80話
女好きにとっては最高のエールを贈られた瞬間、
「?」
信長は気付いた。重さの質が変わったことに。
まるでこれまでの重みがズレていると云わんばかりに、何かが変わった。
身体は今も重いけれど、そら見てみろ。
背中を丸めるしかなかったのに、今は完全に上体を起こせている。
今以って全身に常軌を逸した重量が圧し掛かっているし、満足に剣も振るえないけれど、立つことが出来た。
「……」
異変が齎した事実に驚愕し、狂乱の体で矢鱈滅多らクラレントを叩き付ける光秀。
信長は嵐のような連撃に対してしかし、先ほどまでよりもスムーズに対応出来ていた。
防戦一方だけれど、不思議とどれだけ経とうとも斬られるような気がしない。
「(コイツらの顔を見るに、別に何か特別なことをやったわけじゃなさそうだし)」
不思議そうな顔をしているのは信長だけではなく、その女達も同じこと。
彼女らはただ、信長のやる気が出そうな叱咤をしただけ。
この場で唯一可能性がありそうなマーリンも魔道のまの字さえ行使していない。
それにそもそも、マーリンにだってこの重圧を祓うことが出来ないのだ。
重圧は信長の想いに由来するもので、ラインを断ち切ろうとしたのだが弾かれてしまった。
これは光秀や雪斎の業がどうこうではなく、信長が規格外だからだろう。
「(じゃあ何で? そりゃ、良い女に支えられてるんだって男冥利にゃ尽きるけど……支える?)」
刹那、頭の中で何かが弾けた。
一つの解を出すと同時に、連鎖的に何もかもが分かっていく。
自分の思い違いも、本当は死者に対してどう向き合うべきなのかも。
「――――ハ」
乾いた笑い声と共に信長は、完全に己が肉体を取り戻した。
重さが消えたわけではない、ただこの重さは自分の望みを叶えてくれているのだから害ではないと心底から認識しただけ。
重荷でも負担でも何でもない、誰でもない織田信長が望んだ織田信長に良きものを与える良い意味での重さだ。
「馬鹿な!?」
防御からの流れるような反撃によって光秀の身体が流れる。
思わず漏れた悲鳴のような驚愕も無理からぬこと。
今の一連の動作、身体に重さを負ったままでは決して出来やしないのだから。
「……ありがとよ、お前が切っ掛けを作ってくれた。そして、最高の女神達が最後の一押しをくれた」
思い返してみれば、信勝を喪ってから自分を見つめ直す機会がなかった。
ただただ我武者羅に前へ前へ。他にやることが多過ぎたのだ。
そのせいで、本当はもっと早くにやっておくべきことが今の今まで後回しになっていた。
覇道を往く以上、多くの命を奪うのは明白で、だからこそ死者との向き合い方についても考えておくべきだった。
奪った命をどうとも想わない人間ならともかく、想ってしまう人間ならば考えてちゃんと答えを出さねば自壊するのが自明の理。
幸運なのか不運なのか、信長はそれでも此処まで来れるだけの強さがあった。
それゆえ、答えを出す必要性に迫られずに此処まで来てしまった。
だが、ようやく必要性を感じて改めて自身に問い直すことが出来た。
そして、多くの手助けを借りてようやく答えを出せた、たった一つの答えを。
「死ねばさ、皆土に還るんだ。命はどんな終わりであっても、最終的に土へと還る。俺達が踏み締めているこの大地に」
上段から振り下ろされた一撃を半身で回避しざまに腹へと拳を叩き込む。
「ごっぉ……!?」
何だこれは、何だこの重さは? 触れるような何でもない一撃だった。
信長の放ったボディブローはボディブローとも呼べぬ代物。
だと云うのに凄まじい重さを以って光秀の芯を軋ませた。
「死んだ連中はな、そんなつもりはないのかもしれねえ。
だが少なくとも俺にとっちゃ支えなんだ。迷わず、少しでも躓かないようにって踏み締める大地となって俺を支えてくれてるのさ」
信勝が謀反を起こす前の自分を思い返す。
未来への展望なんて何もなくて、ただ"織田信長"をなぞりたくないと云う想いだけだった。
でもなあ、それじゃあんまりにも人生つまらないだろう。
何か目的があって、そのために必死になれる生き方のが良いに決まっている。
"ハ! そうでもねえさ。此処で何もかんもに目ぇ逸らして背を向けちまったら俺は俺が赦せなくなる。
通すべき筋を通さない、そんな生き方をしたくはない。したくないことを俺はしない。
