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異世界迷宮の追従を  作者: えぁりん
♯第六章 飛躍
91/394

§090 激辛

シルクスでは希望通りカンテラを購入できたが、

食材の方は加工が難しかったので諦めた。

カンテラの入っていた木箱は持って帰れないし、店に引き取って貰った。


家に帰る前にトリアに立ち寄り、

夕食の揚げパンを買って台所に置かれた皿に乗せた。


「まだ夕食の準備には早いですね」

「そうだな、さっきの服をアナと一緒に着てみたらどうだ?」


「あっ、そうですね、そうさせて頂きます」


服はナズのリュックに入っている。

自室に急いで駆けて行った。


2人の着替えが終わるまでは、特にする事がないな・・・。


途中で見に行っても嬉しさ半減だし、

まずは完成された状態を見たい。

脱ぐ時はしっかり見させて頂くが。


・・・。


そういえば自分はMP全解放を使用した。

魔法使いを取得したのではないだろうか?


これはチャンスだ。


どの位の量の魔法が使えるのか。

一度に出せる水はどの程度なのか。

調べておく必要がある。


Lvアップの上昇量も記載して置けば、

今後の育成計画にも役立ちそうだ。

ミチオ君はある程度Lvが上がってから風呂を入れたので、

MPの上昇量については本人にも自覚が無かった。


 ・フジモト・ユウキ 人間   男 21歳 探索者  Lv38

  設定:探索者(38)魔法使い(1)


 ・BP136(余り127pt)

   キャラクター再設定   1pt   詠唱省略        3pt

   ジョブ設定       1pt   ワープ         1pt

   2ndジョブ      1pt


実験なのだし、ひとまずステータス配分はこれでいい。


風呂場に行き、栓をめた状態でウォーターウォールを出す。


平たい水柱が立っているが、重力に逆らってモヤモヤしている。

縦に向けて揺れ動く波紋なんて初めて見た。

物理学者が見たら卒倒するぞ、これ。


しばらくすると、出された柱は支えを失ったかのように一気に崩れ落ち、

風呂桶の底面に打ち付けられて、水だけが残った。


1回目は何ともなかった。

水は風呂桶下面に少し集まったが、全体を覆うまでには至らなかった。

表面張力のせいなのか、水は壁を出していた付近で濡れ固まっている。


2回目のウォーターウォールも特に問題はない。

ステータスに影響大の英雄は外して置いた。


探索者も移動魔法を持っているが、

迷宮内の移動ではMPが枯渇するような事は無いのだろう。


以前、コラージュコーラルを大量に倒した時に相当回数ワープを使ったが、

それによってMPが枯渇した事は無かった。


つまり、迷宮移動魔法ダンジョンウォークは消費MPは少なく、

それは最大MPも少ない事と一致する。


水は風呂桶の底面を一応満たした。

2回目で1センチほど。


膝下の30センチまで60回、

股下の60センチまで120回・・・。


おい、めろ。


Lv1で120回も唱えられる訳がないじゃないか。

無理な事は解かってやるのも・・・。

いやしかし、実験はしておかねばならない。


沸かすとなると火魔法も必要になる。


ジョブ20個で遊び人が取れたのだから、

一緒に出せば問題はないと思うが、

2回に1回火魔法を混ぜるとなると、

風呂に入るために必要な魔法の使用回数は180回だ。


アホくさ・・・やめたら?こんな風呂。†


いや、じじじ実験は大事だ。

限界まで何回撃てるかの問題なのだ。

今日、風呂を入れる訳じゃない。


3回目のウォーターウォールを作り出す。

火魔法は少なくていいのだから、

遊び人ジョブでセットするのは水魔法だろう。


遊び人、魔法使いの順にジョブをセットして、

水魔法と水魔法か、水魔法と火魔法の順に唱えればいい。


Lv1だしそう何度も使える訳では無いが、

今やってみても良いだろう。


ジョブ設定画面を開いて遊び人を探す。


 ・フジモト・ユウキ 人間   男 21歳 探索者  Lv38

  設定:探索者(38)魔法使い(1)

  取得:村人(5)英雄(29)戦士(30)剣士(34)商人(30)

     色魔(1)奴隷商人(1)騎士(31)賞金稼ぎ(31)

     暗殺者(1)武器商人(1)防具商人(1)農夫(1)

     薬草採取士(30)錬金術師(1)料理人(1)盗賊(3)

     村長(1)


んー?


