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悪役令嬢後宮物語  作者: 涼風
にねんめ
246/250

若獅子の断罪

2026年も、どうぞよろしくお願いいたします!


 かつてディアナも閉じ込められた地下牢は、そこで過ごすに必要最低限の用品だけが整えてある、殺風景な場所だ。基本は貴族を閉じ込める場所でなく、貴族や王族に危害を加えた平民を一時的に収容するための場所だから、長期滞在する仕様にはそもそもなっていないらしい。ロガン準男爵はあくまでも貴族に準じた身分なので地下牢送りでも問題ないが、シュラザード侯爵は本来、王宮内の一角に設けられた貴人牢に入れられるのがセオリーだという。

 それが今回、こうしてロガン準男爵と二人仲良く(とはいえ、入る牢は当たり前に別だが)、地下牢へと入れられたのは。


(夜会中に暴走してくれて、助かったよねぇ……)


「夜会の最中で貴人牢の警護に回す人手が足りないから」という表向きの理由も間違ってはいないが、真実でもない。……もしも無事、シュラザード侯爵を牢屋へぶち込める展開に持って行けたら、警備が厳重な貴人牢でなく、奥までいちいち見張らない地下牢に入れてほしいと、カイが密かに頼んでいたのだ。貴人牢とて侵入できないことはないが、省ける手間は省いた方が効率的である。


(……にしても、初めて見たけど、アレが一応、俺の実父、ってこと?)


『年迎えの夜会』が始まってからシュラザード侯爵が連れて行かれるまで、カイは大広間の天井裏から事態の推移を見守っていた。今宵の大ホールは一時的とはいえ霊術(スピリエ)が使えない状態のため、くれぐれも無茶はしないように念押しはしていたけれど、ディアナが我が身可愛さにトラブルをスルーするような人間なら、そもそもカイはここまで苦労していないのである。

 その予想は正しく、新年の鐘が鳴ってしばらくの後、大ホールへ現れたシュラザード侯爵に、彼女は真正面から対峙して。


(ハラハラしたけど、マリアンヌさんの登場には、もっとビックリしたかな……)


 ソラから預かり、ミスト神殿で一度使った〝移動陣〟を、外宮室が確保した部屋に敷いておいてほしいと頼まれたのは今朝早くだ。現在ツテムノにいるエドワードだが、さすがに伯爵家の跡取り息子が王宮夜会に不参加はまずいため、ソラが〝移動陣〟を起動させて王宮へ直接送る算段となったらしい。マリアンヌの療養計画を詰めると同時に、マリアンヌとデボラからこれまでの事情を聴取。同時に周辺の『闇』と稼業者を動かして、マリアンヌ殺害計画に加担したゲルスト医師を捕縛、尋問に立ち会うといったファインプレーをこなしたエドワードだけれど、いくら彼が規格外でも、それらと移動は同時にこなせなかったということか。

 ツテムノ側の事情を知っていて、尚且つ〝移動陣〟を設置した当人だから、マリアンヌが突然現れても、「エドワードさんに同行したってこと? 無茶するなぁ」で納得できたが、医者であるディアナはそうもいかない。夜会の最中始まった断罪劇の最中、『紅薔薇』の仮面が時折外れ、マリアンヌの容態を心配する医療者の顔が覗いていた。まぁ、それに気づいたのは仲間たちだけだろうから、さほど問題はないだろうけれど。

 マリアンヌの告発から外宮室の証拠提示、加えて証言者たちの登場という怒涛の展開を経て、当初の計画とは大幅に異なる展開ではあったものの、計画通りにロガン準男爵とシュラザード侯爵の収監が決定した。――ここから先は、〝裏〟の領域である。


(――いた。あそこか)


 カイがシュラザード侯爵と対峙するところまで織り込み済みだった外宮室の面々は、ロガン準男爵とシュラザード侯爵を、声も聞こえないほど離れた区域にそれぞれ入れてくれたようだ。地下牢の見張りは、地上の入り口に二人、区域ごとにそれぞれ一人つく決まりらしく、しかも常時中が見張られるわけでもない。こっそり侵入し、話を聞くだけ聞いて去っていきたい裏稼業人には、うってつけのシチュエーションといえる。


「くそっ! 出せ! ここから出さんか! 私を誰だと思っている!!」


 牢に入れられた侯爵は、意気消沈しているかと思いきや、とても元気に騒いでいた。意識もはっきりしているようで、これなら大した術は使わずとも、問題なく話を聞けるだろう。ソラの呪符を使えば洗脳など造作もないけれど、この程度の小者から話を聞き出すのに手の内を一つ晒すなど、勿体無いにもほどがある。


