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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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(アルファで10万字。しかし、カクヨムで9万3000字。のための追加。これからはカクヨムで書こう。)


「蛍ちゃん! お腹空いた・・・。」

「俺もだ・・・。お腹空いた・・・。」

「私、幽霊なのでお腹空かないもん。」


いつものように蛍、楓、桜の3人が旅に出て、お腹を空かせたり、空かせていなかったりして歩いていた。


「蛍ちゃん! まだ着かないの?」

「まだまだ。」

「お団子屋は遠いんですね?」

「そっちですか!?」

「え!? 違うの!? 蛍ちゃん!」

「楓!? おまえもか!?」

「だって楓は桜お姉ちゃんの妹だもの。」

「ねえー。お姉ちゃんと楓は仲良しだもんね。」

「うん! 楓は桜お姉ちゃんが大好きです!」

「キャハッハッハ!」

「あっそう・・・勝手に姉妹で仲良くやってくれ。」


今回の俺たちの目的は、平家と源氏のゆかりの地を巡ろうというものだった。なぜかというと、平家と源氏がいつまでも戦っていたら可哀そうだからだ。悪霊の死にぞこないとの最後の戦いには、平家と源氏も俺を助けてくれた。きっと分かり合えるはずだ。というところから、俺たちの諸国漫遊記が始まった。


「平家で師匠の次に有名な人が平清盛さんと。とりあえず平家ゆかりの地、壇之浦を目指しますか?」

「壇之浦! 壇之浦!」

「うるさい! クソガキ!」

「我はおみつ姫の生まれ変わりであるぞ! 図が高い! 蛍ちゃん!」

「ははー! 申し訳ございません! おみつ姫様!」

「クスクス。」

「・・・こら! ふざけるな! クソガキ! 」

「チッ。」

「舌打ちするな。ちなみに壇之浦は日本の端っこだから遠いからな。」

「ええー!? 蛍ちゃん! うそつき!」

「誰も嘘はついていないだろうが。」

「私は大丈夫ですよ。幽霊なので疲れませんから。」

「はいはい。俺も幽霊になってみたい。」

「蛍ちゃん! 死ぬなら、楓も死ぬ!」

「・・・お願いだから、何にでも関わってこないで。」

「子供は純粋なんですよ。」


俺は全て相手していると進まないと悟ったので、聞き流して先に進むことにした。


「源氏の方が、源義経さん。牛若丸と言われて、京都で遊び人をしているそうです。」

「蛍ちゃん! そっちにしようよ!」

「どうして?」

「近いから!」

「あのね。」

「でも今回は楓の言い分にも一理あると思いますよ!」

「そうかもしれないけど、遠くから近くに帰って来た方が、後が楽じゃないですか。」

「う~ん、そうですね。」

「チッ!」

「だから舌打ちすな! クソガキ!」

「クソガキじゃないやい! 楓だよ!」

「クックック!? クソガキと言われ過ぎて免疫ができているのでビクともしなくなっている!?」

「慣れって恐ろしいですね。」


こうして京都より壇之浦を目指すことになった。


つづく。

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