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異世界迷宮の追従を  作者: えぁりん
♯第十章 結実
185/394

§173 退避

もっとこうなんて言うか、

レッドスパイスを幾つか拾って直ぐ帰るつもりだったが、

そもそもスパイクスパイダーはボスなのだ。


雑魚として楽に戦える階層であるならば、

更に33階層奥の69層でなければならない。

この国では50層以降は入場が制限されているので、

トラッサの迷宮以外ではまだまだ解禁が進んでいないと言う話だった。


でもなぜトラッサなのだろう。

他の街でも・・・例えばこの国の首都である王都とかならば、

犯罪者も多いだろうし解禁が進んでいるのでは?

知らないだけかも知れない。


50層で打ち止めだと言う話はアナから聞いたものだ。

アナはトラッサしか入った事が無かったと言うし、

探せばもっと先まで解禁されている迷宮があるのかもしれない。


兎に角、ホドワの69層へは行けないし、

現状56層でギリギリ、ヒイヒイ言っているのだから、

そんな深層の話は夢のまた夢である。


結局の所レッドスパイスを得るためには、

最低でも一度は普通にボス部屋までを攻略せねばならない。


そしてここホドワに至っては、

リアナさんがレッドスパイスの定期購入を冒険者ギルドに掲げたせいで、

より一層需要が増しているのであった。


アナは中間部屋へ飛んで来る探索者を何度も感じ取り、その報告を受けた。

逆に言うと中間部屋まで辿り着けさえすれば、

ボス部屋までは直ぐに案内できると言う事でもある。


但しそこまではやはりトライ&エラーが続く。

迷宮は階層を追うごとに複雑になって来ているので、

果たして今日中に中間部屋まで行けるかどうか。


ボス部屋に辿り着いた所でループで戦う事も難しい。


もっと早朝とか夕方以降とか人の少ない時間でなければ、

周回してレッドスパイスを集めるのは難しそうだ。

トラッサでも同じ事が言えるだろう。


冒険者ギルドの掲示板に依頼が掲げられている訳で、

当然依頼票は冒険者の目に付く。

トラッサとホドワでは出現階層も38層と近しいので、

彼らに取ってみれば難易度的には変わらないからだ。


ビープシープの睡眠対策としては、

一応睡眠耐性装備が1つ以上あれば事足りる。


魔物がスキルを使いだしたら耐性を持っている者は前面に出て、

他の者を後退させて後から起こしてやれば良い話だ。


ただ睡眠と毒両方の危険があるトラッサはやはり頂けない。

取り返しの付かないミスが起こらないとも限らないので、

錬度の低い自分達パーティにそんな危ない橋を渡らせたくは無い。


従ってより安全牌を取らせて貰う。

最低でももう1セット耐性装備が無くっちゃ。


だからホドワの3層でスパイスパイダーが出ると知った事は、

まさに渡りに船だった。

しかしそうも言えない所がある。


タコスが美味しかったので布教した。

その結果大量発注されて狩り辛くなる。

結果チリソースの入手が面倒になる。

本末転倒である。

しかしそのおかげで家を頂けたので文句は言えない。


人間万事塞翁が馬。

自分自身には良いのか悪いのか、判断に困る。

あちらを立てればこちらが立たずとは言ったものだ。


1戦1戦が長くなって大変になり、先程から不満ばかりが募る。


20層前後の頃は3~4ターンで魔物が消滅した。

ここでは18ターン、6倍だ。

大体4分から5分位掛かっている。


それでも他人と比べれば大幅に早いのだが、

この辺りからボーナススキルで無双するのは終わりだと言う事なのだろう。

いや、まだ十分無双しているはずなのだが爽快感は無い。

魔道士の錬度が低過ぎるのがネックなのだ。


探索中にはグミスライムが出て来た。

恐らく33層か32層の魔物なのだろう。

小さいのでヴィーが率先して相手取った。


意外とすばしっこくぴょんぴょんと跳ねたり、

剣の斬撃が体をスラっと通って行く辺り、

あまり物理攻撃は効いていないようにも思われる。


勇み足で対峙したヴィーも、その特性にはを上げた。


「ご主人サマっ!コイツきってもあたらない!」


「そう見えるだけでちゃんと効いているから大丈夫っ!

