空間収納は通常は手提げ袋程度の収納力なのだが、パーティーメンバは魔物の遺体を沢山運べると喜んでいた。
治癒魔法も通常の【ヒール】軽い打撲、擦り傷を治す程度で、【ハイヒール】打撲、浅い傷を治す、【メガヒール】そこそこ深い傷を治す、【ギガヒール】比較的軽度な病気を治す【テラヒール】欠損は治せないが、骨が出てたり、手足がもげても、その部位がまだ新鮮なら結合させることが可能。そこそこの病気を治す事が出来る。
僕の【ヒール】の効果は【ゼタ】レベルでしかも、状態回復魔法まで【ヒール】に含まれてる。それはママに絶対話してはいけないと念を押されてるし、馬車での騒動で色々経験したのであえて【ゼタ】レベルと言うのは話していない。
一応僕の治癒魔法は【ヒール】なのにパーティーの皆は腕がもげても回復できると喜んでいた。
少し不安は残るが、この日僕は、パーティーメンバー5人で頑張っていこうと誓った。
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