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異世界迷宮の追従を  作者: えぁりん
♯第二章 下積
9/394

§008 騎士

移動、3日目。


携帯食料はこれで最後だ。

明日中に街へ辿り着けなかったら、最悪餓死も考えられる。


いや、流石に1日食べなかった位では死なないか。

餓死では無く、干からびて死ぬ。

圧倒的に水が足りない。

そもそもここは暑い。


最悪、食料が無くても3日位は持つと思う。

しかし水は1日無ければアウトだ、水辺が欲しい。

あ、いや、生水は危険だ。

ちゃんとした井戸でなければ安全は担保されない。


早々に魔法を取得する事で飲料には困らないと言う想定だったため、

持って来たのは2リットルのペットボトル1本だった。

勿論宿を出た直後に補給はしたし、再度立ち寄った村の井戸で補充した。


初日に襲って来た盗賊との戦いでかなり体力や精神力を消耗したため、

この時に半分以上飲んでしまったのだが、思えばこれは悪手だった。


歩けば汗が出るし、喉も乾く。


なるべく大事に飲むよう心掛けて来たが、

このままでは今日の昼前には無くなるだろう。

盗賊と戦った後、一旦村に戻った方が良かったのかもしれない。


何しろ手に入れた装備品の重さもある。

リュックはあまり体へ負荷を掛けずに沢山の荷物を運べるが、

それでも6人分の武器防具ともなれば大荷物だ。

入り切らなかった装備品は衣類で作った風呂敷に包み、肩で背負っている。


これがまた大変で、もう腕が痛くなって何度も持ち替えた。

ここらでいい加減休憩をしたいが、

その分街へ着くまででの時間は伸びるし補給だってできない。

炎天下でジリジリ焼かれるだけである。


目に見える範囲で街は見えない、木陰や川すらも。


誰かが通らないかとも考えたが

そういえばこの世界には移動魔法があるのだった。


徒歩で3日、馬車でも1日半も掛かる距離に、

常設の交通手段なんて無い。

街と街を繋ぐちゃんとした街道はあるが、

日用品を仕入れる商隊には危険過ぎてそもそも使われないのだ。


フィールドウォークでは運べ無いような材木や家具等の巨大な物流専門で、

馬車や護衛が付いたキャラバンが通る事を前提としている街道だったのだ。


徒歩で3日と言う事は時速5kmで歩いても、

1日12時間歩く計算で約180kmも離れている。

もう少し軽めに見積もっても150kmはあるはずだ。


180kmと言うと東京から静岡まで位の距離だ。

半日の距離で横浜あたりなのだから、

村を出てから目的のトラッサの街までは、

横浜-静岡を歩く事になる。


ちなみに時速10kmの荷馬車で約1日半、

ロバなら時速30kmで半日、

早馬なら時速80kmで3~4時間だ。


異世界小説を読み漁った自分は、

多くの小説に出て来た、馬で、馬車で、歩いて・・・を、

このように計算していた。


実際の移動速度は休憩も挟むだろうし、道だって直線では無い。

1日60kmも歩けないだろうが、理論的な限界の事を言っている。


ちなみに軍隊ならば、遊撃隊で20~25km。

重装歩兵で1日15kmも歩けば、かなりの進軍速度だ。

徒歩で3日の次の町へ進軍するなら10日以上は掛かる。


何せ歩く以外やる事が無いのだ。

つまらない事ばかり考えてしまう。


それにしても、次の荷馬車が通るまで6日もある。

どこかで休んで待つ事も考えたが、休憩できそうな木陰も岩陰も無い。

と言うか水が無いので6日も絶対持たない。


つまり、歩いても地獄、進んでも地獄。

同じ地獄なら進んだ方がマシと言う奴だ。


途方に暮れながら進んでいると、後方から重音が響いて来た。


数秒後にはハッキリとそれが何だか理解した。馬だ。

初日に遭遇した盗賊の仲間か?