 そのまま抑えて置け!」


結局の所魔法で倒すのだし、当たっていなくても問題は無い。


確かミチオ君は、Lv1のグミスライムにも苦戦を強いられていたはずだ。

村の用聞き商人であるビッカーと共に犯罪奴隷をベイルまで届ける際、

その道中で出遭っていた。

その時ビッカーはかなり狼狽うろたえていたようだった。


やはり倒し難いのだろう。

深層の魔物だし、気が付いたら襲って来る。

おまけに物理耐性もある。


そもそもスライムのモンスターカードは防御が増えるのだっけ?

厄介そうだ。


某国民的RPGにあるような雑魚モンスターでは無く、

この世界のスライムは難敵であった。

あのミチオ君ですらLv1グミスライム相手に一撃では倒せなかったのだ。


だがそれも物理で戦えばの話。

5ターン目の雷魔法でスライムは硬化したのだ。

麻痺すると流動性も止まり、切ったら切った部分に切れ込みが入る。


ヴィーは細かく切り刻んだ後に足で踏み潰して、

グミスライムの破片を更に小さくした。

だがそれでも倒した事にはなっていない。


アイテムはドロップしていないし、煙にもならなかった。


多分この状態でまだ生きている。

踏み潰した位ではダメージにならないだろうから、

完全に自己満足の世界だ。


多分麻痺が解けたら一斉に液体は再結集を始め、

元の状態に戻ってしまうと推察される。

いや逆に、再構成する際に体力を消耗しているのだろうか?


魔力や体力の源を使って体の構成と流動性を作っているのだとしたら、

磨り潰してもちゃんと後からダメージになる?

