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第二十五話 昨日のこと

今回は(今回も?)すごい難産でした。

内容は決まっているのにうまく書けない・・・まだまだ未熟ですね。


私は、真貴ちゃんとティアちゃんの匂いに包まれて、目を覚まします。

しばらく、朝の微睡を楽しんだ後、体を起こして、今度は二人の寝顔を堪能します。

昨日は不覚にも眠ってしまったので、今から色々しようと思います♪

まずは、二人の匂いチェックです。


クンカクンカクンカ


二人ともいい匂いがします。

それに、昨日はそのまま寝てしまったので、いつもより少し匂いが強いです♪

これはもう、味をチェックするしかありません!!


ペロペロ、ペロペロ


私は、二人の首筋をなめます。


うん、いつもより塩味が強いですね。

とってもおいしいです♪

もうちょっとだけ、味わいましょう。

・・・・・っは、ついうっかり数分も堪能してしまいました!!


次は、胸の大きさチェックです。


もみもみ、もみもみ


うん、二人とも成長してないですね。

私好みの小さい胸のままです♪


次はし「リタ、何してるんですか?」・・・あ、真貴ちゃんが起きたようです。


「愛情表現?」

「胸をもむのがですか?」

「うん、何時も通り、私好みの小さい胸でした♪」

「リタ、ケンカ売ってます?」

「売ってないです。褒めてるじゃないですか」

「褒めてる?そうですか、私もリタのたいして大きくない胸で愛情表現していいですか?」

「もちろんです♪」


私がそこまで大きくない胸を張ると、真貴ちゃんはそれを鷲掴みにし、すごい勢いでもみ始めました。

ときどき、「この脂肪の塊め!!」とか「このこのこのこのこの!!」とか言っている真貴ちゃんかわいいです♪

それに、その・・・とっても気持ちが良くて、思わず「あっ」とか「んっ」とか声が出てしまいます♪


それから数分ほどもみ続けていた真貴ちゃんですが、「むなしくなってきました」といって手を放しました。

私はもっとしてほしかったのに・・・・・。


「それではあらためて、真貴ちゃんおはよう、ちゅっ」

「はい、リタ、おはようです、ちゅっ」


私は何時ものように真貴ちゃんにおはようのキスをします。


それでは、もう一度真貴ちゃんの匂いと味を堪能しましょうか・・・・・ん?ティアちゃんが赤くなっていますね。

もしかして狸寝入りでしょうか?


「ティアちゃん、もしかして起きています?」

「・・・・・」


ティアちゃんが一瞬ピクッと動きましたが、目は開けません。


「起きてますよね?寝たふりするならキスしちゃいますよ~?」

「・・・・・」


またピクッとしましたが、起きません。

仕方ないですね、お姫様を起こすにはキスするしかありません。

私は一度真貴ちゃんに目配せして、ティアちゃんに顔を近づけ、唇に『ちゅっ』とキスをしました。

私が顔を離すと、今度は真貴ちゃんが、ティアちゃんに顔を近づけ、唇に『ちゅっ』とキスをします。

その後、私と真貴ちゃんはティアちゃんが狸寝入りをやめるまで、頬や瞼、額に首筋、耳や髪の毛まで、そこらじゅうにキスの雨を降らせました。

ティアちゃんの顔はどんどん赤くなっていき、最後には少し涙目になったところで「お、起きます。起きますからやめてください」と言って狸寝入りをやめました。


「ティアちゃん、おはよう」

「おはようです、ティア」

「うぅ・・・ひどいです。リタさん、真貴さん、おはようございます」


ティアちゃんはひどいと言いながらも、どこか嬉しそうに挨拶してくれました♪






「そもそも、『世界を崩壊させるもの』とはどんな魔物なのですか?」


朝食も食べ、一息ついたところで、私は昨日のこと・・・『世界を崩壊させるもの』について真貴ちゃんに詳しく聞くことにしました。


「リタ、『世界を崩壊させるもの』は魔物ではないです。昨日も少し言いましたが、世界を壊す存在・・・世界がなるたちの悪い病気で『魔力過多症』のようなものです。


『魔力過多症』とは、体に一部に過剰な魔力が溜まり、不調をきたす病気で、治そうにも回復魔法も治癒魔法も効かないため、不治の病と呼ばれています。

私の前世で言う癌』みたいなものですね。


世界の病気ですか・・・それも不治の病・・・あれ?もしかして、私達が偶然見つけなければ大変なことになっていたのでは?


