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宮坂家ほのぼのカレンダー  作者: 文具屋太郎
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宮坂家の海だ~!! その1

 夏休み初めの、七月最終金曜日。

「え~と、日焼け止めは持ったし、水着もオッケイ」

「フィンとゴーグルとシュノーケルっと~♪」

「えーと浮き輪に穴はないかなぁ。大丈夫かなぁ」

「う~み、う~み、う~み♫」

文香さん、陽菜さん、美咲さん、颯太君がドタバタと忙しそうに持っていく荷物の確認をしています。

「あなたに、父さん。ここにある荷物を、軽トラの荷台に積んでおいて」

「「おー!」」

宮坂お母さんは、荷物を軽トラに乗せるよう、宮坂お父さんとお祖父ちゃんに頼みます。

「ただいま、ミニバンの燃料満タンにしてきたわよ」

「ありがとう母さん」

宮坂お祖母ちゃんは、ガソリンスタンドでミニバンに燃料を入れてきました。


 明日は、宮坂家みんなで海水浴。その準備でてんてこ舞い。宮坂お父さんも有給を使って、今日はお休みを取りみんなで準備。

 たかが土日の一泊二日ですが、何しろ8人家族の海水浴はやたらに荷物が多くなります。それぞれの水着やらから始まって、浮き輪にビーチボール、砂遊びの道具に、ビーチパラソル、さらにはバーベキュウセットにテントまでと、てんこ盛り。宮坂家の自家用車の8人乗りミニバンでは足りず、軽トラまで出場しての大所帯。


 家族みんなで賑やかに、夕方になるまでかなりの時間をかけて、漸く準備を終えて、もう明日出発するばかりに。


「さて、明日は朝早く出発だから、手っ取り早く今日はファミレスに行って夕飯食べて、早く寝るぞ」

お祖父ちゃんの号令で、みんなでごく近所のファミレスに行き夕飯。

 普通の夕飯刻より少し早目の時間のせいか、待つこともなく奥にある大テーブルに案内され、子供達はさっそくドリンクバーへ。

「颯太は何飲む?」

「メロンソーダ!!」

背が小っちゃくてジュースサーバーに届かない颯太君に代わって、美咲さんがジュースを淹れてくれます。

「ちょ!ちょっと陽菜!アイスコーヒーとコーラ混ぜてどうするの??」

「うん?結構おいしいかも」

「あなたの味覚って・・・」

いろんな飲み物を混ぜて飲んでみる陽菜さんに呆れる文香さん。

大人達は、明日の英気を養うと、生ビール。

 しばらく、飲み物を飲んでいると、ほどなくして注文の品が。

お祖父ちゃん、お祖母ちゃん、陽菜さんのがっつり組はサーロインステーキのごはんセット。和食好きのお父さんはとんかつ定食。お母さんと文香さん、美咲さんの女子組は夏野菜たっぷりパスタ、ちいいちゃい子担当の颯太君は、キッズメニューの煮込みハンバーグプレート。


 家族でわいわいと明日の予定の話などで盛り上がり、

「ほら颯太、これもちょっと食べてみる?」

「うん!あ~ん」

それぞれの料理を颯太君にあ~んで食べさせたりしながら、楽しい夕食のひと時を過ごします。

料理も食べ終わり、お母さんが

「さて、そろそろ」

と言うので、お祖父ちゃんが

「それじゃ、会計を・・・」

と言いかけると、女性陣から

「「「「「デザートにしよう」」」」」

との一言が。

「・・・ハハハ、甘いものは別腹と言うやつですか」

と、お父さんが苦笑いを浮かべています。

 お祖母ちゃん、お母さん、陽菜さんはチョコパフェ(いや、それでかくないですか?)美咲さん、文香さん、颯太君はイチゴのショートケーキを頼みます。

 一方、お祖父ちゃんとお父さんは巨大なチョコパフェをパクパク食べる自分の奥さんと娘を、見てはいけない恐ろしい物を見てしまったような目で少々怯えて見ているだけでした。


 みんな満足(お祖父ちゃんとお父さんは、見てるだけで胸焼け)してファミレスを後にして家へ。

明日は早朝出発なので、みんな9時には布団に入り、それぞれ楽しい夢の中へ入っていきました。



翌朝。

夏の太陽が昇り始める前の早朝。


「戸締りは良しと。さて皆さん、準備は良いですか?」

「「「「はーーーっい!!!」」」

 宮坂お父さんが子供たちに声を掛け、こんな早朝にもかかわらず、寝不足なにそれ、おいしいの?という顔の家族みんな元気にお返事。

「はい、みんな車に乗って」

と、お父さんが声を掛けたところで、三姉妹の誰が颯太君の横に座るかで、一悶着。

結局じゃんけんで決めることになり、結果颯太君の隣は美咲さんに。

 一旦、ミニバンには運転手がお祖父ちゃんで助手席がお祖母ちゃん、二列目が颯太君に美咲さん、三列目が文香さんと陽菜さん、軽トラはお父さんが運転の助手席がお母さんと席割が決まりかけましたが、

「え~、姉ちゃんの隣、お説教されそうでヤダー。私お父さんと軽トラに乗る!!」

とお父さん大好きな陽菜さんが言って、さっさと軽トラの助手席に乗り、シートベルトをしてしまいました。

「「あー」」

 それを見て、お母さんと文香さんがなんとなく残念そうな声を上げます。

 お母さんは、お父さんと二人っきりでいたかったのに、それに文香さんは、なんだかんだで陽菜さんといるのが楽しかったのに、二人とも当てが外れて少々がっかりしてしまったようです。

 まあ、そんなこんなでバタバタしましたが、無事みんな車に乗りいざ出発。早朝の人気のない街路を走り抜け、最寄りのインターチェンジから高速道路へ。

 さてさて、宮坂家の海水浴旅行、どんな楽しいことがあるやら。

 2台の車は真っ青な海を目指して高速道路をスイスイと快走していきます。


つづく



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