うーん、良く判らない。


そうこうしている間に磨り潰されたグミスライム以外の石化が完了して、

12ターン目の魔法を詠唱すると再構築される前に消えてしまった。

そういえば火水風が弱点だったか。


雷魔法は無属性?だから倍のダメージは出ないが、麻痺がある。

上手く弱点を突けば属性魔法の方が強力だ。

悩ましいな。


「グミスライムは変な魔物だな。あの状態で生きているようだった」

「液体を壷なんかに入れて持ち帰ろうとしても、

 いつの間にか元の体へ帰って行ってしまうそうです」


ジャーブが豆知識を披露した。


やはり分離されていても1つの思念があり、全体で1つなのだ。

オールフォーワン、エブリシングイズワン、ワンイントータル。

ワンワンワン。


「そうなのですか?」

「初耳ですね。もっとも、私も出遭ったのは今回が初めてですが」


「分離された方だけ攻撃しても倒せないようです。

 全体を攻撃しないとダメージにならないらしくて、厄介と聞きます」


「良く知っているな。これまでジャーブの行っていた探索階層では、

 グミスライムは出現しないと思うのだが」

「実家にいた頃には、よく畑で出会でくわしました。

 見掛けたら親戚一同、一家総出で退治ですよ」


なるほどジャーブは一般人で、しかも農園関係者だった。

広い土地を持っていたのならば魔物だって出て来るだろう。

農作業よりそっちの方が楽しくて探索者に成ったとしたのならば納得だ。


「ヴィー、多分()り潰しても意味が無いからな。

 普通に切り込んでくれ。

 いや剣の平の部分で叩いた方が良いかも知れない」

「わかった!」


その後ようやく中間部屋が見付かったが、

そこまでで遭遇したグミスライムは他に1匹だけであった。

4階層以下の魔物だとそんなものなのか。


中間部屋が見付かると後はボス部屋まで一直線だ。

通路は一掃されており、魔物も出現しなかった。


中間部屋からボス部屋に向かうパーティを、

これまで何度もアナは感じ取っていた。

彼らのおかげで残り半分の行程は楽ができた。

或いは2~3組のパーティが周回しているのかもしれない。


競合相手が沢山居たら効率も悪かろう。

自分達がボスの待機部屋に到着した時点で既に、

ボス部屋の中では戦闘が行われているようであった。


「ふー、ここに辿り着くまで結構掛ったな」

「そうですね、もう暫くで昼食のお時間です」

「やはり20分程度掛かるかと思われますが、

 このまま待って1度戦ってからお帰りになりますか?」


「そうだな。ここではボスは2匹出るから、今のうちに隊列を分けよう」

「そうなのですね?」「かしこまりました」


既に55層でボスと戦ったのだ。

ボス2匹とお供2匹の、計4匹との戦闘は経験済みである。

その前の23層ではボス1匹とお供2匹であった。

ボス2匹だけなら、逆に雑魚戦よりも簡単だとも言える。


とは言え、初めて対峙する相手なので注意を怠ってはいけない。


現状最適な組み合わせはナズとジャーブ、アナとヴィーだ。

大体はこの状態が盤石になっている。

苦手な組み合わせを敢えて練習させると言う考え方もあるが、

初見相手にやるべき事では無いだろう。


「ではいつも通り長物組と盾組で」

「「「はい」」」「はーい」


どうせ相手は蜘蛛なのだ。

突進、噛み付き、糸、回転攻撃は既に経験している。

近寄らなければ、盾で押し込めば、両チーム共苦戦は無いだろう。


そして自分たちの番がやって来た。


そういえばスパイススパイダーの初見で、

アナは背後の魔物に気が付かなかった。

ボス部屋の扉が閉まるまで攻撃は有効にならないのだし、

恐らく実体も無いのだろう。


だから気配その物が感じられない。

視界で捉える事ができるが、そこだけ別次元なのだ。

一応、後ろを振り返る。


良かった、ここで力尽きた不幸な人なんていなかったんだね。†


改めて前を見据える。

既に煙が巻き起こっており、2つの大きな塊からボスが形作られていた。

そして手足が強烈にトゲトゲした巨大蜘蛛が姿を現した。

よく見ると胴体の方も細かい棘がある。


「スパイク」スパイダーなのだ。


納得した。

そのドロップ品も唐辛子。

スパイクのようにピリッと強烈な味のアクセントを仕掛けて来る。


あのトゲには、当然毒があるだろう。

現状でヴィーは毒耐性がある。

乱暴に相手取っても安心だ。

ジャーブはそもそも殆ど食らわない。

剣のリーチもあるし、わざわざ近付く事も無いだろう。


耐性ダウンを掛け、雷魔法、火魔法を連射する。

続いて弓を2連射。

もう2本撃ちはデフォルトになった。

慣れて来たのだろう。


次は速射の練習をしたい。

オーバーホエル射撃では2連射が限界なので、

もうちょっと手数を増やしたい所。


矢は弾かれて床に散らばった。

効かないのだ。

いや、効いているけど刺さらない。

持続ダメージであると言う弓の恩恵は無くなってしまった。


だが遠距離で一方的にMPが回復できるメリットはまだ生きている。

むしろ本来はそこだけで良かった。

あくまでも刺さるのはオマケだったのだ。


ファイヤーストームのエフェクトが消え、再び魔法を連射する。

続いて弓で2連射、均等にナズ側とアナ側を狙い打った。

スパイクスパイダーの大きさは、

ボスとして出て来たスパイススパイダーと大差は無い。

つまりそこそこ大きく当て易い。


但し動きは俊敏になっているようで、

ジャーブのカウンター撃の回数は多いように見える。

アナとヴィーはもう何だか意味が解らない。

両側から盾で押さえ付けて、隙間からガンガン斬り掛っている。


スパイクスパイダーが回転撃で振り払おうとするが、

ヴィーは大楯の重量で全く動じないし、

アナは回転の方向に盾を構え直して全てを受け止める。


そうか。

ヴィーの装備品は重量が増した事で、

トロールやゴーレムの一撃を受けても吹き飛ばなくなったかもしれない。

これは大きなメリットだ。


飛ばされなければ痛いだろうが戦線は崩れない。

竜騎士としての頭角が現れ始めた。

ジャーブとヴィーの2枚の壁、それが完全な物となった訳だ。

これならもっと深層階でも安心して前を任せられそうな気がする。


自分が魔法を唱える間も、

両チーム共に安定して防御とその隙を突いて攻撃を当てて行く。

MPの枯渇感も無いし、もう弓での援護射撃も必要なさそうだ。


と言うか毒に陥らない。

やはり元々毒を持っている魔物だから?

毒耐性も持っているのかもしれない。


石化はどうだろう。

アナの動きを見ていると結構な回数を突いてはいるが、

トゲに邪魔をされて胴体へヒットしていないようにも見える。


・・・もしかしてコレ、最終層ボスへの布石だったりする?


正確に胴体へ当てないと武器が壊れるのだとか何とか。

仮にこのトゲが攻撃を無効化しているていだとするならば、

アナは既に武器を失っている事となる。


「アナ、トゲに邪魔されて剣が届いていない!

 集中し、上手く胴体に当てろ!」

「えっ?はいっ!」


指示を受けて、アナはより深くえぐるように突きを入れた。

そして自分は再び魔法を。


8ターン目は過ぎた。

ここのフロアのボスは雑魚の何倍だろうか。

2倍・・・よりは多いと思う。

つまり20ターン以上は掛かる計算だ。


こういう時は・・・そうだな、ウォール魔法だ。

ファイヤーストームと同時に、

アイスウォールを2匹に当たる位置へ出してみた。


敵の中心部に出したのだからどうなるのだ?

