↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『ブラックデビル』〜人類vs人間兵器〜  作者: ヒュンメン
大陸戦争編
PR
38/83

038 平和の代償

〜ロスクルド帝国〜


ゼロと手を組んだフィリップは、バルーデ禁足地を後にし、少し離れた古都ミレリンに向かった。


ミレリンは敗戦以前はロスクルド帝国の首都として繁栄していたのだが、敵国からの空爆により中心部は壊滅。当時この国の経済を根本から支えていたため、様々な方向へと影響を及ぼした。

敗戦を機にAFFが締結させたエメリー条約にて、首都がドルーアに変更される。



戦争によって崩れたこの国と、それによって平和が訪れた世界。

戦争に勝ち、裕福になっていった諸外国と、貧しい暮らしを強制させられたこの国。


いつだって、平和の裏には大きな代償がある。



ミレリンの中心には、かつて王族が暮らしていたとみられる城の跡地があった。


当時はビシュ城という名前で、この街のシンボルだったらしい。



「やっと綺麗になったよな。ここも。」


ゼロが懐かしそうに笑う。


ロスクルド帝国の住居は、アパートが主流だ。

災害の少ないこの国では、随分昔に造られたであろう建物が、今も現役でそびえ立っている。


古い住居と新しい住居が不規則に並ぶ。ミレリンはそんな街だった。


「ちょっと見て欲しいものがあるんだ。」


そう言ってゼロが案内したのは、とある軍事施設だった。


「こ、これは…… 」


ハーロン博士が驚くその横では、フィリップが目を見開いていた。


「素晴らしい……。こいつは使える。」


フィリップが見たものは、巨大な戦艦、いや潜水艦の姿だった。



「結構金集めるの大変だったんだぜ?コルネリア教の信者大量に増やしてよぉ、そいつらから多額の謝礼金かき集めてさぁ」


笑いながらゼロがペラペラと話す。

サンタリパパの住民は、こんなことに利用されていたのだ。


「な、なるほど……こ、これは敵への攻撃のバリエーションが豊富になりますね……!」


「だろ?こいつ、結構性能も良いんだぜ。最大6人までしか乗れねえのは不便だがな。」



フグマールの隠れ家でバール達が訓練をしているちょうどその頃、ロスクルド帝国は秘密裏に、そして着実と事を進めているのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。