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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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17

「平将門!?」


楓に取り憑いていたのは平将門の霊だった。


「蛍ちゃん! 平将門って誰?」

「知らない。」


蛍も楓も平将門を知らなかった。


「子供相手とはいえ、知らないと言われると悲しいな。」


平将門は生前の苦労が報われないのでショックを受けた。


「私は平将門。征夷大将軍になりそこねた男だ。」

「蛍ちゃん! 征夷大将軍って何?」

「んん~、きっと偉い人のことだと思うな。」

「偉い! エロい!」

「・・・。」


蛍も楓にはお手上げである。


「そうだよ。お嬢ちゃんの言う通り、征夷大将軍はエロい人のことを言うんだよ。」

「やったー! 楓! すごい!」

「あの・・・そこは否定してください。」


蛍は平将門にもお手上げだった。


「お嬢ちゃんとは気が合いそうだ。」

「おっさん! 楽しい!」

「だから憑りつくことが出来たのか。」

「わっはっは!」

「はあ・・・もう勝手にして下さい。」


蛍は楓と平将門のコンビにお手上げだった。


「冗談はこれぐらいにして本題に入ろう。」


急に真顔になる平将門。


「おっさん! 本題!」

「どうせ、また、冗談でしょ・・・。」


蛍は平将門を信じなかった。


「おまえたち、死者を生き返らせる方法を知りたくないか?」

「なに!?」


平将門は蛍と楓が探し求めている、死者を生き返らせる方法と言ったのだ。


「ほ、ほ、蛍ちゃん来い。」

「黙れ! クソガキ!」


歌を歌っている楓を黙らせる蛍。


「おまえは知っているというのか!? 死者を生き返らせる方法を!?」

「当然だ。なんていったって、私は死んでいるのだから。」

「・・・。」


死者なら死者を生き返らせる方法を知っていても不思議はないと思う蛍。


「教えてくれ! 死者を生き返らせる方法を!」

「どうしようかな? まあ、いい。お嬢ちゃんが気に入ったから、特別に死者を生き返らせる方法を教えてやろう。」

「蛍ちゃん! 楓のおかげだよ!」

「はい。楓様のおかげです。」

「やったー! 蛍ちゃんに褒められた! わ~い!」


楓は喜び辺りを走り回った。


「死者を生き返らせる方法・・・それは鎌倉幕府を倒すことだ。」

「鎌倉幕府を!?」


蛍は驚いた。時の政権、鎌倉幕府を倒すことが死者を生き返らせる方法だというのだ。


「私は平家。鎌倉幕府を作った源氏に恨みを持つ。だから悪霊として、この世に留まっている。野盗、源夜叉も鎌倉幕府を倒すために、困っている弱い農民を助けるために行っている。」


確かに世間では野盗、源夜叉は義賊として弱い者味方であった。


「では、どうして詠のような死神と手を組んでいるんですか?」

「初めて詠が私の元にやって来たのは、私の魂を地獄に送るためだった。しかし、強い恨みを持つ私と詠は戦っている間に互いを理解し合い、和解した。」


こうして平将門と詠は親しくなった。


「私は鎌倉幕府を倒すこと。詠は鎌倉幕府を倒し、たくさんの魂を手に入れること。そのために手を結んだのだ。私たちの日々の活動は実を結び、もう少しで鎌倉幕府を倒せるところまできた。」


鎌倉幕府は末期であった。


「ところが1つ問題が発生した。」

「問題?」

「zzz。」


大人の難しい話に楓はお昼寝した。


つづく。

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