貫通して敵の体内に生成されるのか、そこだけ避けられるのか。


・・・結果は後者であった。


スパイクスパイダーの体部分がすっぽりと抜け落ちた、

厚めの氷の壁が生成される。

どう見ても体に当たっていないようなので、

これではただの壁であってダメージにならない。

魔法1発無駄にしたな。・・・いや連射したので2発か。


そんな風に考えている時もありました。


体の前後で固められてしまったスパイクスパイダーは、

氷の壁に挟まれて身動きが取れなくなり、

足をカチカチと鳴らして藻掻いている。

回転攻撃も放てないようだ。


・・・あれ?これチャンスじゃね?


「ナズ、ジャーブ、今のうちに攻め入れ!」

「えっ?はいっ!」「あのっ、これ大丈夫なんですね」


アナ、ヴィーの方は言わずとも既に滅多刺しを開始していた。

これなら直ぐに石化が完了するだろう。


やはりトゲへのヒットはダメージにならない。

いや普通に切り込んでもトゲで往なされたらノーカンなのだ。

良かった、こいつが50層以後に出て来るボスでは無くって。


体中(トゲ)だらけのスパイクスパイダーに、

正しく斬撃を入れて行くのは針に糸を全て通すように難しい。

こういうのは槍やハンマーの方が向いている。

ボスに依っては有効武器、無効武器と言う概念がありそうだ。


まだ若干氷の壁が有効な時間であったが、

アナとヴィーが囲いに加わる頃には壁としての効力は切れ、

そのまま後ろ側に倒れた。


──ドーン!


