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第2-5話 初めての甲冑♡♡♡

 ◇◇◇アレン目線◇◇◇


「ルグアさん‼ 突然呼び出してすみませんした‼」


 ――『問題ねぇって、気にすんな。それにまだ大量に金はあるからさ』


「えっ?」


 チェリスの案内で防具屋にやってきた俺は、ゲーム通貨が足りず、ルグアと交渉していた。それにしても、このゲームはアイテムの価格が高すぎる。

 今回買ったのは、薄手のTシャツとズボン。ルグアからの意見で軽い甲冑を購入したのだが、甲冑だけでも300万エレメント。日本円で3000万円だから、買う気が起きない。

 もちろん、ルグアはリアルマネーで支払ってくれたが。


 ――〈合計2000万エレメント。購入を確定しますか?〉


「2000万エレメントってことは、2億円っすよね?」


 ――『その通りだ。まだ日本の借金を一括返済できるだけの額が残ってるから、呼んでくれれば全て払ってやるよ』


「あ、ありがとうございます。そういえばリゲルさんは?」

『お呼びでしょうか? 少々寝ておりました』

「おはようリゲルさん」


 リゲルというのは、俺と身体を共有している別の人で、槍使い。今でも時々主導権を交代して、それぞれが補い合うようにしている。

 産まれは俺と別の世界で、そこはフォルテやウェンドラが産まれた場所でもあるらしい。

 実際どういう世界かは知らないけど、いつか行ってみたくなってしまう。そういえば、フォルテの方はどうしているのだろうか?


『たしかに、僕も見ていないですね。久しぶりに声を聞きたいくらいではありますが、ルグアさんの事情で会えないのであれば、この気持ちは控えておくしかありませんから』


 ――『ほんと……』


「あら、リゲルに目がないのかしら? 前団長さん? アレンと相思相愛と思いきや、別にそういう訳ではなさそうね」


 ――『いや、そういうことではないんだが……。正確には、フォルテがリゲルのことを好きで、私はアレンが好きで……』


「自分で好きと言うなんて、女心は隠せないものね。ルグアの性格はアタシの好みじゃないから。あんな高電圧の電磁パルスを搭載したヘッドギアなんて、完全に拷問よ。人殺しじゃない。それなのに生きてるって、それも酸素濃度も細胞の活動が停止するレベルまで低下させているんでしょ? 人間ではなくゾンビよ。ただの生きた屍よ‼」


 ルグアは違法薬物の更生剤研究での被検体のため、フォルテに影響がないようにしているようだけど、最近そのオーラを見ていない。

 説明が連続しているが、俺はオーラを視覚的に見えるようで、ルグアは黄金色。フォルテは紫。ボスエネミーが黒と、違いを見分けられる。


 ――『アレン。振り返るのはほどほどでいいんじゃないか?』


「そ、そうっすね……」


  購入したばかりの装備を身につける俺。初めての甲冑はゲームなのにも関わらず、かすれる金属の音が耳障りに感じる。

 肩にも違和感があるし、慣れない分自分でもわかるっくらい歩き方がぎこちない。膝を上げすぎても下げすぎてもダメ、それより金属音をなんとかしてほしくなる。


「さて、用が済んだことだし。犬、そろそろ宿に帰るわよ」

「了解しやした‼」

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