1、始まりはいつでも唐突
どう考えても人間の音声ではない歌が流れる。想いがこもっているようでないような歌。選んだ理由は持っている中で一番テンポがいいから。テキトーに選んだ目覚まし用。
起きなければならない。起きなければならない、が起きたくない。出来るなら二度寝に入りたい。
[起きたほうがよろしいのでは?]
わかってるよ。わかってるけど起きれないから起きれないんだよ。わかってないなぁ。
[でも、ほら横の方、起きられましたよ?]
まじか。
くそう…
オレの癒しが去っていく…
[もう、動きだされるのでは?]
はぁ…
起きるか…
「・・・・・・・・・ん?」
[はい?]
あいつじゃない?女?珍しいけどあの子か?いや、てか声遠くね?
[何方の事でごさいましょうか?]
あいつらだよ。一番、五月蝿いやつら…っていやいや、何方ですか!?
[*******でございます。]
誰って!?
[それにしても、諦めなくて正解でございました!7億35人目にしてようやく!これはもう、運命!ギリギリでしたがなんとかなりました!]
・・・なんの話だ。意味がわからん。自分が狂ってるとはわかっていたが遂に末期かわたし・・・・・・
短い人生だ。
[そうですね!では後はよろしくお願いいたします!!]
そして気が付けば真っ白な世界
上も下も前も後ろも右も左も白い
何もない
地面すらない
そんな世界
自分以外にあるのは腕の中の生まれたばかりの娘――――生後2週間
「――――――………・・・・・・・・・は?」