 少し離れた場所に降り、わざと気配を出して足音も立てながら侯爵のいる牢へと近づいていく。

 さすがに人の気配を察したようで、近づくにつれ、シュラザード侯爵は喚き声を控えたようだった。


「……ふん、ようやく来たか。由緒正しき侯爵家の当主にこのような扱いは相応しくないと、そのようなことも分からんとは。王宮官吏の質は、随分と悪くなったようだな」

「『年迎えの夜会』なんていうクソ忙しい行事の日に騒ぎを起こして、王宮側に余計な負担をかけた分際で、よくそんな偉そうに言えるよね。貴族らしく貴人牢に入れてほしいなら、もうちょい王宮が落ち着いてるときにしなよ。夜会の警護で王宮騎士さんたちの人手が足りないときにこんなことしたら、貴族だろうが王族だろうが、ひとまず外から閉めとけば逃げられない地下牢にぶち込まれるのなんて、ちょっと考えたら分かるじゃん」


 開口一番のワガママ放題な言い分に呆れ果て、思わず素で突っ込んでしまった。シュラザード侯爵が地下牢に放り込まれた理由の大部分はカイがそう頼んだからだけれど、仮に何も言っていなかったとしても、王宮が一年で最も忙しいであろう日にこんな騒ぎを起こせば、結局行き着く先は同じだったはず。それくらい、貴族でない自分でも分かる。

 カイの平坦なツッコミに、ようやく目の前の人物が王宮騎士でないことに気付いたらしく、シュラザード侯爵は目と口をぽかんと開け、こちらを凝視してきた。


「お、お前、は……」

「なに? この格好見たら分かると思うけど、俺は王宮の人間じゃないから、用事とかは言いつけても無駄だよ?」

「おま、お前、まさか、あのときの……!」

「……?」

「あのとき、死んだはずの、あ、悪魔――!!」

「……あぁ」


 心のどこかで、冷酷な自分が酷薄な笑みを浮かべたのが見えた。……すっかり忘れていたが、そういえば自分は赤ん坊の頃、一度だけ、こいつの目に触れたことがあったのだったか。


「……そういえば、アンタは生まれたばかりの俺の目を見て、始末しろとかほざいたんだっけ? そりゃ、目を見れば〝誰〟かすぐ分かるか」

「あ、あ、あの、あの女……あの女が、始末した、はず……」

「始末したい奴がいるなら、誰かに任せず、自分で確実に息の根止めた方が良いよ? よっぽど信頼関係のある人に頼むならまだしも、マリアンヌさんは間違っても、アンタに心の一欠片だって渡しちゃいなかったんだ。それでなんで、あの心根の強い人がアンタの言うことに従うと思ったのか、マジで疑問」


 話しつつ、ゆっくり、鉄格子の前まで進み。

 カイは、何となくつけていた、覆面を外す。


「……ざまぁないね。マリアンヌさんを散々踏み躙って、思い通りにならないと思ったら身勝手に殺そうとして。最後は全部暴かれて、家諸共堕ちてくんだから」

「な……」

「貴族の矜持なんてもんは持ってないけど、俺にもシュラザードの血とかいうヤツが流れてるなら――『正しき神の騎士』の誇りを地の底まで落としたお前ごと、家の歴史を終わらせる。それが、流れる〝血〟に対する、せめてもの筋の通し方だ」

「ぁ――!」


 カイの言葉のどこが、侯爵の琴線に触れたのかは分からない。

 だが、夢幻を見ていたかのように虚ろな眼差しだった侯爵は、カイが言葉を結び終えた瞬間、一気に意識を現実へと戻し、鉄格子を勢いよく掴んだ。


「本当に、あのときの、赤子か! 生きていたのか!!」

「……お前がボンクラだったお陰でな」

「お前が、正妻が産んだ嫡男がいるなら、シュラザードの存続は認められる! すぐに私の実子と名乗り出て、家を継ぐ用意をしろ!」

「話聞いてた? 俺は、お前もろとも、シュラザードを終わらせに来たんだよ。――そうじゃなかったら、わざわざマリアンヌさんを助けに行ったりしない」


 目を見てはっきり告げれば、侯爵の喉がひゅっと鳴った。


「ぉ……お前が、あの女を、助けた、だと?」

「とある筋から、マリアンヌさんが死にかけてるって聞いてね。あの人には聞きたいこともあったし、死なれたら困ると思って、とりあえず助けたんだ。――まさか、無理やり王宮から攫ってまで結婚した相手に毒を盛られてたなんて思わなかったけど」

