04.『器』の最期[幾多の慟哭]
『読みずらい』けどイライラしないでね……慣れてる人は大丈夫かも?
(2026-08/26)
――っいや、書き直してるこっちがイライラしたわ!
誰だよっ口調メンドくした奴っ!!
書き直しも超ォー怠かったわッコラァっ!!!
きれいな○○○
「――ごめんなさいね? (っ-ω- ς)反省ェ」
赤べこ
「ンっ〜〜〜、そうだけどっ違う!!」
~●●● side.~
(――――“熱い”……)
(『左肩』が……焼けるように……――――ッ!!)
――それは、沈みきった意識を無理やり起こすほどの激痛。
そして、初めてのはずなのになぜか“知っている”――『絶望』だった。
(――暗い……何も、見えない……っ)
頭に被せられた布の感触。
そのせいで、薄明かりすらない存在しない“完全な暗闇”だけが視界を埋め尽くしている。
しかし、視覚を奪われた代わりに耳だけは異様なほど冴えていた。
――何かが焼ける音。
――刃物で切り分ける音。
――時折混じる、湿った咀嚼音。
そして――耳の奥へぬるりと這い込んでくる、“甲高い老婆の嗤い聲”。
「――――ま……、……んじまったらァ、新シい悲鳴が聞けないだろォ〜~。……っひ、ひひィ! ホォら、さっきまでの威勢はどこへイったんだィ。お前ガ壊れたら、次は"もう一人のガキ"がぁ――こぉナルよォ゙ッ!!」
――――ダァッンッ(――グヂュッ)!!!
「――――――ッ゛!!!!」
怒鳴り声と同時に、“左膝”へ鈍い衝撃が叩き込まれる。
その瞬間、微睡みに沈んでいたオレの意識が完全に目覚めた。
「(呻き声)――ッ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ッ゛~゛~゛~゛~゛~゛~~~~~!!!」
――走る激痛。
そして――息つく暇もない苦痛の連続。
――――――ッシ゛ュ゛ュ゛ゥ゛ゥ゛~゛~゛~゛~゛~゛ッ゛ッ゛!!!
「――――――ィ゛ッ゛ッ゛!!??」
脚が燃えるように痛んだかと思えば、その直後には“膝先”へホンモノの『灼熱』を押し当てられた。
骨の奥まで焼き潰し、神経を溶かすような耐え難い激痛が意識を埋め尽くす。
「――――ッ゛ッ゛ウ゛ゥ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛~゛~゛~゛~゛ン゛ッ゛ッ゛――――……!!??」
――痛みに跳ね起きようとして――“失敗”した。
寝そべった体は革の拘束具で縛られ、首には太い革帯が食い込み喉を締め付けているからだ。
口には布を詰め込まれ悲鳴さえまともに上げられない。
――呼吸も声も制限され、自由さえ奪われた状態。
そして――そんな不自由の中、老婆だけが愉しそうに嗤っている。
「――んひぃ……。 けひっ、ひぃ、ヒヒヒヒッ!! オきたァァ……! "まぁた蘇きたよォ~~"、このガキぃ~。ヒヒッ! アァー、やっぱリ“変種”は違うねェ~。頑丈で、『不死の指輪』がちゃーんとぉイカせるゥ……相性がぁ、イ゛イ゛ヨ゛ォ゛~~!! ひひ……ィひひひひッ!! ア゛ァ゛~……もっと鳴きなァ……もっとだヨォ! またちゃァんと――“治してあげる”からサァ゛ァ゛~゛~゛っ!!」
「(痛みで暴れる)ウ゛ぅ゛ー゛ー゛……っ!! ぐぅぅ、ヴゥ゛ゥ゛~゛~゛――……ッッ!!」
――喉を潰す勢いで呻く。
けれど、漏れでるのは意味にならないくぐもった音だけ。
何も見えず。
何も分からない。
だからこそ、研ぎ澄まされた“感覚”と“痛み”だけが嫌でも真実を告げる――。
(――無い。……『左脚』がァ…………”感覚が無いッ”)
膝先にあったはずの重みも、脛も、足首も、指先も――存在しない。感じられない。
(なんで……オレの…………!?)
(――“ヘンシュ”……?『フシの、指輪』?……何を、言ってるんだ!? 『また』って何だ……? オレは……もう、何度も死んでるのかっ!??)