遺体は道から離れた位置に纏めて置いたが、

頭目以外は埋葬せず放ったらかしにしてしまった。

遺体は重いし、何より気持ち悪い。


転がして置いた盗賊達のカードは回収した状態だし、

そのうち何人かは首やら足やらが飛んでいる。

近くに住む町人や、自分を売った商人が様子を見に行ったかもしれない。


あれだけ派手にやったのだ。

となると、報復にやって来たと考えるのが妥当だろう。

馬に乗る位だから、余程の大物と思える。


締め付けるような息苦しさと共に脂汗が出て来た。


キャラクター設定を整える。

デュランダルはいつでも取り出せるようにして準備する。


 ・フジモト・ユウキ 男 21歳 英雄 Lv2

  設定:英雄(2)商人(1)戦士(1)


   慢心の指輪(筋力増加 精神増加)

   皮の鎧(空き 空き) 皮のグローブ(-) 柳の皮靴(回避上昇)


 ・BP100(余り63pt)

   鑑定          1pt   ボーナスアクセサリ1  1pt

   キャラクター再設定   1pt   3rdジョブ      3pt

   獲得経験値上昇×10 15pt   詠唱短縮        1pt

   必要経験値減少/10 15pt

  

人ならば、武器の力で互角に持って行けるかもしれない。

だがそれは油断している相手と言う条件付きだ。


初めから敵意が丸出しの集団や、

今のLvでは歯が立たないような剣の達人、

リーチの長い武器を持っていたり、

ましてや魔法やスキル持ちの相手には絶対にかなうはずが無い。


英雄のスキルを使う?


オーバーホエルミングはLv2で使い物になるのだろうか。


ある程度他のジョブが上がっていたミチオ君だって、

初手ではほうけていた。

自分は英雄のLv2しかまともなジョブが無い。

使った所で激しく落込んだら、無駄打ちで終わる可能性が非常に高い。

敵意が丸出しの相手ならば、イチかバチか使うしか生きる道は無い。


相手は馬に乗ってやって来る。

そのまま、人生の終焉がイメージされた。


なにしろ死が安い世界だ、

一昨日壊滅させた盗賊と自分に、違いなど無い。

ここで終わりたく無い。


グルグルと思考が回り、近付いて来る馬を見詰め、

武器をいつでも出せるように準備する。

帯刀せず丸腰のように見せ掛けて置けば、

多少は油断してくれるかもしれない。

そこに賭けるしか無い。


馬に乗った人物がはっきりと判るような距離まで迫って来た。


しっかりとした鎧を着ており、身なりは良さそうだ。

馬は1頭、騎乗している者も1人だけだ。

騎士だろうか?


そんな事を考えているうちに目の前へやって来た。

何しろ馬の上に誰が乗ってるのかハッキリわかる距離だ。

10秒も経っていない。

鑑定を・・・。


 ・ルスラーン 人間 男 36歳 聖騎士 Lv38

   鋼鉄の剣 プレートメイル ダマスカスの籠手 プレートグリーブ


「xxxxxxxx」


騎士らしい人物が話し掛けて来た。

何気に凄い装備だ。


盗賊の件か?街道を1人で歩いている事か?