全部放り出して好き勝手生きる、そんな道を選ぶつもりは毛頭なくて、家を継ぐってのは俺が俺の意思で選んだ道だ。
確かにお前の喪失と云う要因はある、だがその上で自分がどうしたいか。己に問いかけ定めた道だ"
かつて信長は信勝に対してそんな言葉を云い放った。
今にして思うと、これは半分間違いで半分正解だ。
信勝の喪失と云う要因はあると云ったがそれは違う。
ある意味ではそうだが、こうして天下を目指したのは信勝の夢だから――と云う理由ではない。
今まではそう思っていたが、勘違いだった。
「結局、俺がしたかったことなんだ。ただ、障害は多いし道筋も分からねえ。
面倒そうだなって思って自分の気持ちを誤魔化してたが、世の中変えたいと思ってた。
あちこちで馬鹿みてえに殺し合っててまるで楽しくねえんだもんよ」
遅かれ早かれ、気付いていたことなのだと思う。
ただ、自分の力で気付く場合はもっと紆余曲折があったことだろう。
「織田信勝は自らの死によってあなたが本当に望む道を示したとでも云うのか!?」
「アイツにゃそんな気はなかっただろうが、残された生者たる俺がアイツの死に意味を見出すならそうとしか云えねえ」
信勝の願い云々は結局のところ、後付だ。
一番最初にあったのは信長自身の願いで、信勝は迷いと惑いの遠回りを省いてくれただけ。
「まあ、今の今まで気付けなかったがな」
己に問い掛け、織田を継ぐことを決めたのは間違いではない。
しかし根底にある自身の望みを今の今まで見逃していた。
だが気付いてしまった、信勝の夢は二の次で本当は自分がしたかったことなのだと。
「詭弁を! 支えてくれていると云うのであれば何故、あなたは押し潰されそうになっていた!?」
あの超重獄こそが死者を重荷と想っている証拠であると光秀は糾弾する。
だが、
「あの重さもまた、俺の望みなのさ。俺は死者を支えとして歩いているが、同時に別の役割も見出している」
生者の自己満足ではあるが、死者とどう向き合うかと云うのは生きている以上、避けられない命題だ。
それこそ何をも愛していない人間ならば別だが。
「俺は、これまで多くと対立し、多くを喰らって前に進んで来た」
「そうだ! だからあなたはそれらを無駄にしてはいけないと自分を追い詰め……」
「追い詰めてるわけじゃねえんだよ」
重さを顕現させられたことで信長自身も途中まではそうだと思っていた。
だが違うのだ。死者は自分を支えてくれていると云うシンプルな答えに気付いてしまえば重さについての解も導き出すことが出来た。
「想い、願い、そんなものに貴賎は存在しねえ。
俺に敗れたからと云ってじゃあそいつが抱いていた想いが軽かったって云うのは違うだろ?
義元も、信玄も、謙信も、それぞれ確たる重さを備えた想いを胸に戦っていた」
どれだけ俗なことであろうとも、軽くはないのだ。
軽かったのならば楽に勝てるだろうし、その後には記憶にだって残らない。
「だったら、そいつらに勝って今も生きている俺が軽い男じゃあカッコがつかねえし死んだ奴らも報われねえ」
とは云え根拠の無い自信を抱けるほど暢気な性質でもない。
自分にしか理解出来ない論理であろうと、自分なりの理屈をつけねば納得が出来ない。
「つっても、自分の重さがどれほどかなんて分からんだろ?
だが、直に敵対してその重さに触れた奴らのものならば分かる。
だから、一つ勝つごとに背中に乗せてるのさ。義元に勝った、ならば義元の重さ分は確実に存在している――ってな具合でな」
そうやって積み重ねていくことで次に相対する者にも一歩も退かずに立ち向かえる。
いわば自信だ、信長が求めていたのは自信。
自分を信じるための根拠として死者が抱いていた想いの重量を背中に乗せているのだ。
これまではそれに気付くことが出来なかった。
自身を見つめる機会がなかったから、だからこそ先ほどまで信長は苛まれていたのだ。
しかし気付いてしまえばこの通り、
「さっきまでの重さは最早俺を害するものではなくなった。そりゃそうだ、俺が必死こいて培った"自信"そのものなんだからな」
それが信長を害すると云うのでは道理が通らないだろう。
自信と云うのはポジティブな概念であり、決してネガティブなものではないのだから。