氷塊が倒れて粉々になる。

余り出し過ぎても邪魔になって大変だ。

実体系の魔法で砂と氷は後始末が・・・。


いずれは迷宮の床に吸収されて行くのだろうが、

今この場へ氷塊が転がっていては戦闘に支障が出る。


「もう1発入れるから、ヴィー以外全員退避!」

「はいっ」「かしこまりました」「分かりましたっ」「えっえっえっ!」


ヴィーが慌てふためいたが、お前が止めなくてどうする。

そういう役目だろうが。


全員が散開し、接近する者はヴィーだけとなった。

そこへスパイクスパイダーが突進を仕掛ける。


ヴィーは最初から大楯を構えているのだが、そんな事はお構い無しだ。

虫だし知能は無い。

トロールならば回り込んで来たりするかもしれない。


体当たりが盾で往なされ、少しだけヴィーは蹌踉よろめいた。

結構インパクトがあったのだろう。

だがそれも終わりだ。


スパイクスパイダーの胴体中央部にアイスウォールを出して、

奴を氷塊の檻に閉じ込める。

身動きが取れなくなったスパイクスパイダーの後方に、

3人が集まってタコ殴りを始めた。


後は程無くして石化するだろう。

今のうちに矢を拾い集め、

MP回復のために正面から4発撃たせて貰った。


3人が後ろから殴っているので、氷塊は前の方に倒れる。


「わ、ちょっと、わっ・・・ギャー」


コントロールを失った氷塊に、ヴィーが押し潰された。


「ああっ!ヴィーちゃん大丈夫?」

「待っていなさい、今起こします」

「せーの!」


自分を含めて4人で氷の壁を持ち上げて、ヴィーを退出させた。


「氷の壁は一歩間違うとこちらに被害が出るな」

「ヴィーちゃん怪我は無い?」

「うっ、うん、びっくりしただけ」


「効果時間が切れたら少し戦線を下げた方が宜しいですかね」

「今のは前後に挟んだのでこうなるのは仕方ありませんが、

 通路で出した際は奥へ蹴飛ばして、

 魔物を巻き込ませるのも有りかもしれませんね」


「なるほど、そういう考えもあるな。

 大体15秒位で固定が外れるので、もし次がある場合は宜しく頼む」

「ええと、ちゃんと数えられるか、俺には自信が無くって」


そうだった。

ジャーブは時間を正確に数えられなくて、

探索者への転職を断られたのだった。

アナならばそれが可能だが、

多分その時対峙している魔物は最前列では無いだろう。


ナズも戦闘関連知識は自信が無さそうだし、

ヴィーは・・・だめだ、こいつも脳筋全振りだ。


結局の所、通路でアイスウォールは危険だと判断した。

ゴーレム辺りがパンチで壁ごと吹っ飛ばして来たら、

全員が被害を受ける事になる。


  ──壁が迫って来る!†


ありがちなパニック映画じゃないんだから、

圧搾されて全滅とかシャレにならない。

大抵そういう場合は後ろに即死級の棘とかあるのが定番だが、

倒れて来た壁で圧搾され一方的に攻撃を受けたら同じような物だ。


アイスウォールはボス戦以外では封印となった。


「どうだ?これでレッドスパイス2個だ。

 あの辛いソースを作るには後24回戦わなければならないが」

「ご主人様、そろそろお昼なのですが・・・」


違う、そうじゃない・・・。†


その位大変なんだぞと言いたかっただけだ。

今からやるだなんて言う話をしている訳では無い。


「あの調味料を用意するのは大変だと言う事は判りました」

「25回分ですか・・・。購入するとなると、さぞかし高く付きますね」

「そーなの?い、いっぱい食べてごめん・・・なさい」


「大丈夫だ。自分が食べたかったのだし、お前たちの分はついでだ。

 食べ過ぎを咎めた事は一度も無いぞ」

「はー、よかったー」


「ただしパニから取り上げるのはよせ。要らないと言われた時だけにしろ」

「は、はいっ」


ナズとアナ、ジャーブはそのやり取りを笑った。



   ***



自宅に帰り、先程手に入れたレッドスパイスはエミーへ渡した。


2つだけあってもチリソースは作れないし、

逆に2つもあれば何かしらの料理のアクセントにはなる。

オリーブオイルとニンニクでペペロンチーノか。


次はやっぱりパスタを作ろうかなあ。

∽今日のステータス(2021/11/16)


 ・フジモト・ユウキ 人間   男 21歳 探索者 Lv54

  設定:探索者(54)遊び人:火魔法/知力中(48)

     英雄(47)細工師(49)暗殺者(37)魔道士(11)


 ・ナジャリ     ドワーフ ♀ 16歳 鍛冶師 Lv46

 ・アナンタ     猫人族  ♀ 20歳 暗殺者 Lv45

 ・ジャーブ     狼人族  ♂ 28歳 騎士  Lv45

 ・ヴィクトラ    竜人族  ♀ 12歳 竜騎士 Lv44

 ・エマレット    狼人族  ♀ 19歳 料理人 Lv32 OFF

 ・パニ       竜人族  ♂ 15歳 探索者 Lv44


  ↓


 ・フジモト・ユウキ 人間   男 21歳 探索者 Lv54

  設定:探索者(54)遊び人:火魔法/知力中(49)

     英雄(48)細工師(49)暗殺者(38)魔道士(16)


 ・ナジャリ     ドワーフ ♀ 16歳 鍛冶師 Lv46

 ・アナンタ     猫人族  ♀ 20歳 暗殺者 Lv45

 ・ジャーブ     狼人族  ♂ 28歳 騎士  Lv45

 ・ヴィクトラ    竜人族  ♀ 12歳 竜騎士 Lv44

 ・エマレット    狼人族  ♀ 19歳 料理人 Lv32 OFF

 ・パニ       竜人族  ♂ 15歳 探索者 Lv45



 ・戦利品

   ペッパー     ×112  パームオイル  ×41

   革        ×14   岩       ×6

   スライムスターチ ×2    レッドスパイス ×2



 ・異世界47日目(10時頃)

   ナズ・アナ42日目、ジャ36日目、ヴィ29日目、エミ22日目

   パニ12日目



  ・ホドワの迷宮

  Lv    魔物       /    ボス

  32  ノンレムゴーレム   /  レムゴーレム

  33  グミスライム     /  ゼリースライム

  34  ハチノス       /  センマイ

  35  パームバウム     /  カナリアカメリア

  36  スパイススパイダー  /  スパイクスパイダー

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― 新着の感想 ―
[一言] 士は己を知る者のために死し、女は己を悦ぶ者のために容づくる。 雑に扱っているわけではないけど、大切にしているか?と聞かれればミチオくんに軍配が上がります。 ミチオくんより知力の高いユウキくん…
[一言] 耐性装備か…本来ならばユウキ君こそ、真っ先に用意すべき装備なんだけれどもね。 本人が後衛であまり攻撃を食らわないから後回しにしているけれども、他のメンバーはパーティライゼーションで薬を使え…
[一言] 結構なボリュームで満足しました。 いつも楽しみにしています。
感想一覧
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