どうも、ともだちになりました!
俺は人生初、いや悪魔生初の”ともだち”ができた。
俺の”ともだち”も初めてのともだちだったらしく喜んでいたのかは定かだが照れ臭そうにしながらもぎゅっと俺の手を握ってくれた。その手が震えてたのには気付かないフリをしてたけどやっぱ無理だもんなあ。
まあ、俺とそのこのともだちという関係がはじまってからまだ一日ぐらいか、それくらいしか経過していないわけだけど結構仲は良い方だと思う、悪魔という生き物は出会ったらよーし戦闘だグワハハハみたいな生き物なわけだから彼女のような悪魔は初めて見た。
まあ、その後初めて会った魔王様にも驚かせられたわけなのだけれど。
ヴァンパイアな変わった悪魔と、魔王で何故か温厚なこの世界を支配する頂点に立っている悪魔と一日でともだちになったわけだけど、これは結構すごいことだと思う。
だって、魔城に住んでいる悪魔は比較的位が高い悪魔だ、それに反し俺、人狼という種族は悪魔の中でも位が低く他の悪魔に出会ってすぐ言われるのが人狼ごときだと戦う気にもならねえ、だ。
人狼の全部が気性の荒い戦闘狂で馬鹿だと思うなよ。
全部が全部そいうわけじゃない、ただソレが多いだけであって。
人狼の中だって俺は蔑みの対象となっている。
理由は狼らしくないから。
だから人狼の俺を見ても蔑む事もなく、人狼らしかぬ行動をしても好奇の視線をおくるわけでもない彼女には結構好意的な感情を抱いていたりする。
まあ、彼女が自分がヴァンパイアだと自覚してなかったのには驚いたけど。
あの時は彼女のあまりのうろたえ様に思わず頭を殴ってしまったのだが。
まあ、それはいいとして……
彼女の性格というか……ねえ?なんかどうにかならないものだろうか。
天然なの?たらしなの?と叫びたくなるような。
俺は特別性欲が強いわけでもないし、ただの馬鹿だということは自覚している。
人狼なのにも関わらず狼より犬に見えることも。
そりゃ、自分から肩を差し出したし、結構親しくなったわけだし彼女なら別にいっかと思いながら血を吸うのを俺は許可した。
それが迂闊だったのかもしれない。
俺の首筋に戸惑いながら噛み付き、俺の血を咀嚼する彼女はいつにも増して色気が増加し俺は理性を抑えられる気がしなかった。抑えたけど。
がぶがぶと首筋に歯を立てながら血を啜る彼女は実に色っぽく自分でもわかるほどに顔に熱が高まっていた。
それから十分ぐらいした後だろうか、彼女はどうやら腹を満たせたようで俺の首筋から口を離した。
最後にペロリと血をなめとって。
その行動がいけなかった。そういう経験が浅かった俺の意識はあっけなく飛んだ。
何時間たったかは覚えてない、ていうか知らない。
どうやら目を見開いたまま硬直し意識をとばした俺は彼女に揺すられていたらしい。
意識が戻ってすぐに近距離に彼女の顔があるものだから、ねえ?
ブラッドの馬鹿という捨て台詞を残して俺は自分の家に戻ったとも。
洞窟だけどね。
とりあえず、今回でわかったことはブラッドが天然タラシだったこと!
まあ、今回のことはおいといてもう寝よう。
ハスはブラッドを恋愛対象としては見ていません、悪魔でも悪魔なので、あれ。
まあ、悪魔なので女だったら誰でも性の対象に入ります、雄の悪魔なら。
悪魔でもブラッドはともだち、ただ色気があったため理性がぶっとびそうになっただけ。




