表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
165/376

第2-47話 風魔の提案

 ◇◇◇第十八層◇◇◇



「皆さんお待たせしました」

「明理さん‼ って……。ルグアさんのこと、本名で呼んじゃってるけど、大丈夫ですよね?」

「アレンがいないから、どちらでもオーケーです。それに、私も普段の話し方だし、気にしなくていいですよ」

「よかった……」

「まあ、見た目と合いませんけどね……」


 今まではアレンがいたから、初期の話し方とギャップが生まれないように、フォルテの話し方で接してきた。

 アレンがいないのは寂しいけど、私を助けようとしてくれたのだから、今度は私が助ける番。どこにいるのか分からないが、進まなければ助けられない。


「それで風魔さん。心当たりってなんですか?」

「ガデルも気になっていたんですね」


 普段の私の口調とガデルの口調に差がないため、まるで双子のようになってしまう。ゲーム内口調に戻せば何とかなるけど……。

 口調のことを気にしていても、余計な思考に翻弄されてばかり。一旦忘れて状況を再確認する。

 右隣には戸惑いを隠せないでいるガデル。扇形になるように立つ風魔は、何やら口をごにょごにょさせていた。

 ウェンドラは〈レコード・ノート〉を開き、出来事の流れの見直し。雷夜とクリムは、アレンをド忘れしたメンバーを説得中。


「アルヴェリアとの連絡がついた。ルグアの呼び名が紛らわしい。こちらも、普段のオマエのことは明理と呼ばせてもらう」

「私はなんでもいいですけどね。そのことより、連絡がついたって……」

「本題に入る前に、一つ忠告しておく。今のアルヴェリアは、ウェンドラ達が知っている場所ではない。

 数年の時を経て発展し、上級精霊(ハイエスター)が発見され、王族との地位が確立されている。

 どうやらアレンはそのアルヴェリアにいるらしい。上級精霊シルフィードの守護精霊として、協力したい」

「ちなみにボクは雷神トールの守護精霊だよ♡」

「風魔に雷夜。助かります」


 上級精霊だの守護精霊だの、知らない言葉が多いけど、力を貸してくれるのは嬉しい。それが、兄弟の二人なら心強い。

 そんな私には目もくれず、風魔はアルヴェリアへ向かう準備を始める。どんな感じに移動するのか知らないけど、秘策があるのだろう。


「位置確認完了。クロノも呼び出せそうだ」

「クロノ? ってなんですか?」

「時空の神域精霊(レジェンダー)クロノ。時空の歪みで、異空間や都市と都市の移動を可能にさせる」

「ってことは、そのクロノを……」

「……」


 ――神域精霊(レジェンダー)召喚(コール) クロノ


「風の街ラノグロアと繋げてもらいたい」


 ――承知した。時空の狭間を通るがいい……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