↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
盲目少女の転生記~聖女へと至る道~  作者: 海・海
第1章:エルフの村
PR
12/50

第11話:旅立ち

パーティーが終わったころにはもう夕方になっていた。


「さて、お腹も膨れたし、もう出発しよっか」


「「うん」」


「ちょっと待って!」


「「「!?」」」


突然やってきた女エルフ。私と同じ紅い髪だ。見たところ、たいして強くはなさそうだが、一応警戒しておく。


「そんなに警戒しないで。私はただ、話をしに来たの」


「何の話を?」


「あなたたち、この村を出ていくんでしょう?」


「半ば無理やりにだけどね。この二人も、私の友達だって理由で殺されかけた」


「ええ、でも、私はあなたたちの処分には正直納得していないわ。だから、村長を説得しようとここへ来たのだけれど、もう手遅れみたいね」


「用は済んだの?だったら早く出てって!」


「あたしたち、早く旅に出たいの!」


「それとも、邪魔をする気ですか?だったら実力行使も頭に入れておきますが?」


「いいえ、、ただ、そこのダークエルフと話がしたくて」


「いったい何のこと?村の人たちは殺していないわ。立派な正当防衛でしょう?」


村長に関しては過剰防衛だった気も無きにしも非ずだが。


「いいえ、ただ、ひとこと言いたかった。私が・・あなたの母親だってことを」


「! あなたが・・私の母親!?」


「ええ、ちなみにあなたの師匠は・・父親よ」


(師匠?いたっけそんな人?ああ!Aのことか。ってえええぇぇぇぇぇ!)

あいつが父親!私何回も殺されかけたんだけど!?実の娘を殺そうとしてたの!?アイツ!?


「今まで会えなくてごめんなさい。村長に厳命されていたの。あなたにかかわるなって。でも、殺されるって聞いていてもたってもいられなくて、ねえお願い。この村を出るって話、考え直してくれない?村長は私が説得するから」


「あなたが村長を説得できるとは思えない。背得できたとしても、周りが私を見る目は変わらない。もともとこの村は出るつもりだった。そもそも、あなたはなんで私をこの村にとどめるのに必死なの?」


「それは、母親だからよ!それ以外の理由がいるの!?」


「母親なら、なんで今まで愛情を注いでくれなかったの!?なんで今まで姿を見せてくれなかったの!?私、つらかったのに!?友達がいなかったら耐えられないくらい、とってもつらかったのに!?」


本当にそうだ。キキョウが、ミレイが、レイラがいなかったら、耐えられずに死んでいたか、この村の連中を皆殺しにしていたかもしれない。


「それは、ううん、ごめんなさい。でも、もう吹っ切れたわ。これからは、今まで注いであげられなかった分、いっぱい愛情を注いであげる。だから、この村を出ていかないで!」


「やめて!今更出てきて母親面しないで!」


「本当に、考えは変わらないの?」


そう言うコイツの声は、とても震えてて、後悔していることが見て取れた。でも・・・


「何があろうとも私の答えは変わらない。あなたを母親だとは認められない。だから、ごめん。

闇魔法『スリープ』」


「そんな・・どうして」 バタン



「遅いよ・・・遅すぎるよ・・」


そう呟いた私の声は・・とても小さく、消え入りそうな声だった。


「ねえアカネ、ほんとにこれでよかったの?」


「私は納得できないよ!だってこの人、本気でアカネちゃんを愛していたのに!」


「・・・それでも、私はこの人を許すことなんてできない。だから、こうするほかに道はないの。さあ、湿っぽくなっちゃったけど、そろそろ出発しましょう」


「「・・・」」


二人は黙って、私の後をついてきてくれた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] なるほど、Aは父親だったのか。 そして、母親は、行動するのが遅かった・・。後半、またでてくるのだろうか?
[気になる点] 会話 会話 会話 会話 会話 会話 誰が喋ってんのかさっぱりわからん 台本や紙芝居以上に情報が開示されていなさすぎて状況もわからん
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。