目をごしごししてみたが、

目をつむってもウインドウは表示される。


目がおかしい訳じゃなくて、自分の認識がおかしいのだ。

ジョブは・・・1,2,3・・・20ある。

遊び人は無い。


何で?

何か足りなかったか?

前提条件が足りないとか?


全ジョブ1回ずつセットしてみるとか、

スキルを全部使えるだけ使うとか?


・・・はっ。


ミチオ君は早期に僧侶を取得していた。

ベスタが加入した時点で神官にもなっていた。

必要ジョブ数は20ではなく、22の可能性だ。

自分が本編を読む際に数え間違えた、いや読み違えた。


或いは、自分で解放したジョブしかカウントされない可能性。

例えば村人は初期ジョブなので数えない、とか。

村長だって任命を受けただけなので、解放したとは言えないかもしれない。


つまりあと2つジョブを取らねばならない。

今すぐ取得できるのは僧侶だろう。

1層の芋虫をパンチで・・・いっ、嫌だ。

3層のコボルトをパンチで倒す。


そうしたら・・・神官は滝行だったはず。


滝・・・。

無いぞ、この地方には。

見渡す限り荒野だ。

どうするんだ?


ではやはり、盗賊を鍛えて博徒しかあるまい。

明日は盗賊と魔法使いの2本立てで

経験値をすべてに絞って、早期に盗賊Lv30を目指そう。


それより今は、MPの限界値を探す事だ。


・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


5回ウォールを作ってみたが、これ以上は厳しい。

最初の3回と合わせて8回だ。

魔法使いの初期MP量は単純魔法8MPと認定した。


MP回復速度上昇20倍を付けて、その場に座った。

サービスで大工から頂いたミニ桶をひっくり返して座ったのだが、

座ってみて気付いた。


風呂用の椅子が必要だ。

ハッピーバスタイムには椅子が必要だ。

風呂に入って満足するためには椅子が必要なのだ。


多分家具屋には売っていない。

自分でデザインしてウッツに任せよう。

作って貰うのは勿論、例の椅子だ。

何も言うまい。


後は、石鹸置きに垢擦り用のタオルの掛柄、ランタンを掛けるフック。

手桶もあれば石鹸を流す時に便利だろう。


それから体をごしごしとこする垢すり。

手拭いや持ち込んだタオルではなく、

もっとゴワゴワした雑布・・・いや麻布の布地があればいい。


無ければ麻袋と手拭いを張り合わせた物を

ジャーブに縫い合わせて貰うか。


さっきから風呂にかける情熱がやばい。

ドーパミンが溢れてくる。

気力は充実だ。

自分はまだやれると思う。


・・・MP、回復した?

速いな、流石20倍だ。


この短時間でどのくらい回復したのかも探ってみよう。


・・・


2回でさっきと同じ状態に戻った。

ここが躁鬱の境目ラインなのだろう。

2発分回復するのに1分くらい?


