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蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
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「氷息!」


雪オカマが攻撃を仕掛ける。


「燃えろ! 火の妖刀! 氷斬り!」


築の火の刀が氷を切り裂く。


「私の雪が!? に、人間の分際で!?」

「人間で悪かったな。だが、人間に斬られる程度ってことだ。」


雪オカマと築の戦いは互角だった。


「悪いが長引かせる気はない。」

「はあ? おまえなめてるのか? アホ―。」


蛍はアホガラスと戦っている。


「おまえの脳天を砕いてやる! アホ―。 飛翔鴉。」


アホガラスは羽を羽ばたかせ、空高く舞い上がる。


「死ね!アホー。墜落鴉。」


アホガラスは短刀を構え猛スピードで蛍を襲う。


「・・・。」


蛍は特に構えることはしない。


「もらった!アホ―。」


アホガラスの短刀が蛍の頭を襲う。


「なに!? アホ―。」


間一髪の所で蛍がアホガラスの短刀を蛍光刀で防ぐ。


「脳天を砕くと言えば、俺は頭上だけ注意すればいいからな。」

「しまった!? アホ―。」


アホガラスは自分が失言したことに気づく。


「悲し過ぎて、蛍光刀が光っている。」


アホガラスのアホさが悲しくて蛍の刀が光っている。


「いつ蛍が光るか知っていますか?」

「知るか!? アホ―。」


蛍は技を繰り出す構えに入る。


「悲しい時に光るんですよ。夏の世の光!」


蛍の必殺の一撃は無数の蛍がきれいに飛び交う。


「俺がやられるなんて!? アホ―。」


蛍はアホガラスを倒した。


「殺しはしない。楓の居場所や詠のことを話してもらうぞ。」


蛍はアホガラスの命を取らなかった。


「さて、大道芸人は頑張っているかな。」


蛍は築の方を見る。



「いけいけ! 築! 押せ押せ! 築!」


桜の応援はうるさかった。


「やるな! 人間のくせに!」

「そっちこそ! 女のくせに!」


火の築と雪女の雪オカマの相性はお互いに最悪だった。


「お、お、女!?」


雪オカマは顔を赤らめ動揺した。


「今まで雪女はいるからとい理由で、雪オカマとして屈辱的な扱いを受けてきた私が、遂に女扱いされる時がキターーーーーーー!!!」


雪オカマは猛烈に感動していた。


「おい、興奮するのはいいが、体が溶けているぞ・・・。」


雪オカマの冷たい体は感動の熱気で溶けていた。


「キャアアア!? これもおまえの火の妖刀の力か!?」

「いや、何もしてませんって・・・。」

「卑怯者!? 私を女扱いして誘惑した隙に、私を溶かすという辱め。・・・許さないよ! 最後の力を振り絞って、私のキンキンに冷たい氷の中に閉じ込めてやる!」


雪オカマは被害妄想が激しかった。


「氷棺!」

「なに!?」


雪オカマの冷たい息は築の体にまとわりつき、一瞬で氷の中に築を閉じ込める。


「きれいな氷の棺だよ。・・・はあ、疲れた。」


雪オカマは疲れきっていた。


「築!?」


桜は悲劇的に悲しむ。


「疲れているところ悪いが、アジトまで案内してもらおうか?」


蛍は雪オカマに迫る。


「誰が教えるか。私にもオカマのプライドがある。」


維持を張る雪オカマ。


「なら、殺す。」


蛍は戦闘態勢に入ろうとした。


「そいつは俺の相手だ。」


その時、氷の棺の中から築の声がした。


「火爆!」


氷の棺の中から爆破し、辺りに氷が飛び散った。


「な、なんて奴だ!? 氷の棺を爆破しやがった!?」


疲れ果て動けない雪オカマは人間の執念を見る。


「これで相打ちだな・・・。」


築は力尽きて地面に倒れ込み意識を失う。


「築!?」


桜は築を心配する。


「桜さんは、築の手当てを。」

「蛍?」

「ここからは俺一人で行きます。必ず楓を助けてきます。」


蛍は鎌倉大仏を目指す。


つづく。

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