最終話 それぞれの道
ついに・・ミヨたちとの別れがやってきた。
「ミヨは・・これからどうするの?」
「まだ旅を続けるよ。
私の一族は私を狙ってるからね。
同じ場所にずっとはいられないから・・。
ルミルはどうするの?」
「私は・・あっちの世界を調べてみようかなって思うの。
とりあえずは家に戻るけど・・
そういえば、ルカはこれからどうするの?」
「俺は元の世界へ帰る。
俺は多忙でな、いろいろと忙しいんだ」
ルカも答えてくれる。
「そっか、大変だね。
まぁお互いいつかまた会おうね、二人とも」
「そうだな」
「うん、またね」
私の言葉に二人は頷く。
それらの言葉を最後に私たちは別れた。
そして他のみんなはこれからどうするのかーーということを
先に教えるね。
まずはジュン。
ジュンはバトルめぐりだって。
そしてこのごろはボクシングにはまっているらしい。
次にサトル。
サトルもジュンとともにバトルめぐり。
サトルは空手にはまってるみたい。
大会で負けてからすぐに旅立ったようだけど、
今はよくケンカするらしい。
たとえば・・何をするのにもーー先を争うみたいで・・
実話をもとにすると・・
まずは場面。
人通りの少ない道に不良一人と女の子がいた。
そして不良は女の子を脅すーー。それをジュンたちはみたらしい。
「よしっ・・さっそく俺の力をためしてやるっ」
ジュンは張り切る。
「オイオイ、そんな張り切って油断するなよ・・まったくっ・・」
やれやれ口調のサトルだが、彼も気合が入ってる。
「おいっ!そこのおっちゃん、
女の子をいじめるったぁーみていられねーなぁ?」
ジュンは腕まくりして問いかける。
「あぁ!?ガキがなにいってんだよっ。
おいっ・・やっちまえっ!!」
「「おうっ」」
不良の後ろからぞろぞろとたくさんやってくる奴等がいた。
そしてそいつらはジュンを襲う。
「あぁいいぜッ俺が相手になってやるッ」
ジュンはボクシングの構えを取って相手を打ち倒す。
そうやって戦闘は始まった。
サトルはその間に女の子を助け出す。
「だいじょうぶか?」
「あ・・はい。
ありがとうございます」
「まだそこにいて、あぶないからな」
そんな会話をしながらサトルは女の子を脅した不良を見た。
まぁ、そのころにはジュンは他の奴等をぶちのめしていたが。
「このジュン様があいつをぶちのめす!!
サトルはてだしすんなよっ」
「お前、いいとこ全部横取りじゃねぇか!!
俺がやるさ」
「おれの獲物だっー!!
てぇだすなよ、サトル!!」
「いいや、おれがやる。
ジュンこそだまってみてろっ!!」
そういう口論の中・・
「お前等・・おれ様を無視すんじゃねぇ!!」
と言う声が。
「「あんたはだまってろ!!!」」
ジュンもサトルも声をはもらせて怒鳴る。
そこからまたジュンたちは言い合いを続けたらしく、
不良はそこから居なくなった・・ということがたびたびあったみたい。
不良さん・・かわいそうだね。
ほかにも・・マリアは・・なぜか暁と旅してる。
マリアは暁と・・なぜか気が合うらしい。
そんなこんなで旅をしているようだ。
まぁ、ひとそれぞれ、
みんな頑張ってるらしいということは見て取れた。
さて・・私とシンジのたびも・・終わりを告げていたーーー
私とシンジとの分かれ道がやってきた。
「・・ここで・・っおわかれ・・だね」
私は言った。
涙をこらえて我慢しても声は・・震えた。
一年はーー短かった。いろいろあったけどーーでもっ
もっともっとシンジと旅がしたかった。
でも・・私にはやるべきことがあって・・シンジにも・・それはある。
だからここでわかれなければ・・ならない・・っ
「また・・っ・・あえるっ・・よね?」
私はついに涙がこらえられなくて・・泣いてしまった。
もう会えない・・そう思うと・・
そうシンジから言われるとおもうと・・怖かった。
でも・・そうじゃないと思いたかった・・ッ
こんな・・っ思いをしてるのは・・私だけでいて欲しくなかった。
「・・!
そんな顔・・するな。
また・・会える・・。
ーー会えるに決まってる。」
シンジは私にふっと近づき
私の・・涙をぬぐって、背中に腕を回した。
・・私だけじゃなかった。
私だけがこんなに寂しいだけじゃないんだーーっ
そう思うと涙がまた溢れ、・・ついで欲が出た。
「っーー!?
・・またっ・・またーー」
「?」
「また・・旅がーーできる・・っよね?
これが・・最後・・っじゃないっ・・よね?」
私はシンジに抱きしめられながら聞いた。
「あぁ。これを最後で・・終わらせたりはしない。
・・だが・・次は・・互いに記憶を取り戻した後、だ。」
「・・記憶・・っ?」
シンジの言葉がうれしいものの
記憶という言葉が引っかかった。
「そうだ。
祖母が・・お前に導いたときが初めて出会ったわけではなかった。
それより前に一度お前と会っている。
二度目は・・驚いたが納得した。
お前自身も記憶を封じているままなのだと、な。」
シンジは抱きしめる腕を解き、私を見た。
「そっか・・。
だから驚いていたんだね・・あの時・・」
私はシンジと会ったころのことを思い出した。
そういえばシンジは驚いていたはずだ。
ーー私のことに。
そしてもう一つ引っかかったことがあった。
「ねぇ、シンジ・・。
おまえ自身も・・ってどういうことなの?」
そう、これだった。一つ気になったのは。
「お前に俺は助けられたんだ。
そしてお前はそのとき俺の記憶も一部封じている。
つまり、お前は自分自身の記憶と俺の一部分の記憶を
封印しているんだ、過去に、な」
「そう・・なんだ。
私が・・シンジに・・。」
私は納得した。
だからシンジはあのとき驚いていて、
私が泣いたとき、助けられたと言い切ったんだ。
「そうだ。
そしてその記憶は俺とお前が傍に在ることで封印は増す。
逆に傍に居なければ封印は弱くなり記憶は取り戻せる。
・・もとは二度目にあったあのときに封印はとかれているはずだっただろうが。
とにかく、だ、次に旅をするのは・・」
「互いに記憶が戻るまでお預け・・ってことなんだね?」
私はシンジの言葉をさえぎって聞いた。
「フッ・・まぁそういうことだ。
じゃあな」
「うん、またね」
「「共に記憶が戻るその日まで」」
これが・・シンジと交わした別れの言葉だった。
きっと、
私は今まで作り上げてきたシンジとの思い出は心にしまっておくだろう。
そして・・新たに歩む我が道の糧として・・
精霊使いの名を下に
歩んでいくだろう
END
ようやく完結いたしました。
ここまで読んでくださりホントに感謝しています。
感謝し切れません。
さて、ここでようやく完結!!で・す・が!!
続編を出そうと思います。
そうですねぇー、タイトルは・・
『 聖魔精霊使い 』
です!!
続編なんでどうぞお読みください!!
っていってもまだ書いていませんが。
すぐに書きますので、これから読んでくださるとうれしいです。