どちらか、或いは両方の点で不審人物なのだろう。

そして例に依って意味不明だ。


自分が人間だから、人間族の言葉で話し掛けられたのだろうと推測する。

先日の盗賊達は最初からブラヒム語だった。

人間であれば、普通は人間族語なのだ。

ますますあの商人への疑念が高まった。


「済みません、言葉が判りませんのでブラヒム語でお願いします」


相手は騎士だった。

スキルを使用するにもブラヒム語は当然理解できるだろうし、

馬に乗る位なんだからエリートだろう。


「む、そうか。で、お前は何者だ」


ここは大人しく、行商中の商人と言う事にして置こう。

色々不審ではあるが。

もしかしたら、石鹸を売った事も漏れているのかもしれない。


「行商をしている、旅の者です」


何で徒歩で行商するような貧乏商人が、

貴族でも入手できないような貴重な石鹸を、

何故大きな町で無く辺鄙な街で売ったのか。


事実だけ考えると明らかに怪しい。

盗品じゃないかとも疑うだろう。

失敗した。


嫌な汗がぶわっと湧き出て、胸が締め付けられる。


「アムル付近で盗賊と思われる遺体を発見した」


「はい?」

「お前がやったのか?」


隠しても、恐らく良い事にはならない。

石鹸を売った商人から色々聞いているかもしれない。

思えば騎士がやって来るまで早過ぎる。


  ──襲わせた盗賊が帰って来ないので、

    様子を見に行ったら殺られていたので通報した。


こんな所だろうか。


「はい、あの・・・、襲い掛かって来たので・・・」

「ほーう、あれだけの数を返り討ちとは。商人かどうか怪しいな」


ふと思い付いた。

この世界には身代わりになるアイテムがあったはずだ。


「どうでしょう、身代わりのミサンガを失いました」

「そのような貴重品を持っていたのか」


「私の父から貰った就業祝いと言いましょうか、

 こうして命を救ってくれたのは父のおかげです」


死んだ父をダシにした。

父さん助けて。

家族愛のお涙頂戴は心証を良くするはずだ。


「そうか、何でこんな所を1人で歩いているんだ?

 普通、あの町に行くのは冒険者を連れて飛ぶか、

 護衛付きの馬車を使うと思うが」


「恥ずかしながら、この地には聡くありません。

 これ程までに過酷とは知りませんでした」


そうだ。

行商をするにしては、自分の服装は軽装で怪し過ぎるのだ。

良い返しが思い付かない。


「無謀にも程があるだろう、知らない地なら尚更だ」


「面目無いですね」

「この辺を知らないなら、一体どこから来たんだ?サンドラッドか?」


・・・どこだそれは、初めて聞く名前だ。

返答に困る事は言わない方が良い。


「違いますね」

「そうか、もっと遠くとなると、シュメールかカッシームか・・・」


知った名前が出て来た。


でもカッシーム自体を知らない。

ロクサーヌも遠くの異国と言う認識程度だった。


やはり知らない事は言質を取られない方が良い。

それに、やはりここはあの世界で間違い無さそうだ。

思わぬ収穫だ。


「カッシームを目指したいな、とは思っております」

「そうか、ではシュメールの方から来たのだな?」


シュメールとか言う場所から来た事にされてしまった。


「それで・・・あの者たちはカードが抜き取られていたようなのだが、

 お前がカードを回収しているのか?」

「はい、それでしたらこちらに」


リュックの中から盗賊たちのインテリジェンスカードを取り出す。

死んだ人間のカードは真っ白で何も見えない。

名前も、ジョブも、年齢も。


つまりこれが盗賊のカードかは見ただけでは判らないし、

もしかしたら一般人を巻き込んでいて、

自分は盗賊になっている可能性もあるのだろう。


鑑定では全員盗賊だったから、その心配は無いと思うが。


そこで思い出した。

今のジョブは英雄になっている。

当然、見られたらまずい。


ジョブ設定を付けて(BP-1)、

ファーストジョブを商人(BP-1)に切り替える。

余りのボーナスポイントが61になった。


今襲われたら取り出せる武器はデュランダルでは無く、

武器5のフラガラッハになってしまう。


相手は騎士なのだから大丈夫か。

道端で追剥ぎをしたら、騎士では無く盗賊になっているはずだ。


ジョブ設定中で、モタモタしているように見られたかもしれない。

リュックの下の方に入っていました~と、

いかにも探しましたな素振りで誤魔化した。


「これです」


カードを6枚見せる。


「こちらで預かっても良いか?」


「はい、どうぞ」


盗賊は7人だった。

頭目のカードは別にしてある。


恐らく雑魚には懸賞金が掛かっておらず、

頭目にはそのチャンスがある。

だから別にして置いた。


幸い現代日本から持っていけるリュックには、

外にも中にもポケットが沢山付いている。

金目の物なら雑貨とは別にすべきだ。

悪目立ちしてはいけない。


「袋の中も確認させて貰うぞ」


また悪い汗が出て来た。

別にしたカードを見られて、

なぜ一緒に出さなかったのかと言われかねない。


サバイバルナイフやライターは、

突っ込んである物品の中では相対的に言ってかなり小さい。

問題があるとすればLEDライトやワイヤーカッターだ。

良く調べられなければ小さな箱や鉄の棒に見られるかもしれない。


そしてそこにウサギの毛皮や毒針と言った、ドロップ品が散乱している。

適当に突っ込んだ事が幸いしてか、うまくカモフラージュされていた。


「これは何だ・・・酒か?