「余計なことを……! あの女がシュラザードをこれほど貶めたのだぞ!」

「マリアンヌさんがしなかったら、俺がやってた。正確には、俺の心を汲んでくれた、俺の仲間たちが、だけど」


 鉄格子越しに、カイは侯爵を冷徹に見下ろす。


「話には聞いてたけどお前、マジで頭に欲しか詰まってないね? 瞳の色が黒に近いって理不尽な理由で棄てられた子どもが、なにをどうしたら、自分を棄てた家を守ろうって気持ちになると思う? 恨みこそすれ、そんな家に生涯縛られたいなんて思うわけないだろ」

「お、お前は、シュラザードの……!」

「まぁ、俺は別に、恨んですらなかったけど。ちょっと前まで自分の血筋になんて興味ゼロだったし、ぶっちゃけお前が王宮で余計なことさえしなきゃ、シュラザード家が生きようが死のうが、心の底からどうでも良かった。――お前が、俺の最愛に手を出しさえしなければ、な」


 紫紺の瞳に、このときばかりは、紛れもない怒りを込めて。


「俺の中に流れる血が、生まれて数日で途切れたはずの(えにし)が、よりにもよって俺の世界そのものな最愛を苦しめる。そんなことになるくらいなら、俺は世界から、そのしがらみを綺麗さっぱり消し去ることを選ぶよ。分かるか? 〝カリン〟をお前が望んだ時点で、シュラザードは終わってたんだ」

「わ、私は、お前の、父親だぞ!!」

「――俺の父親はこの世界にたった一人、『黒獅子』だけだ。孤独に泣いていた俺を拾って、己の持てる全てを注いでここまで育ててくれた、誰より尊敬しているあの人だけが、俺の父。……お前如きが、あの人に成り代わろうなんて、冗談でも思うな」


 怒りのあまり、抑えようと思っていた殺気がじわりと漏れた。そんなつもりはなかったが、どうやら結構な圧になったらしく、侯爵の顔が一瞬で青ざめ、「ヒッ」っと情けない声を上げて尻餅をつく。この程度で怯えるとは、『正しき神の騎士』の末裔として、恥晒しも甚だしい。


(……ダメだ、まだ早い。抑えろ)


 自分の殺気が人を殺す武器になることは、重々分かっている。肝っ玉の弱い、まさに目の前にいる男のような手合いであれば、本気の殺気をぶつけるだけで精神を破壊し、廃人にすることが可能だ。分かっているから、カイは敢えて感情を鎮め、意図的に淡々と、侯爵との会話を続けていた。

 まだ――彼には、聞かねばならないことが残っている。


「……お前、あのときの〝悪魔〟が生きてるって、信じてなかったんだろ。なら、〝カリン〟のことも、実子とは思ってなかったんだな?」

「わ、我が子であれば、とは思っていた。だが、あの女は男を産んだ、とも聞いていたから……トランボーノの遠縁の娘という可能性もある、と」

「実子じゃないかもしれないと思いながら、マグノム女官長にあれだけしつこく迫ってたのか?」

「たとえ我が子でなかったとしても、正妻に連なる女であるなら、その権利は当家にある」

「なワケあるかよ。貴族の継承権は、血縁の近い順から辿ってくんだろ? 仮に〝カリン〟がトランボーノの遠縁だったとしても、マリアンヌさんの嫁ぎ先でしかないシュラザード侯爵家に、彼女を継承者にする権利はない」

「そんなはずはない! 〝カリン〟が我が子であろうとなかろうと、マリアンヌと生き写しなあの娘は、シュラザードに入るべきなのだ!!」


「――お前に、そう、吹き込んだのは〝誰〟だ?」


 鉄格子の、外側で。

 紫紺の瞳を奇しく火枯らせ、魂まで揺さぶる声を発し、カイは静かにシュラザード侯爵を刺した。

 尻餅をついたままの侯爵は、言われたことがすぐには理解できなかったようで、はくはくと口を開閉している。


「ぁ……ふき……?」

「お前が、貴族として当然学ぶべき一般教養を何一つ学ばないまま、耳触りの良い言葉だけ与えられて育った、心も頭も空っぽなヤツだってのは分かる。お前は、爵位継承の仕組みとか、後継者はどんな風に探すのかとか、そんなことすら知らないだろう」

「な、にを……」

「そんな、お前が。〝カリン〟に関してだけは、異様なほどに執着していた。ただ〝マリアンヌ〟に似ているという理由だけで、実子かどうかも疑わしいのに、〝シュラザードの後継として相応しい〟と信じ込み、マグノム女官長に危害を加えてまでも、その詳細を知ろうとしていた」