先ほどまで害となっていたのは正しい形が見えていなかったからだ。
しかし、見出してしまえば――正しい形を取り戻すことが出来たならば決して信長を害することはない。
「折れそうになった時、背中にズンと来るのは別に後ろめたいからじゃねえ」
死んだ者の命を無駄にしてはならない、なんて強迫観念ではないのだ。
これまではそうだと誤解していたけれど、全部が分かった今、キッパリと違うと云い切れる。
「自信を再確認してただけなんだよな」
しんどいな、やめてしまおうか? なんて思ってしまうような障害を前にした時。
それを乗り越えるために自分がこれまで積み重ねて来た自信を再確認することで障害に立ち向かう勇気を育むのだ。
「出鱈目を! またそうやって誤魔化して前へ進もうとしているだけだ!」
「誤魔化し? だったら耐えてみろよ!!」
力いっぱい握り締めた拳を今度は触れるような手抜きではなく、渾身の一撃として光秀の腹に見舞った。
「――――!?」
それは想像を絶する威力で肉体を穿ち光秀の膝を折った。
今の一撃で全身の骨が砕かれたのだ、立っていられるわけがない。
クラレントの力でトコトンまで強化されているはずの肉体ですら耐えることは叶わず。
信長がこれまで培って来た自信はそれほどの重さを備えているのだ。
「重いだろ? 親父の拳はよ」
答えを得たからとて、大切な人を喪った痛みが癒えることはない。
信勝を始めとして長政やお市への罪悪感だって拭えちゃいない。
それでも、それら総てを飲み込んで堂々と進むことこそが信長にとっての真実の正答だ。
彼らの想いもまた、自身を形作る重みの一つだから。
「そんな……そんなそんなそんなそんなそんなことがあってたまるものかぁあああああああああああああああ!!!!」
両の手で血が滲むほどに握り締めたクラレント、その力を最大限にまで引き出す。
しかし、聖剣や魔剣の担い手たる器を持たぬ光秀だ。当然、その反動は大きい。
あちこちが罅割れ、遠からず自壊するだろう。
信長はただただ防いでいればそれで済む。けれども、
「ケリ、つけなきゃな」
聖剣を鞘に納め、代わりに引き抜いたのは宗三左文字。
この局面において、これ以外はあり得ないのだ。
クラレントによる大上段からの振り下ろし、宗三左文字による下段からの切り上げ。
一瞬の交錯、重なる刃、その後に倒れたのは――――
「……俺の勝ちだ」
鮮血を撒き散らしながら、仰け反るように地に倒れた光秀と傷一つない信長。
此処に、親と子の死闘は幕を下ろす。
大地に倒れ、天を仰ぐ光秀の瞳には涙が浮かんでいた。
悲哀、後悔、雑多な負の感情に起因する涙だ。
此処まで人様を巻き込み、甚大な被害を出しておきながら何をと思うかもしれない。
実際、巻き込まれた人間からすれば光秀は悪でしかないのだが辛いものは辛いのだ。
「お前のやったことは云い訳のしようもないくらいの悪だよ」
それでも、
「間違った行動を取ったが、それでも俺を想う心が起点なんだ。その想い自体を、俺は否定しねえ」
すまない、駄目な父親のために気を揉ませて。
ありがとう、こんな父親の幸せを願ってくれて。
真っ直ぐな誠心が、今ようやく、光秀の頑なに閉ざされた心を切り開く。
「とう……さま……」
自身の出生を疎み、父と慕いたくても親として慕うことすら罪だと思っていた。
そんな彼女だけれど、今わの際、初めて心から願っていた言葉を口にすることが出来た。
そして、
「――――おやすみ、茶々」
心から望んでいた言葉を貰うことが出来た。
生年不明、齢不明、後の歴史においては謎に包まれている明智光秀。
真の名を捨てその名を騙った少女は今、静かにその生に幕を下ろした。
信長はそっと手を翳して開かれた瞳を閉じてやり、ほんの少しの黙祷を捧げた。
「……」
そして無言のまま、傍らに突き刺さっているクラレントを引き抜く。
千年を生きる魔女マーリンの最高傑作聖剣エクスカリバーですらも独自の進化を遂げさせるほどの器を有するのが信長だ。
クラレントなどと云う浅ましい妄執から生み出された一振りなどあっさり掌握してのけた。
先ずは制御装置たる雪斎を引き剥がす――までもなく彼女はクラレントから離れ顕現する。
そして、
「ハハハハハアアアアアッハハハハ! どんなに綺麗に云い繕ったところであなたは我が子を殺した!!