20倍だから、通常は1発分回復するのに10分だ。

そういえばルティナがパーティに加わった際には、

範囲魔法を2戦闘に1回位のペースで使っていた。


厳密には1分も経ってはいないと思うから、

1発分回復で7~8分と考えると、

これは一般的な探索者が1戦を終わらすのに丁度良い時間だ。


魔物を探す時間を含めて1戦2発、

・・・初心者の魔法使いはそういう戦い方なのだろう。


全MP量で考えると、今の自分は8回が限界だ。

全快まで8分としても、180回分までは120分位掛かる。

2時間ここで魔法を撃ち続けるとか、もう狂気の沙汰だ。


MPの総量が増えたら回復量も上がるのだろうか。

多分そうだろうな、総量の割合で回復はありえそうだ。

でなければ、迷宮の深部でも1戦2発では魔法使いが強いとは言えない。


実験はこの位にしておいて、風呂の栓を抜いて水を捨てた。

もう2人を見に行けば丁度良いだろう。


自室に戻ると、2人が整列して立っていた。


「ご主人様、お帰りなさいませ。

 それに、このような高級な服を着させて頂き、感謝致します」


折角いい服を着たのだが、この2人は直立だ。

色々ポーズをしてくれると嬉しいが、奴隷には無理か。


「ああ、ナズが選んだのだ、動きやすそうか?」

「はい、これならば迷宮でも十分に動けますし、何より丈夫そうです」


「そうか、ナズ良かったな。合格だとさ」

「はい、アナさんに喜んで貰えてとても嬉しいです」


「ナズも、やはりその服で良かったな。良く似合っている」

「そうですね。これなら可愛らしいし、迷宮でも戦いやすそうですね」

「あ、足が出てちょっと恥ずかしいのですが、

 前よりは動きやすいと思います」


「どうせ迷宮では足にも鎧を着るんだし、問題無いだろう」

「いえ、お買い物とか、酒場とか・・・」


「いいじゃないか、見せ付けて来い」

「は・・・はぁ・・・」


「それじゃあ、ナズに仕事だ。これを合成してくれ」

「これは、またミサンガですね?かしこまりました。

 今ぞ来ませる御心の──」


手元に残ったミサンガを渡してきたが、そのまま返した。


「アナに渡せ」

「かしこまりました。どうぞ、アナさん」


「え?あの、これは・・・あっ、かしこまりました、頂きます」


アナは手首に巻こうとしたが、手枷があるので苦労しているようだ。

と言うかその手枷、何なの。


「その手枷、取れないのか?」

「ええっと、普通に取れますが」


「何で着けているんだ?」

「奴隷だからですが・・・」


「ずっと着けっぱなしでは痒くならないか?」

「たまに外して洗っております」


そ、そうなんだ。知らなかった。

と言うか、自由意思で外せるものなんだ。

ロックのような物は無い、只の皮のベルトだし。多少はね?


「そこまでして着ける物なのか?」

「外せと仰られませんので」


そうなんかーい!


てっきり、奴隷になったら自動で付くマジックアイテムだったとか、

奴隷身分の者は手枷や首枷をしなければならないとか、

そういう法律があるかと思ったが違うようだ。


そういえば、自分が奴隷に落としたヴィーには何も付いていなかった。

覚えていないが、トリアの子息もそうだったと思う。


暴れたり言う事を聞かない奴隷を躾けるつもりがなければ、不要な訳だ。

売買する際に、逃げたりしないようにするためだけの物かもしれない。


じゃあ外せよ!


「邪魔なようだから、今後は取ろうか」

「かしこまりました」


「首も要らないよな?」

「そうですね」

「わ、私は着けておきます」


そういえばナズはこれのお陰で絡まれないで済むだとか言っていた。

ナズにはあった方が良いのか。


「では私も、首の枷は残しておきます」


「えっ、何で」

「同じ一番奴隷として、私だけが外す訳には参りませんので」


「り、律儀だなあ・・・」

「ア、アナさんは良いのですよ、外して下さい」

「大丈夫です、ナズさん。私達は同じなのです。

 私もこれがあって嬉しいと思っています」


そ、そうなのか。

ソフトM?