「……」

「〝誰か〟から、言われたんだろ? かつての〝マリアンヌ〟によく似た、〝カリン〟と名乗る侍女がいることを。〝マリアンヌ〟に生き写しの〝カリン〟なら、シュラザード侯爵家の後継として、誰もが認めるはずだと。――〝カリン〟は、お前と〝マリアンヌ〟の子として、シュラザードへ迎え入れる権利のある娘だ、と」


 カイが言葉を重ねるごとに、侯爵の瞳が揺れ動き、何かを思い出そうとする表情になる。シュラザード侯爵への動機づけは策の軸部分だろうから、何らかの霊術(スピリエ)で用心深く隠しただろうけれど。


(……この手の霊術(スピリエ)なら、その気になれば、力づくで破れるからなぁ)


 カイは、細かい調整をしなければならない霊術(スピリエ)を自力で使える『核』は持っていない。

 その代わり、というわけでもないが。


(とりあえず破るだけで良いなら、俺にとっては、そこまで難しいことでもないんだよね)


 発動中の霊術(スピリエ)はもちろんのこと、発動済みで与えられた効果だけが継続しているものでも、カイがその気になれば、概ね打ち破ることが可能なのだ。もちろん例外はあるけれど。

 霊力(スピラ)の常識すらときに超克する、カイの霊力(スピラ)。その本質を目の当たりにしたソラは、その力をこう呼んだ。


 あらゆるものを打ち破る――『打破』の霊力(スピラ)、と。


『打破』の本質を剥き出しにした尋問を受け、ついに侯爵の瞳に、過去の記憶が甦る。


「そう、だ。あの日、シュラザードの別邸に、あの男が訪ねてきて……」

「知り合い?」

「昔、何度か、顔を合わせた。マリアンヌ、との、ことも」

「マリアンヌさん……?」

「マリアンヌと、私は、お似合いだと。結ばれる、運命だと。多少強引な手を使っても、手に入れるべきだ、と」

「二十年以上も、王宮に……」

「〝カリン〟という侍女のことも、あの男が、言っていたのだ。あれほど、マリアンヌに、生き写しなのだから。侯爵様の実子でなかったとしても、シュラザード侯爵家の娘として、迎え入れるべき、だと。……そうすれば、私が守ろうとしている、シュラザードの血統は、保たれる」

「……」

「人の目に触れることなく、王宮のあらゆる場所へ侵入できるという……呪い札も、そのときにもらった。〝カリン〟を……何としても、手に入れるべきだと、そう、言われた!」


 頭を抱える侯爵の前に、カイは音を立てず、膝をついて。


「……そう、言ったのは、〝誰〟?」


 侯爵の耳には、これまでで一番優しい囁きに聞こえただろう。まるで希望の福音を運んできた天使を見るかのような視線をカイに向け、侯爵はゆっくりと、その口を開く。


「―――・―――――」


 これまで聞いたことのない、人の名前。〝黒幕〟に近い人物の名だと、直感が告げる。

 唇の端を引き上げ、カイは静かに立ち上がった。


「……その名を思い出せただけ、その空っぽの頭には価値があったよ」

「ぁ……?」

「――吐き出した以上は、用済みだけど」


 これまで抑えていた怒りを、殺気を、一気に放出する。棄てられたことは今更どうでも良いが、二十年も経った今、敵に利用されるままノコノコ出てきて、一歩間違えばディアナに取り返しのつかない傷を負わせるところだったこの男を、楽に死なせるつもりなどない。

 戦闘職のアルフォードをして、「一瞬地獄が見えた」と言わしめるほどの殺気だ。甘やかされるだけ甘やかされ、幾度もあったはずの己を顧みる機会を不意にしてきた愚か者の精神など、ひとたまりもないだろう。


 果たして――。


「ひああああああああああッッ!! 悪魔、あくま、アクマがあああああああああああッッッッッ!!!!」


 混じり気のない殺気を浴びた果てに、侯爵は何を見たのだろうか。這いつくばり、手足をバタバタさせながら、必死に壁際へ逃げようとするその姿は、まさしく悪鬼に追われる地獄の民、そのものであった。


「ひいぃっ、こちらへ来るなぁ! 悪くない、私は悪くないっ!!」

「……幻想の世界で、これから死ぬまで、お前が始末したかった〝悪魔〟に追われるといい。〝悪魔〟を恐れて子殺しも厭わなかったお前には、お似合いの結末だよ」


 届かない訣別の言葉を、厳かに告げ。

 騎士の剣を捨てた若き獅子は、音もなく、己のあるべき世界へ去り行くのであった。


新年明けて一発目の更新がコレってどうなんだろうと一瞬思いましたが、まぁなったものは仕方ない。

予告してました通り、カイのターンはまだまだ続きます。

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― 新着の感想 ―
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