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ワタスベキモノ

本当に不定期で更新いたします。


暖かい眼で見て下さると幸いです。

メル達は、生きる為


自由を手に入れる為に


必要な物を手に入れるべく


悪鬼の根城へと入る。


カフエリ達にお金の必要性を


教わったメルは、化物が住まう場所。


メルが産まれた場所ならば


それがあると伝える。


最初は、人間族のユウが


悪鬼達が殺戮と略奪をした物など、持つのも神は許さない。


そう反対していた。


だがメグラとカフエリは意外と


現実的であり冷静であった。


これから先、自由に生きる為には、金が必要なのだ。


そしてメグラ達の着ている物は

ぼろぼろの奴隷の服なのだ。


こんな格好で町に入れば


直ぐに捕まりまた売られるのである。


それを聞いたフエンは、


怯えた眼で震える。


ユウは、一理あると諦め


探索へと入る。


正直に言えば元住人のメルがいる。


彼がいれば根城の罠や

ゴブリンの残党を退けられる。


これは宝の地図を持たされた

お使いともよべる程に好条件なのだ。


そこでメルと先頭に根城に入るのだが…。


メグラとカフエリの機嫌が悪い


それはそうだろう。


招かざる者が一緒に付いて来るのだから。


それは死滅の賢者グランであった。


ゴブリンジェネラルの首を


持って行ったと思えば


今後は、メルの観察をしたいと


付いて来る。


断れる程の力が無いカフエリ達は諦めるしかなかった。


だがメルは変わっていた。


グランと楽しそうに話をしている。


最初仲間に手を出さない条件として身体の一部が欲しい。


グランがそうメルに伝えると


魔族故に何の躊躇もせずに


己の左手を切り落とす。


それをグランに渡すのだ。


カフエリ達はそのやり取りを

途中から見ていて敵意むき出しでグランを睨む。


メルは、ゴブリンは2日もあれば

左手も元に戻るとなだめる。


グランは

(本当は血をちょっとだけ貰えればよかったんだけどな…。)


とメルの左手が入っている

道具袋を眺めていた。


(今度は、言い方を変えよう。)


そんな事を考えながら歩いていた。


先頭を歩くメルが右手を広げ

制止する。


どうやらゴブリンの残党が


三体程ウロウロしている。


恐らく動機は我々と同じく


生活に必要な物を探していたのである。


メルは、長剣を構えゴブリン達を斬り払う。


そのうちの一体がフエンに牙を剥く。


メグラがそれを許さず

強爪で切り裂いた。


もうこの根城には生命の音が

聴こえない。


残されたのは無念の想いと


死の香りのみである。


メルは宝物庫に案内すると


そこには様々な装備と


二週間位は贅沢できる程の

銀貨が納められていた。


メルは、夜目がきくが他の者には見えない。


松明に火をつけると好きなのを選ばせた。


メグラは、遠慮などせずに


目の前にあるものを片っ端から


身に付ける。


そして重すぎて逆に動けず


グランに馬鹿にされていた。


メルは、仲間ができて嬉しいと感じていた。


そんな光景を見ながら辺りの様子を探る。


するとユウが淡く光るロザリオに手をかける。


メルは慌ててそれを止める。


何故かと理由を聞くとロザリオの裏には無数の毒針が施されていた。


ユウは、血の気が引いていた。


するとロザリオの奥に見覚えのあるペンダントが見える。


それは、自分を産んだ者が身に付けていたペンダントである。


だがそれにも毒針の罠が仕掛けられていた。


だがゴブリンのメルには


効かない毒である。


それでも全身を襲う痛みは

伴う。


それでもそのペンダントだけは

自分で持ちたかった。


毒針をむしり取ると中身を

みる。


すると

愛する息子へ

メルフォードクラウディア


ペンダントに名前が刻まれていた。


これを息子へ返すべきだと

メルは握り締めるのだった。





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