「真貴ちゃん、もしかして、昨日って『世界の命運をかけた戦い』とかそういうのになってました?」

「そう言えなくもないですね。すぐに世界が崩壊するというわけではないですが、もし『精霊王』が負けた後ですと、天変地異くらいは起こっていたと思います・・・あ、ついでに言えば、ローラント王国の不作の原因は『世界を崩壊させるもの』が生まれる前触れだったと思われます」


その言葉を聞いて、ティアちゃんが少し青ざめました。

もし天変地異とか起こっていたら、ローラント王国も巻き込まれていたでしょうからね。

被害が出る前・・・被害が広がる前に倒せてよかったです。

これも真貴ちゃんのおかげですね、私の魔法なんて、ほとんど効きませんでしたし・・・。


「真貴ちゃん、『世界を崩壊させるもの』に私の魔法が全く効かなかったのは、何か理由があったんでしょうか?いくらなんでも、大魔法を受けて無傷というのは不自然です」

「それは『世界を崩壊させるもの』の特殊能力のせいですね。『世界を崩壊させるもの』は、『魔力』以外、精霊だろうと魔法だろうと触れたものは基本的になんでも腐らせて浸食し、成長します。無傷に見えたのは『世界を崩壊させるもの』を損傷させる速度と、リタの魔法が浸食される速度が同じだったからです」


そういえば『エレメントクリスタル』も腐ったように見えましたが、浸食されていたんですね。

魔法まで侵食するとか、すごいチート能力です・・・あれ?


「真貴ちゃんの鎌は浸食されてなかったみたいですけど、どうしてですか?」

「この鎌は私の『魔力』を具現化したもので、純粋な『魔力』で出来ているので浸食されないです。ついでにいえば、折れたりも曲がったりもしないです」


あの鎌って真貴ちゃん(の魔力)で出来ていたんですね・・・・・そう考えるとなんだか愛おしくなってきます。

こんどペロペロさせてもらいましょう。


「真貴さん、私がリタさんの亜空間に精霊を誘導したのも浸食対策だったんですね?」

「そうです。『世界を崩壊させるもの』は周りにいる精霊を浸食して、成長し続けていたんです。なので、まずはティアに精霊をリタの亜空間へ誘導してもらったのです」


そういえば、魔法が浸食されることに意識が向きすぎてスルーしていましたが、精霊も浸食されるって言ってましたね・・・むしろ、こっちの方が大問題です。

魔法は使わなければ浸食されませんが、精霊はそこらじゅうにいますからね・・・ん?それならなんでわざわざ私は『世界を崩壊させるもの』を浸食されるのに魔法で攻撃させられたんでしょうか?


「真貴ちゃん、私が属性を変えて持続時間の長い魔法を使ったのはどんな意味があったんですか?」

「それも『世界を崩壊させるもの』の成長を阻害するのが目的です。いくらティアに誘導してもらったとはいえ、精霊を完全に居なくするのは不可能です。なのでリタの魔法で『世界を崩壊させるもの』を包んで、精霊のいない状態にしたんです。属性を変えてもらったのは同じ魔法ばかりだと『世界を崩壊させるもの』が慣れて浸食速度が上がる恐れがあったからです」


つまり、私の魔法で包んで『損傷もしないけど、成長もしない』状態にしたんですね。

でも、ティアちゃんの誘導で精霊はほとんどいなかったような・・・息もできなくなるくらいですし、私って本当に必要だったのでしょうか?

