第2-46話 途絶えた連絡
本日2回目!!!!もうすでに主役交代しています!!!!
◇◇◇第五十層 ルグア目線◇◇◇
「ウェンドラさん。それって……」
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『いずれこの世界は破滅してしまう。それを回避するには、明理さん。貴方の素体が必要不可欠なのです』
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私は改めてウェンドラの言葉を思い出す。世界が破滅する。過去にも危惧されていた事だが、全て外れていたため、紛らわしい予言。
もし本当だとしても嘘だとしても、信じてくれる人はいないはず。しかし、【始まりの魔女】であり、特異点【世界創造】を持つ彼女が言うなら、言い切ってもおかしくなかった。
「だけど、どうしてそれが?」
――『どうしてと言われましても。もう少し詳しく説明致しますと……。実は、今複数の世界が一つになろうとしているのです。もうすでに影響が反映されているようで……』
「一つに……って。原因は?」
――『ワタシにも分かりません。申し訳ないのですが……』
これでは何も分からない。念の為。ゲーム内にいるプレイヤーの分布を確認する。けれども、アレンだけがヒットしなかった。
通信魔法で連絡を取ろうとするが、なかなか繋がらない。こうなると、考えられるのは全損したか……?
だが、運営に聞いても、彼が全損したという履歴が残っていないそうで……。もう一つ考えられるとすれば、場外からの干渉しかないのだろう。
この件に関しては、異世界に詳しい風魔に聞いた方が話が早い。別にウェンドラでもいいのだが、言い争いは回避したかった。
「ウェンドラさん、ちょっと風魔さんに」
――『かしこまりました。では失礼します……』
『行ったみたいだ……?』
――『一つ忘れていたのですが、ちょうど同行しているので、このまま接続先を変更します』
「通話継続になっちゃったみたい。了解です‼」
こうして、接続環境はそのままに、ウェンドラから風魔へ切り替わる。切り替わってすぐは、軽いラグが発生するけど、感度は問題ない。
しかし上手く接続がされなかった。別の誰かと話をしているのだろうか? 代わりにガデルが出たいらしいので、再接続させた。
――『えーと、聞こえてますか?』
「はい。聞こえてますけど……。何かあった……」
――『アレンさんが消えて……。誰かに拐われたかもしれなくて……』
「アレンが拐われた? そんな……。実は分布にヒットしなかったし……。わかりました。
フォルテのおかげで、自由に移動できるようになったから、急いで十八層に向かいます‼ 5分だけ待っていてください‼」
――『ありがとうルグア……じゃなくて明理さん‼ なんか、作者なのに助けられてばっかりですね……』
「いいんですよ。仲間だから」
不自然ではあるが、通信魔法の接続を切断する。意識空間から離れると、目の前に広がるのは機械都市のカラクリ達。
幸いマロネの姿は見当たらなかったので、全速力で第五十層の壁を突き破る。現実での酸素濃度は低いが、これくらいなら朝飯前。
と言っても、ゲーム内では第六層、現実では七月十九日以来、何も口にしていないが……。今は絶食期間中なので、ログアウトまで食べる予定はなかった。
目算で階層を数える。落下速度に合わせて、数階ずつ。勢いに逆らうことはできない。全身に風を受けながら落ちて行く。
そして、『ここだ』というところで外壁をぶち壊し、階層の内部へ移動。そこには、先程やり取りしたメンバーが、首を傾げて集まっていた。
読んでいただきありがとうございます。
あと残り4話。無理しない程度に頑張っています。
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