24、ゾンビって怖いくね?
ちょっと文字数多めです(=_=;)
そして、これだけは言わせていただきます。
作者は音痴です!!
ヒロイン補正だお!!!
スエラ
(やっと、寝てくれた………)
歌い続けること5分。
中々に長い時間だ。
ふとミズを見るとニヤニヤとしている。
「んだよ、変態。」
「いや、違うからな!?」
「独りでニヤニヤしてるやつは変態だ。」
「偏見にも程がある!!」
五月蝿いので取り敢えず上段蹴りからの回し蹴り。
思った以上にきれいにきまる。才能ありか?と思うがおそらくは能力かこの空間のおかげだろう。自分は運動はそこそこ出来るが直ぐに動けるような天才ではない。
ミズがまたうるさくなるが聞き流す。きりがない。
「おせつちゃん。」
肩を叩きながら話し掛けるが、微動だにしない。
「おせつちゃん?」もう一度肩を叩きながら話し掛ける。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なんだこの間。放っとき過ぎて怒らせてしまっただろうか。
肩を叩いた右手を迷子にしながら考えていると唐突におせつの目が開く。
「あわわ!?」
驚いた。心臓に悪すぎる。
そんな自分などお構い無しにおせつは目をキラキラさせながら話し出す。
「素晴らしいです!!綺麗です美しいです!天使だとか妖精だとか、この世のありとあらゆる賛美の言葉全てを使っても言い尽くせないくらいに!!」
拳を握り胸の前でブンブン縦に振りながら叫ぶ。おおよそ、何に対してか分からない誉め言葉らしきものを。ノンブレスで。
うわぁ、何この子。かわいいハグしたいとか考えるがいやまて。
「・・・・・・・・・・・・ん?・・・んー・・・・・・・・・・・・・・・っ聴いてたの!?!?!?!?!?!?」
いや、確定だけど!
あり得ない!認めたくない!!
「はい!そこのまっくろくろすけが耳や目を塞ぐふりしてしっかり見とけ、と♪」
「むぃぃいぃいぃずぅうううう!!」
さっと振り返ると、こそこそと逃げようとしているミズの姿。しかも、行先はウカのベッドの影だ。
「一辺、逝ってこいやボケぇ!!めちゃめちゃ重い実寸大の象の置きもんお座りversion!!」
ミズの頭上から10メートル程高さのある象の銅像が落ちていく。
「まて、これはまじでヤバい!てか、一回死んだら戻れねぇよ!!」
「生き返ったら怖いわアホゥ!ゾンビなんざ願い下げや!!可愛いキョンシーちゃんやったらウェルカム!!死にさらせ!!」
ミズは逃げようとするがもちろん逃がす気なんてない。
銅像が追っかけながら落ちていく。
「俺よりキョンシーのが上なの!?いや、まじで洒落にぃッ………ギャー!!」
叫びながら走ったせいか転ぶミズ。だが、銅像は止まらない。
「こんなツンデレ、需要ねぇぞ!!」
「求めてねぇし、供給してねぇよ!!」
ミズの声にならない叫びとともに銅像はミズを軽く押し潰して止まる。
「止めるのちょっと遅オーイ!!ミシミシいってるよ!?ねぇ!?」
「知るかボケ!」
はぁはぁ、と息を整えながら気持ちも落ち着かせる。
(落ち着こう、わたし。てか、なんで関西弁!?いや、関西人だけど!・・・・・・じゃなくて!!落ち着こう。ビークールだよボク。よし、大丈夫大丈夫…って大丈夫じゃないよ!歌ってるとこ見られた!ハズイ!!てかあり得ない!もう、死亡フラグ乱立カオスだよ!!意味分かんないよ!なにそれ!?・・・・・・いや、落ち着こう。あたしなら大丈夫だ。切り抜けられる。問題ない。ノープロブレム。もうまんた・・・・・・あれ!?中国語がでてこない!なんで!?もう、意味分かんないんだけどっ!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
が、中々に落ち着いてくれない。思考が散り散りだ。いっそ哀れな程にまとまりがない。
「何でもいいけど誰か助けてくれ。」
ミズの切実な言葉が聞こえたような気がするが、今はそれどころではない。
というか、自業自得だ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・死ぬ。本気で。」