いえ、必要だったに違いないです!!

今、真貴ちゃんに目をそらされたのは気のせいです!!

さ、さっさと次の質問をしましょう。


「真貴ちゃんが最後に使った『イレーズ』でしたっけ?あれはなんですか?浸食もされてなかったようですし、魔法ではないんですか?」

「あれは『消滅魔法』です。無から有を生み出す『創造魔法』、有から無に還す『消滅魔法』・・・数多の神話で語られる『始まりと終わりの魔法』の『終わりの魔法』の方ですね。『浸食』も何もすべて消滅させるので関係ないです」


『始まりと終わりの魔法』のことなら、聖書で読んだことがありますね。

確か、神様しか使えない究極の魔法のことだったはずです。


え?

なんで聖書を読んだことがあるのかって?

淑女のたしなみとかいって、無理やり読まされたんですよ!!

内容なんて、もうほとんど覚えてないですけどね。

おっと、話がそれました。


「『始まりと終わりの魔法』は神様しか使えないと聞いた覚えがあるんだけど、なんで真貴ちゃんは使えるの?」

「何言ってるんですか、リタ。私はこれでも死神ですよ?神様の一種です」


そういえば、真貴ちゃんは死神でしたね。

そう言われれば納得できるようなできないような・・・あまり深く考えないことにしましょう。

真貴ちゃんはその魔法が使えて『世界を崩壊させるもの』を倒すことが出来た。

それで問題なしです。




さて、私が聞きたいことはだいたい聞いたかな?


「私が真貴ちゃんに聞きたいことはほとんど聞きましたけど、ティアちゃん、他に何か聞きたいことってありますか?」

「う~~ん、私も聞きたいことは全部聞けたと思います」


それならこれで説明会はひとまず終わりですね。

私から聞いておいてなんですが、真面目な話は疲れます。


「リタ、ティア、最後に一つ提案があります」


私が終了モードになっていたら、真貴ちゃんがそれに待ったを掛けました。

提案とはなんでしょうか?


「二人とも『消滅魔法』を覚える気はありませんか?もしまた昨日のように『世界を崩壊させるもの』が現れても、二人が『消滅魔法』を使えれば、苦戦することが無くなります」


そうですね、確かにまた『世界を崩壊させるもの』が現れた時、またあまり意味のない(気がする)魔法で援護しかできないのは嫌ですし、覚えたいですね・・・あれ、でも『消滅魔法』って私達でも使えるんでしょうか?


「真貴ちゃん、覚えるのはいいけど、神様じゃない私達でも『消滅魔法』って使えるんですか?」

「いえ、リタもティアも『現人神』になるので、練習すれば使えるようになります」


・・・・・どういうことでしょう?

いつの間に私とティアちゃんは『現人神』なんてものになったんでしょうか?


「真貴さん、リタさんはともかく、私も『現人神』なんですか?」


え?

ちょっと待ってティアちゃん、私はともかくってどういうこと!?

確かに私は新しい魔法作ったりとか死者蘇生できたりしますが、『現人神』って呼ばれるほどでは・・・ほどでは・・・ありますね。

死者蘇生とか、普通に神様の領域ですね。

これではティアちゃんを責められないです。


「そうですよ。神様から『力』を貰っているリタももちろん、そのリタと魂がつながっているティアも『現人神』です」

「私も・・・お二人と一緒なんですね・・・」


ティアちゃんは少し複雑そうな顔でそう言いながらも、どこか嬉しそうに見えたのは、私の錯覚でしょうか?







こうして、ティアちゃんと一緒に『消滅魔法』の練習をすることになりました。

しかし、『消滅魔法』は思ったよりも難しく、学園に着くまで必死に、それはもう朝から晩まで練習したにもかかわらず、初歩の初歩を何とか習得することしかできませんでした。


何が言いたいかというと・・・練習に必死で『精霊王』のこと忘れてました!!




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