藤、被害
絶対に許さん。
ダウジングしてやろ。
そうしよう。
これは、前話の続きである。
覚悟、しやがれだぞ?
被害届に意味がなくても
公的な場で被害があったと
報告するのに意味がある。
たとえ、優先順位が低くても
たとえ、植物が盗られたのが
小さいと罵られようとも
私が受けた精神的苦痛に対して
私が動かないと意味がないのだ。
絶対に許さん。
その心を持って
私は被害届を出すのだ。
意味がなくても!!!!!
大切に育てた植物を盗るとか
アタオカだ!!
で、携帯電話が、鳴った。
多分、警察官が言ってた
刑事課警察官からの電話と判断して
すぐに出た。
「もしもし、代理人様の番号でしょうか?」
「はい」
「被害届を出す準備が調いましたので
交番までお願いします。
場所は
大通りに多く面した駅の近くある
交番となります。
必要な物は
印鑑と本人証明書となりますので
お持ち下さいますよう
お願いします」
「はい」
そんで、電話が切れた。
・・・・・・・・・・・。
おい。なんで、サラッとなんだ?
まぁ、はい。
交番へ向かうと
さっき見た警察官が居た。
「被害届を受け付ける為に
藤の品種と金額、大きさ、
幹の色、育成期間を教えて下さい」
「黒龍と言う藤で
2980円、40Cm、
幹の色は白が強いアイボリー。
育成期間は半年近くです」
「分かりました。
もうしばらく、お待ち下さい」
そう言って、奥の部屋へ入っていく。
・・・・・。
もうしばらく、ねぇ?
だったら、この事、小説に書くか。
10分近く経つと
出てきた。
「御確認をお願いします」
仮の被害届には
被害を受けた日付がある。
内容は以下である。
道路と敷地境界にある
藤が引き抜かれており
被害者はその周囲を捜したが
見つからず、警察へ電話した。
と、書いてあった。
(内容がこんな感じ)
短いと感じたが、
まぁ、間違えはない。
「はい。これで間違えはないです」
「次にこちらを確認して下さい」
さっき、聞かれた
藤の事が二枚目にあった。
「間違えはないです」
「分かりました」
私が確認した2枚の紙を
警察官が持ち
奥の部屋へ入っていき
すぐに新たな紙の2枚の内、
1枚を私の目の前に置く。
「では、こちらに
今日の日付と
ハンコと名前をお願いします」
印鑑の蓋を開き
ハンコを押してから
すぐに印鑑の蓋を閉めて、
日付と名前を書いた。
書いた一枚目の紙を確認してから
一枚目の紙を半分に折り、
二枚目の紙が重なるように
私へ向けてきた。
「では、
割り判をお願いします」
再び印鑑の蓋を開きながら
「さっき、閉めたのですけど?」
苛立ちを口にしながらも
私は割り判をした。
「この事は周辺の交番へ情報共有をして
見回りの強化します」
「よろしくお願いします。
後、被害届の写しを頂くことは
可能でしょうか?」
「申し訳ございません。
それは出来ないので」
「分かりました。
よろしくお願いします」
私は、交番の外へ出た。
・・・・・。
なんだか、
考えを巡らせる時間がなく
この対応でよかったが
疑問に思うのだった。
と、言うことで
被害届を出したぞ。