そして、その事実が深く心を苛んでいる! 上っ面で装うとしたってその心の動きは――――」
「マーリン、黙らせろ」
信長の命令と共に哄笑を上げていた雪斎の口が縫い付けられ、同時に四肢が捻り切られた。
そんな雪斎を冷たい目で見下ろしながら、信長は裁定であり報復を口にする。
「お前は殺さんよ、殺したところで堪えんだろうからな」
笑っている哂っている嘲笑っている、未だ雪斎はワラっている。
だが、これ以上その薄汚いニヤケ面を拝む気は毛頭ない。
「――――ゆえに最も大切なものを奪おう」
「!?」
異変は直ぐに訪れた。
先ほどまでのニヤケ面は何処へやら、雪斎は驚愕と苦悶の表情でのたうち回り始めた。
「義元の、最も愛する者の記憶を奪う。忘却の呪いだ。それは脳髄ではなく、魂魄に刻まれる。
分かるか? 仮に今回みたいに魂魄を分割した器を用意していたところで意味はねえ。
伝染するのさ、お前の魂魄が存在する限り何処へでもな。
想う心はものじゃねえ、だからどれだけ記憶を消してもまた思い出すかもしれねえ。
だが、思い出させはしない。どれだけ胸を締め付けるような切なさに苛まれようとも思い出した瞬間からまた忘れていく。
答えに辿り着くこともないまま、夢幻の如くに消え去る。完成しない砂の城を作り続けているようなもんだな。
記憶が蘇りそうになれば自動で消えるような呪いを編んで貰ったし、解呪も不可能だ」
マーリンの業であると云う理由もあるが念には念を入れて雪斎が用いる魔道の業を封印するのだから。
しかも、ただ縛り付けるような封印ではない。
魔道の業を振るおうとした傍から練った力が消えていく、底の開いた桶のような状態にするのだ。
「酌めども酌めども満たされぬ器、しっかり用意してやった」
転がっている雪斎の顔に手を翳すと、ずるりとその魂魄が摘出された。
信長は引き摺りだした魂魄を持ってマーリンに歩み寄る。
彼女は一度だけ頷き、十代前半ほどの少女の肉体を倉庫から取り寄せた。
「分かるかしら雪斎。私が造ったホムンクルスよ。信長様と私の精を以って製造したの。
これは先天的に魔道が使えぬよう、力を練られないように細工してあるわ。
最初から欠陥品、例え他の魔道の徒ですら最初から欠落しているものを埋められはしない。
そして、肉体を交換することも出来ないわ。これは牢獄、決して解放されることはない。
放置していても問題はないだろうけど、一応牢番もつける。誰か分かるわよね?」
マーリンだ、マーリン以外にはあり得ない。
そして彼女の監視がある限り、他の人間に協力を求めたところで邪魔をされる。
いやそもそも、マーリンがそれ専用に造ったものを超えられる魔道の徒が存在するのか?
魂魄だけとなり声も発せぬ雪斎は恐れ慄き信長の手より逃れようとするが無駄な足掻きだ。
「お前はこれから憎きこの俺の精が混じる肉体と共に生きていくのさ、大切なものを喪ったまま――――永遠にな」
悪意に満ちた笑顔が浮かび上がる。
信長は決して手温い真似はしない、トコトンまで追い詰めるつもりだ。
「不老不死の法をかけてある。死にたくても死ねないぞ、永遠にお前は虚無を抱えて生きていくんだ。
狂うことも出来ない、そうなった時のために心を回復させる術式も刻んであるからな」
やめろやめろやめろやめてくれ! 雪斎の声なき叫びも虚しく、信長はホムンクルスにその魂魄を叩き込んだ。
同時に、義元の記憶が完全に消え失せる。
「あ、あぁ……!!」
織田信長、憎き憎き男。でも――――どうして憎いのだ? 分からない、分からない。
「■■■■、聞こえないだろ? 認識出来ないだろ? 文字も同じだ。お前はどうやっても愛した誰かに至れない」
そう、そうだ。愛した誰かが居たのだ。
でもそれは誰だ? 大切な人のはずなのに思い出せない。
顔も声も、どんな些細な情報ですら思い出せない。
「あぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
髪を振り乱し、狂うような哀切を叫ぶ雪斎を一瞥し、信長は背を向けた。
もう用はない、興味もない。
ふぅ、と溜息を一つ吐いて信長は最後の仕事に取り掛かる。
「……さあ、あるべき場所に還りな」
天に翳したクラレントから無数の命が噴き出す。
消費されてしまったものは、もうどうやっても戻せはしない。
それでも残っている命は肉体を奪われた者らはその肉体ごと現世に戻ることが出来る。
生命力だけを奪われたものも回帰することで立ち上がれるようになる。
光の雨は流星のように日ノ本全土に降り注ぐ。
「マーリン、蘇った東軍の自我を持っていた連中と同じく自我を保持していた毛利と長宗我部の人間を捕縛してくれ」
「もう済ませたわ」
彼らを捕らえるために真っ当な戦をするつもりはない。
何せ彼らは雪斎に協力を示し、魔道の恩恵を受けていたのだから。
ちゃちゃっと全員の罪を弾劾して民の前で公開処刑だ。
精々、日ノ本中の憎しみを背負って死んでもらおうと信長は哂う。
舐めた真似をした輩に対してかけてやる情け容赦など存在していないのだ。
己が子まで手にかけたのだから、他人に対しては云わずもがな、だろう?
「そりゃ結構、仕事が早いな」
頬を緩ませた後、大きく息を吸い込み信長は宣言する。
「――――今、この瞬間を以って乱世は終わりだ」
こうして、戦国最後にして最大の戦、関ヶ原の戦いは終結し、太平の世が幕を開けた。
明日の五時に最終話とエピローグを投稿します




