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用語辞典

公儀検使医こうぎけんしい

別称・検屍官、検使医。架空の役職。変死体の真相究明や、事件の調査を請け負う。


無冤録述(むえんろくじゅつ)

江戸時代の検死術。元文元年(1736年)、幕府の医官であった河合(かわい)甚兵衛(じんべえ)尚久(なおひさ)によって和訳された。「(ぬれぎぬ)を無くす」という名の通り、死因を正しく判定して誤った裁判を防ぐことを目的とする。


天竜堂診療所てんりゅうどうしんりょうじょ

凌庵が道庵の地盤を継ぎ、自身で開いた診療所。端午の節句「登竜門の一説」と、凌雲の志が名前の由来となっている。近藤家の敷地を地借りし立っている。


百間長屋(ひゃっけんながや)

八丁堀の町人地・竹島町に存在する大型の長屋。家主が大黒屋を営んでおり、総称して「大黒長屋」とも呼ばれる。正式名は嘉右衛門店。竹島町に実在したと言う長屋がモデル。


小石川養生所こいしかわようじょうしょ

小川笙船が目安箱に投書した事で小石川薬園内に設立された無償診療所。


不帰ノ蔵(かえらずのくら)

死体安置所。帰らぬ人が安置されている場所。凌庵はここを通る際、必ず一礼、町医者としての慈しみを捨て「解剖刀を振るう修羅」へと精神を切り替える。


顕幽閣(けんゆうかく)

養生所の敷地内に作られた監察医務院。「(あらわ)なる世界(現世)」と「(かくれた)る世界(冥府)」の境目という意味を持つ、物語のメイン舞台。 中央には、血抜きのための溝が彫られた重厚な「石造りの解剖台」が鎮座。天井には、オランダから輸入された特殊な反射鏡を組み合わせた集光装置があり、昼間は太陽光を、夜間は数十本の蝋燭の火を一箇所に集め、執刀部位を白日の下に晒す。多くの蘭学者、オランダ医師監修のもと作成された。


黙示棚(もくしほう)

解剖室の壁一面に並ぶ、無数の薬瓶と標本瓶。過去の事件で取り出された「弾丸」「不自然に損傷した臓器」などがアルコールに浸され、沈黙の証言者として並ぶ。


八丁堀拝領町屋敷はっちょうぼりはいりょうまちやしき

御家人など下級の幕臣に与えられた拝領屋敷内に長屋を建て、町方の者を居住させ賃貸料を取ることを認められ、八丁堀の与力同心も同様の副業を行っていた。与力なら二百五十~三百五十坪、同心なら百坪余りの屋敷を拝領され、その一部に貸家・長屋を建てたり、土地貸しをして収入を得ていた。貸す際には、身元が確かな儒者や医者などを選んだため、多くの儒者医者が多く「医者儒者犬の糞」と言う七不思議が存

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