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第2-7話 謎のクレーマー

 ◇◇◇第二十層 アレン目線◇◇◇


「ただいま?」


 チェリスとの装備調達――ルグアの奢りではではあるけど――から宿屋に帰宅した俺。照明がまだ取り換え終わってないからか、薄暗い。

 けれども、仲間達のおかげで部屋は整理され、小さな汚れも消えていた。だけど、そんな仲間の姿が見当たらない。何かあったのだろうか……。

 その時。


『風魔くん大丈夫?』

『ふうにい無理は……』

『だだ、誰か助けてくれぇぇぇぇいぃぃぃぃ⁉』


「風魔さん?」

「それに管理人の声も聞こえたわね。犬急ぎましょ」

「了解しやした‼」


 宿屋の裏手からの悲鳴と仲間の声が(とどろ)き。俺とチェリスは外に出る。走れば数分の距離を駆け抜け、見えたシルエットは剣を構えた女性と対峙する風魔だった。

 何度も攻撃を受けたのか、風魔の身体は傷だらけ。護衛(タンク)専門ボスなだけあって、治癒能力が高い分、見知らぬ女性は攻撃をやめない。


「これは一体どういうことっすか?」

「どうやら、この女は【アーサーラウンダー】が気に食わないらしい」


 ボロボロになっては修復を繰り返す風魔。冷静でいられるのが凄すぎる。っていうか、風魔の最大HPってどれくらいあるんだろ?

 何時間この状況が続いているのかわからないけど、倒れる気配が皆無なんですけど‼


「まだ倒れないんかい」

「ボスエネミーだから当然。耐久力には自信がある。剣で語るのもいいが、まずは名を聞きたい。そして、用件を教えてもら……」

「だから気に食わんのじゃい。名乗りたくもないわ‼」


 キャラ濃い‼ 違う意味で濃いんだけど‼


「それなら、用件からでもいい」

「用件? 聞いた話にゃユニーク持ちや、元テスターがいるって知ったもんでね。嫌なんだよ。それも、負け無しプレイヤーもいるってね」


(負け無しプレイヤーって、もしかしてルグアのこと?)


 知っている人多いんだなぁ〜。ルグア大人気ってことではないけど、なんかヤバそう。風魔攻撃受けすぎだし、管理人腰引けてるし。


「もう少しで全損。あとが無くなったか……。残りは団長。アレンに任せる」

「俺っすか? けどこの状況で何を話せば……」


 急に振られたら困るんだけど風魔さん。言葉が出てこないんですけどぉ。ってこれじゃあ意味無いよねどうしよう。


「いい考えがある。明日この女と戦え。その方が話が早い。ただし、アレンは能力を使うな。戦闘能力に差が開きすぎる」

「俺の能力封印って……」

「逆らうのは自由にしろ。それによって周りからの印象が変化する。あとは自分で決めろ。この先は言わない」


 だと思った。さっきの女性は帰ったみたいだし今日は早く寝よ。そんなこんなで寝室に向かうのだった。

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