・・・いや単に忠義が大きすぎるだけなのだろう。


「ただいまなさい!」


ヴィーが帰って来た。

変な言葉だから多分ブラヒム語だろう。


廊下に出迎えてやると、ジャーブも部屋から出てきたようだ。


ジャーブは桶を見せて手でバツをつくり、首を横に振った。


「あれ?水汲みは?」

「今日は俺がやっときました・・・ので、

 ヴィーには今日は必要ないと伝えました」

「ニィちゃんありがとう!」


「えっ?」


ジャーブが驚きの顔でヴィーに注目した。


「ちょっと解かるようになったみたいだな」

「本当ですね、凄いです」


アナが褒めた。


ヴィーはキョロキョロとアナと自分を交互に見る。

今のアナの言葉は解らなかったか。

流石にまだそこまでは至っていないらしい。


自分の仕事である水汲みと、それから多分買い物について、

今日は勉強してきたのだろう。


商館もなかなかやるではないか。

生活に必要な分でいいと注文したから、

挨拶、仕事、それ以外の順番なのだろう。


「アナ姉ちゃんは凄いぞってお前を褒めたのだ」

「ありがと!お姉ちゃん」


ヴィーの頭を撫でて、夕食まで部屋でゆっくりして良いと命じて置いた。


納屋からランタンを取り出し、各部屋に置いて回る。

自室の机に1つ、ジャーブの部屋の机に1つ、台所にも1つを置いた。


壁掛けランタンを使うにはフックが必要になる。

ひとまず、廊下と風呂場の床に1つずつ置いて、

もう1つは自室に置いて付属のハンドルを付けた。

これはナズ専用だ。


余りは棚にしまった。

壊れた場合の予備として、もともと1つ欲しかった。


それぞれにオリーブオイルを2つずつ入れて油を補充した。

以前たくさん狩っておいて良かった。


ついでに棚からレシピブックを取り出して、

書斎机から持ってきたパピルスに、

ピックアップしたレシピをメモする。


今日はさっそくナズと一緒に食事を作ろうと思う。

折角だし、一緒に買い物に行くところから始めようか。


唐黍粉とうきびこが手に入っていたならトルティーヤを、

そうでなければピザトーストを作ろう。

2つのレシピをメモして、再び本を棚にしまった。


ナズは自室におらず、台所でアナと2人一緒に座って何かを話していた。


「ナズ、今日は一緒に食事を作ろう。作りたい物があるのだ」

「かしこまりました」


「それでは、私は掃除をしておきますね」

「いや、うーん、解った。宜しく頼む」


「何をお作りになるのでしょう」

「以前頼んだトウモ・・・唐黍粉トウキビコはあるか?」


「はい、それは・・・こちらですね」


日本で良く売っている小麦粉2袋分くらいの量が

簡単な作りの木枠の中でパピルスにくるまれていた。


「結構買ったんだな、大丈夫だったか?」

「元々1つがこの量で売っておりました。

 これで500ナールですので、それほど高い訳ではありませんでした」


確かに、料理に振りかけるアクセント調味料としては

これだけあれば高くはない。

だが小麦粉のようにここから生地を作るとなると絶対高い。


「では唐辛子は?」


「それなのですが・・・。

 唐辛子はレッドスパイスと言う名前で探索者ギルドで売っておりまして、

 ひとつ720ナールと高額でした。

 一応、2つ買ってみたのですが、これで足りますでしょうか」


レッドスパイス・・・。


名前からするに、スパイススパイダーの上位の魔物が持っていそうだ。

ドロップ品で720ナールなら、買取は1/4の180ナール。

こちらも結構な高値だ。


ナズに買わせず、3割引で自分で買った方が良かったかもしれない。

と言うか、そもそも何がドロップ品なのか知らないと、どうしようもない。


「ではニンニクと生姜はあるか?」

「買いに行けばあるかと思います。そちらはそれほど高くはありませんね」


トルティーヤの生地は

トウモロコシの粉を水で練って、油で焼けば完成だ。

ふんわり感を出すためには、多少小麦粉を混ぜよう。


中身は炒めたキャベツにハムか、炙ったパーンの肉でいい。

緑のトマトをオリーブで炒めて、

アクセントにアンチョビを混ぜよう。

そしてチリソースだ。


これはレシピからメモって来た。

唐辛子100g、生姜50g、にんにく50g、

塩20g、酢小さじ1、トマト1個。


・・・・グラム。


この世界に秤は無い。

いや、ある。

だが単位がgではない。

ポット?