――混乱しながらも、必死に“記憶”を探る…………――しかし。
――”何も掴めない”。
――”何一つ、思い出せないかった”。
(――――分からない――名前も……なにもっ、思い出せないッ!?)
(何でここにいるッ!? なんで……オレは、なんでここにッ――!!?)
「――ぁア゛~゛? あぁ、そうかあんたぁ――“まぁ~た忘れっちまったのかぁいっ”! イッヒヒヒヒッ!……カワイソウにね゛ぇ゛ぇ゛~゛~!! でも、いいんだよォ。お前はただ、鳴いていればイイんだァ……。どうせェ――“まぁたワスれるんだからねェ゛~”――!! また失くしてっ、そして泣き叫ぶダケェ! んひ、くふふふっ……。安心おシィ~? お前の“肉”はねェ……キレぇ~イに削いであげるからさァァ~~!! ひひひひひッ!!」
――愉快そうに嗤う老婆の聲に、戦慄する。
その声音には慈悲も、同情もない。
あるのは――“愉悦”。
人が壊れていく音を愛でるような、そんな“狂った無邪気さ”だけ。
――――ドクッドクッドクッドクッ――……!!
心臓が壊れそうなほどに暴れる。
――“未知”に。
――“不快”に。
――“嫌悪”に。
――“恐怖”に。
――“絶望”に。
自分の体はその『すべて』を知っている。
知っている筈なのに――――”『オレ』だけが何も覚えていない”。
――それが、なによりも一番恐ろしい。
「――ん゛ぅー……ん゛ぅー……ん゛ぅ゛……ッ゛~゛~゛~゛!!(荒い呼吸)」
――その時だった。
思い出したように、“左肩”を『ズキリッ』と灼く――骨の奥を抉るような幻痛が走った。
――そして気づく。
これは“脚を失った時”と同じ灼熱だと。
(――痛いっ……イタイっイタイっイタイッ!!)
(――ぁぁ゛あ゛っ。オレの左……腕ッ!?)
(感覚が……無いッ!?……無いっないィッ!!?……あったはずの腕ェッ!!)
現実逃避のように、”存在しない腕”を動かそうともがく。
しかし、肩だけが痙攣し空間を掴むこともできない。
――その無様さを愉しむように、老婆が喉を鳴らした。
「んひぃ~~?『腕』を、わたシが取って喰ったと思ってるのかァい?……ッヒヒ、まさかァ~。『左腕』は食べちゃァいないよォ。食べるなんて……そんな”勿体ない”こと、するもんか……きひッ!!――――“こんなキレイな腕”をねェ~~……ハァ、ハァァ……(恍惚)」
――しゃがれた聲が耳元へ近づく。
愉しそうな、それでいて興奮を隠しきれない湿った息遣いを感じた。
「――ァあ……。この"左腕が欲しかっタんだよォ~"……。ガキの腕だから細くてぇ、小さいけどねェ~。……でも――“もう馴染んた゛ァ゛~”! もうッ、“わたシの腕だよ゛ォ゛~゛~”!! ィヒ! ひひひっ、若い肉は腐りにくイ。腱も滑らかで……指先までぇっちゃんと動くんだよォ……ッ!!」
――――――コキ……コキコキッ、グキッ――
――指を一本ずつ鳴らす音。
(――これ……。まさか、”オレのッ”――――)
それを聞き血の気が引いた。
「――ひひっ……わたしの。わたシだけの左腕だヨォ。わた、し……の……ひだりぃ…………ぁれ?」
すると――嗤っていた老婆の呼吸が不自然に止まる。
「――切り落とされた、わたシ、の……。でも、この腕は?…………落としたっ。……でも、ある。………………っあ――――“私”のォ左腕ェ゛ェ゛ー゛ー゛ー゛ッ゛ッ゛!!?」
老婆だ突然――――“狂った”。
「――――ぁ~~あ゛あ゛ァ~!! 無いぃ失イっナイィィ~~~ッッ!?
付けたら腐るっ! 縫っても腐るゥ! 焼いても゛ォ゛! 喰ってモ゛ッ゛祈ってモ゛タ゛ァ゛ァ゛ッ゛ッ゛!!!
どこダァ
どこっ
どこタ゛ァ゛~゛~゛!!
