表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蛍光刀 いつ蛍が光るか?  作者: 渋谷かな
15/94

14

「雪オカマとアホガラス!?」

「誰が雪オカマだ!? 私は女だ!」

「アホという奴がアホなのだ! アホ―。」

「・・・はいはい。」


蛍は雪オカマとアホガラスに疲れた。


「ナメクジ先生は負けちゃったけど、無駄死にじゃないね。」

「生きてるなめ!? 勝手に殺すなめ!?」


ナメクジ先生は動けないが意識はあった。


「数で不利だから、助っ人を連れて来たみたいだけど、ナメクジ先生の香りを吸っちゃったら動けないよね。」


雪オカマは築のことを言っていた。


「クソッ!? 俺としたことが!?」


動くことができない築は悔しがるしかできなかった。


「アホ―。アホ―。アホ―。」


アホガラスも築をバカにしていた。


「そんなに人間をバカにしない方がいいですよ。」

「そうよ! 役立たずでも、笑っちゃあ可哀そうでしょ!」


蛍と桜は築をフォローする。


「グサ!? グサ!?」


プライドの高い築は同情されるたびに心が傷ついた。


「お頭の命令なんだよね。死んでよ。」

「2体1でも悪く思うなよ。アホ―。」


雪オカマとアホガラスが蛍に襲い掛かろうとする。


「分が悪くても負ける訳にはいかない。」


蛍も刀を抜き構える。


「いくよ! 氷息!」


雪オカマの冷たい息が蛍を襲う。


「おっと。」


蛍は余裕でかわす。


「ニヤッ。」


雪オカマの口元が笑う。


「かかったアホ―。」


短刀を持ったアホガラスのスピードが早く、氷息をかわした蛍の懐に飛び込んでくる。


「しまった!?」


蛍は不意を突かれてしまった。


「これで終わりアホ―! 暗殺鴉!」


アホガラスの短刀が蛍の首と胴体を切り裂いた。


「キャアアア!?」


桜は、衝撃の光景に悲鳴をあげる。


「はい。一丁あがりよ。」

「アホは死んでも治らないアホ―。」


雪オカマとアホガラスは勝利を確信していた。


「男女!? 死んでしまうなんて!?」


築は、ライバルの死を悔やんだ。


「勝手に殺さないでくれるか?」


そこに何事もなかったように蛍が現れた。


「男女!?」


築は首が飛んだ人間が生きているのを驚いた。


「俺の体は無数の蛍の集合体だ。斬られて死ぬことは無い。」


蛍の体の正体。蛍は無数の蛍の集合体だった。アホガラスの短刀が蛍を切る前に顔と胴体を分離させたのだった。


「私、知ってたもんね。」


桜は、蛍と詠の戦いを見ていたので知っている。


「蛍の集合体だと!? 化け物か!?」

「いえ、妖怪です。」

「おまえ、いったい何者だアホ―。」

「ただの通りすがりの者です。」


蛍の受け答えも様になってきた。


「おまえはオカマを頼む。大道芸人。」

「任せろ。これで2体2だ。」


築の体調が回復した。


「俺はアホガラスを殺る。」


蛍はやられたらやり返す根に持つタイプだった。


つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