ポットが何gだかは知らない。

ナズに聞いたところでグラムは解らないだろう。

そうしたら、比率で測るしかない。


お茶椀一杯のお米が150gだっけか。

でも、お茶碗に対応できる皿を持っていないし、米だってない。

もう1ポットで測るしかない。


食材入れからオリーブオイルのグミ1つを取り出し、

スプーンを天秤にして匙側にオリーブを乗せた。


解り切った事だが、これでは唐辛子は絶対足りない。

今計れるのは塩だ。


コボルトソルトを目測で削り、釣り合いを取った。


これがもう20ポットグラムでいい。

結構な量の塩の固まりになったので、これでは多すぎるだろう。

多分こんなに塩は使わない。


では半分だ。

スプーン天秤を使って均等に半分ずつ、10ポットグラムにする。


唐辛子はこの10倍、生姜とニンニクは5倍ずつ。

酢は・・・判らないから味を見て適量入れればいい。


雑貨屋で秤を買って来よう。

そして、折角決めたのだ。

この10ポットグラムをレシピブックの変換基準にする。


ナズはさっきから心配そうな顔をして眺めていた。


「よし、準備ができたので買い物に行くぞ」

「はっ、はい。ご一緒致します」


さっき触ってみた感じ、唐辛子は軽い。

あれを100g・・・いや100ポットグラム集めるとすると、

多分10・・・いや20個くらいは必要だろう。

無駄に買いたくは無いので、1つ当たりの正確な重さが知りたい。


チリソースを保存する瓶も欲しいし、先に秤だ。


ナズに秤を扱う店を聞いた。

道具の雑貨店にあるかもしれないとの事だ。


秤は専門的な商品の扱いらしく、5000ナールもした。

それから、スープ用に底の深い椀を6個とチリソースを入れる瓶、

唐黍粉トウキビコを保管する、

蓋付きの壷も合わせて6100ナールとなった。


今までこの店では割引が効かなかったが、

今日は秤を注文した事で、店主が対応に当たった。


そのお陰でか、3割引が有効になった。

支払ったのは4270ナールだったが、

それでも専門器具は高い。


八百屋で葉物と生姜とニンニクを、これらはナズが買った。

ストックがあれば、

これらを使った別の料理をナズが考えてくれるだろう。


生姜とニンニクは両手に一杯の量で合計230ナールだったので、

唐黍粉トウキビコや唐辛子がいかに高いのが分かる。


一旦家に持って帰り、

秤で生姜とニンニクを60ポットグラムに分けて、

皮を剥いて置くように指示をした。


唐辛子の重さは、ヘタを取ると1ポットグラムだった。

100ポットグラムまで100個・・・。

嘘だろオイ。


ざっと7万ナールじゃないか。

半分だ半分。


慌ててナズの皮むきを止めさせて、

ニンニクと生姜の量を半分にした。


ナズが生姜の皮を剥いている間に、

探索者ギルドの買取カウンターで唐辛子48個を購入した。

3割引のお陰で何とか3万ナール以内に収まった。


辛み・・・と言うか珍味は高級品だ。


ひょっとすると、これは商売になるんじゃないのか?

マヨネーズが無かったんだから、チリソースだって無いだろう。

チリドッグなんて売り出したら、多分ひと財産築けそうだ。


家に帰って唐辛子の束をバラバラとまな板に置いた後に、

これをどうやって潰すのかと頭を抱えた。


ナズは自分が買ってきた量に驚き、困惑していた。

∽今日のステータス(2021/09/09)


 ・繰越金額 (白金貨2枚)

      金貨 41枚 銀貨 17枚 銅貨 47枚


  雑貨購入         (6100→4270й)

   天秤                5000

   椀    ×6            900

   蓋+壷                120

   瓶                   80


  食品購入       (34560→24192й)

   唐辛子  ×48         34560


  雑貨購入               (300й)

   すり鉢                300


      金貨- 3枚 銀貨+12枚 銅貨+38枚

  ------------------------

   計  金貨 38枚 銀貨 29枚 銅貨 85枚



 ・異世界21日目(16時頃)

   ナズ・アナ16日目、ジャーブ10日目、ヴィー4日目

   鍛冶G面会まで1日、エプロン完成まであと5日

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― 新着の感想 ―
ペットボトルを持ち込んでいるのだから、それに入れた水を500gとして天秤ばかりでも作れば良いのにと思ってしまう。 というかレシピを持ち込んだのに秤を持ち込まないとか
[気になる点] 素朴な疑問 壁掛けランタンが余っているなら、予備にするよりトイレにでも置けばいいのに。
[気になる点]  56話で出てきた「モンスターカード 蜘蛛」はどうなったのでしょうか? [一言]  こんな小説があることを知り、奴隷ハーレムのファンなので、油断だらけの主人公に突っ込みを入れつつ楽しく…
感想一覧
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