左
ひだりっ
左ィ
ヒダリィーーーーッッ!!!!」
――意味不明な絶叫が部屋中を満たす。そして――
「――左脚をじゃない!
目でもないっ!
耳じゃァ、臓物っ心臓ッ骨ェッ脳でもナ゛ぁ゛ぁ゛イ゛ィ゛ィ゛ーーッッ!!!
喰ったぁー
喰ったっ、喰ったぁっ!
喰っタぁっ喰ったぁ喰った゛ァ゛ッ!
――――た゛く゛さ゛ん゛喰゛ッ゛タ゛ノ゛ニ゛ィ゛ー゛ー゛ー゛ッッ!!」
――――ッザシュ、ザシュザシュッザシュッザシュザシュッッ――……!!
「――――ナんっデ戻ってぇッこなァイィィィィッッ!!!
ワタしの“奇跡ィ~~ッ”!!!
わたシの、“御業”か゛ァ゛ァ゛~゛~゛~゛ッ゛!!!!
――すべての、ヒトぉ……治すゥ!!!
わたシがぁ…………皆ヲ……
――ナオスっ、治すぅッ
なおすッ治スぅ直すっ治すッ直スっ治すぅッ………――――ッッッ!!!!」
――――ッザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッザシュッッザシュッザシュッザシュッザシュッザシュザシュッッ――――……!!!!
――“冷たい刃”がオレの肉へ沈む。
何度も――。
なんども――――。
――ナンドもなンどもナンどもなんどモ……――――。
どこを刺されたのかも分からない。
いつまで続くのかも分からない。
ただ――“狂気”だけがずっと体へ突き立てられる。
「――――ゔグッ!? ヴっ!! ゔぅッ! ゔっ! グふっ!!――――……」
――息が詰まる。
――血が喉へ逆流する。
それでも――”狂った凶器”は止まらない。
――――ッザシュッザシュッザシュッザシュッザッザシュッザシュッザッザシュッザシュッッ――――――ッ!
「(ぴたりっと止まる)――――ぁ……あぁ?――――イひっ、ひひひっ……。あぁー、またやっちまったかねぇ……わたシゃ……」
唐突に――老婆の落ち着いた息遣い。
そして、まるで“夢”から醒めたような声だった。
「――ひひっ。ごめんよォ、 反応が鈍かったからさァ。 つい、ヤり過ぎちまったねェ~。ィヒっ、ひひっ。っくふふふ……。ァーー――次はねェ……左耳と、左の肺を貰うからぁ――また、ちゃぁんと蘇きるんだよォ~? 何度でもオきる。そう…………おきて。鳴いて。忘れて……それを繰り返すんだァ。……ひひィ。ヒヒヒヒヒッ。…………だから安心おしィ。わたシがまた――“治してあげる”からさァ~~……――」
――意味がかみ合わず、理屈も壊れた老婆の妄言。
それを最後に、石床を引きずる湿った足音が遠ざかる――――。
…………ひとり残された静寂な空間。
しかし――オレの感覚は、意識はもう……急速に沈んでいた。
「――っ゛――ゥ゛――ッ゛――ぅ゛――ゥ゛――……!!(痙攣する体」
――体が勝手に震える。
――熱い。
――喉の奥で、血が泡立つ音が聞こえる。
(……イタい……苦しい。……死っ…………のどに、血ぃ――イキが…………)
(――沈む――ぁ゛あ゛ー、"また"沈んでしまうっ)
(そうしてっ……また、さっきのように――――ッ!!)
「ゥ゛――っ゛――ゥ゛――――――ッ゛――――……」
胸の奥――心臓のもっと深い場所から……“ナニかが抜ける”ような感覚がする。
――意識が、完全に沈む。
音も……痛みも……恐怖、すら……。
全部、闇へ……オちて、忘れて…………――――
――――リンッ
――その寸前……“澄み切った、小さな音”が……した。
この場所に…………似つかわしくない……キレイで、透明な……鈴の音…………。
それと……一緒ニ…………何、か…………視界、ニ……ゥッ……て…………――――
[――『転生者』の魂に合う”器”を確認。同調、定着さ…■■=■=…不測の■=■…態に…調、定着……程に…不備が…生じ、失敗……た。再実……==■ー■……一部…敗…。再……――]
作品一覧でも連載している『えりふぇいと・大図鑑』にこの作品の設定?とか各人物のステータス?なんかを投稿してま~す
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