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襲撃

メルカリでなろうのアカウントも売ってないかな、、、

「小説は執筆済みです、一日一話公開していくだけで累計作家になれます!!」

馬車が襲われている。


はじめに気づいたのはポチだった、次の村に向かって走っている最中に突然止まって唸り声を上げ始めた。

何かいるのかと慎重に進み始めた先にいたのは、ポチとは色の違うグラムに囲まれている馬車だった。


10匹ほどのグラムが馬車を取り囲んでいまにも飛びかかりそうだけど、5人ほどの男たちが棒みたいなのを振り回してグラムを牽制していた。


あんまり面倒な事には関わりたくないんだが、馬車と男たちを見た感じ商人でも貴族な風でもなさそうだ、そうするとありそうなのが追加の開拓団か、だとするとさっきの村の住民になるわけで、それがグラムに噛み殺されてしまうのは忍びない。


そんなこんな考えてるうちに、こっちが見つけられてしまった。

馬車の馬を狙っていたグラムが距離をとってこっちを振り返ると唸りだすと、応じるように抱きかかえていたポチも敵意まるだしで唸り始める。

野生の勘なんだろうか。


「ポチっここで待ってるんだぞ!!」


ポチのほっぺたを両手で挟んで不満そうな顔をするポチに指示を与えると、相手に少し遅れて走り出した。

手には鍬、走ってくるグラムとその後ろの馬車に向かって一直線に進む。

あっという間に距離がつまり、ヘッドスライディングのように足首に食らいつこうとしたグラムの頭を鍬で軽く耕す。

田舎にしては高級品、先端部分が全て鉄でできた鍬が、硬い音を出しながら1匹目のグラムの頭を砕いた。

刺さったグラムをそのままに喉元めがけて飛びかかって来た2匹目の顎を鍬の柄で優しく持ち上げると見えた喉を右手でひねり潰した。

今まで飽きるほどやって来たんだから、特に思うところはない。

口をぽかーんと開けた男たちの存在はさらっと流して、声も出さずに鍬を振り上げ、残りのグラムに飛びかかった。

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