 ・・・他には何だか良い香りがするな。香料を商っているのか」


杞憂とは裏腹に、

雑にガチャガチャとねられた後でリュックは返却された。

なにしろ倒した盗賊の装備が殆どだし。


「え・・・と、はい。私のような駆け出しの商売人は、

 数より簡単に持ち運べて高価な物を扱うべきかと」


香料では無く石鹸だが、良い匂いもするし似たような物だ。

適当に返事をして、そういう事にして置く。

実際そういうつもりの品揃えだし。


「お前は本当に商人なのか?1人で行商か?

 駆け出しなら身が危ないだろう。護衛か冒険者位は雇え」


「父の跡を継ぐ前は戦士ギルドに所属しておりまして」


これもやはり、そういう事にした。


腕に自信がなければ、あの盗賊達の始末は説明できない。

先程どっと流れていた汗が、

風がそよぐ度に涼しく、心地良くなって来た。

何とか切り抜けられたような気がする。


「そうか、お前は剣に覚えがあるのか。

 しかしこの道中を歩くのは、例えお前が強くても感心せんな。

 この水の量では町まで足りんぞ。

 ここからトラッサまでまだ1日はあるが?」


ペットボトルには突っ込んで来なかった。

まあ高価とは言えガラス製品がこの世界にもある訳だし、

透明で水が入っていればガラス瓶だと思われるだけだろう。

商人と名乗ったし、高価な水筒を持っていたっておかしくは無い。


「その事なのですが、先の盗賊に襲われた際に荷をやられてしまい、

 そろそろ正念場でございまして」


そういえばそうだった、まだ歩かなければならない。

痛い所を突かれた。

まだ1日あるのか。

またブワッと汗が出て来た。


「ちっ・・・、しょうがない奴だな。

 どのみち、お前には倒した者が盗賊だったかどうかの嫌疑もある」


やはり。

そのための確認をしに来たようではあるか。


「はい、そうですね」

「馬に乗せてやるが、その前に身分の確認はさせて貰うぞ」


「は、はい、大丈夫でございます。ありがとうございます」


ミチオ君は初対面の騎士相手に堂々としていたようだが、自分には無理だ。

強さも判らない騎士を目の前に、どうしたって下に出てしまう。


「左腕を出せ」


「はい、これで宜しいでしょうかね」

「滔々流るる霊の意思、脈々息づく知の調べ、

  インテリジェンスカード、オープン」


腕からススッと身分証明書インテリジェンスカードが出て来た。


原作通りだ。


驚きはしたが、世界観を知っているから焦るような事は無い。

盗賊達のカードは遺体を片付けたりして色々やっている間に、

いつの間にか出て来ていた。


カードが出て来る瞬間自体は初めて見る。


 ・フジモト・ユウキ  人間  男  21歳  商人


「・・・商人だな。

 となると、あの遺体はやはり盗賊で間違い無いか。

 よし、乗れ」


「ありがとうございます、助かりました」


馬になんか乗った事が無い。

当然モタモタしてしまう。

乗ったと言うより、よじ登った感じだ。


この騎士は既に自分が乗っているにも拘らず、ひらりと乗って見せた。

あらヤダ、何この騎士イケメン、カッコイイ。


「剣の修業はどの位やったのだ?」


移動中に騎士が聞いて来た。


「3年程ですが、父の商売を継ぐ事になり・・・」


「3年か。それであれだけの腕前だ、商人にして置くのは勿体無いな」


「どうでしょうかね?」

「6人を相手にできる程の腕前なら、直ぐにも騎士に成れるだろう。

 どうだ、私が口をいてやるぞ?」


戦士から騎士になるには、確か原作通りならLv30だ。


盗賊6人を1人で返り討ちにできたのだから、当然熟練の戦士だ。

ならば商人より騎士になるべきだ、この騎士はそう言っている。


「折角のお誘いなのですが、まだ見習いの弟もいるため家業を継ぐ他無く」

「弟が成人して、家業を任せられるようになってからでも良いぞ」


「機会がありましたらその節には」

「私はルスラーン、ルイジーナのエリアル様に仕えている。

 何かあったら騎士団に、ルスラーンの紹介だと言えば大丈夫だ」


エリアル様に仕える騎士、と言うならば、

そのエリアル様とやらは爵位を持った貴族、または王族なのだろう。

つまりルイジーナは大きい街だ。

是非拠点にしたい。


「ルイジーナはどこにあるのですか」と、聞こうと思ったが思い留まった。


貴族が治める大きな街も知らないで、商売をしに遠方からやって来た商人。

・・・どう考えても、流石にそれは無い。


この道を進むのであれば、そのルイジーナを目指している方が自然だ。

売ると明言している酒や香料は、大都市で無ければ売れないだろうし。


外国から来たにせよ、普通なら大きな町の名前位は事前に仕入れている。

適当に相槌を打って、地理に関しては後で街へ着いてから聞こう。


もう1つの疑問をぶつけてみる。


「あの、騎士様は何故1人で?」

「ルスラーンだ。あの街には直ぐ使える馬が1頭しかいなかったのだ」


「と言いますと?」

「他の者は置いて来た。

 いや、反対から遠征隊を出すよう準備させたのだが、無駄になったな」


「遠征ですか」


また嫌な汗が流れて来た。

身の振り方を間違えていたら討伐されてしまう所だった。


そもそもこの世界に来てからと言うもの、

何度も何度も焦りや絶望で胸が、胃が、心臓が悲鳴を上げている。


幸い今は馬に乗っていて、この騎士は前を向いている。

表情を見られる心配が無いのは救いだ。


「殺人事件があったと通報を受け向かったがあれはどう見ても賊だったし、

 あの街を出たのはお前1人だけだったと聞いた」


「はぁ」

「あれだけの数を相手して無傷と言う事は無いだろうから、

 どこかで野垂れ死んで無いかと思ったが、全く心配なかったようだな」


そう言ってルスラーンは、ハッハッハと笑った。


なるほど、討伐隊では無く救護隊と言う事か。

早馬で探して後はトラッサから救護隊、

若しくは遺体処理班を派遣する手筈だったのか。


街道に行き倒れた商人がいては治安にも影響しよう。

地球の先進国にあるような警察には及ばないが、

一応ちゃんと統治と言うか最低限の秩序が保たれているようだ。


「色々助かりました。ええと・・・ルスラーン様でしたね」

「そうだ。騎士隊に入団したければ、いつでも来てくれ。

 勿論、変わった物があれば持って来てくれても良いぞ、特に酒などは」


なるほど、漢の血気あふれる職場だ。

酒は大いに需要があるのだろう。

さっきの検閲で酒を持っていた事は知られてしまっている。

持って来た酒を1つ、お礼にしても良いかもしれない。


もう一度仕入れて欲しいと言われるかもしれない。

めた方が無難か。


「かしこまりました」


とだけ言って置くか。

∽今日のステータス(2021/07/21)


 ・フジモト・ユウキ 人間 男 21歳 英雄 Lv2

  設定:英雄(2)商人(1)戦士(1)

  獲得:村人(5)剣士(1)


   魔剣フラガラッハ(☆)

   皮の鎧(++)皮のグローブ(-)柳の皮靴(回避上昇)


 ・BP100

   キャラクター再設定   1pt   3rdジョブ      3pt

   獲得経験値上昇×10 31pt   ボーナス武器5    31pt

   必要経験値減少/10 31pt   ボーナスアクセ2    3pt


  ↓


 ・フジモト・ユウキ 男 21歳 商人 Lv1

  設定:商人(1)英雄(2)戦士(1)

  獲得:村人(5)剣士(1)


   慢心の指輪(☆)

   皮の鎧(++)皮のグローブ(-)柳の皮靴(回避上昇)


 ・BP99(余り61pt)

   鑑定          1pt   必要経験値減少/10 15pt

   ジョブ設定       1pt   ボーナスアクセサリ1  1pt

   キャラクター再設定   1pt   3rdジョブ      3pt

   獲得経験値上昇×10 15pt   詠唱短縮        1pt



 ・異世界4日目

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