四十六話
新章突入
29体目のストーリーボスを倒し、残りはラスボスを含め残り2体
隠しステージ【砦の隠し通路】に移動させられてた6人も合流し、ラストスパートといったように攻略に乗り出す者が数多くいた
【最後の砦】それが今回のダンジョンの名前だ
おそらくは隠しステージと繋がっているのだろうと思われるが、隠しステージの砦の隠し通路への道は見つかっていない
そしてゆっくりしている所に一つのアナウンスが流れた
『第3回トーナメント開催のお知らせ
・前回、前々回の優勝者は予選免除となります
・予選は明日の2時より始まります
・大会出場中のアイテムの使用禁止されます
・トーナメント出場者には商品がでます
・Lv30までの部 Lv50までの部 100までの部の3種類あります
デスペナルティは存在しませんので気軽に参加してください
なお、詳しい情報は追って連絡します 運営より』
「なんだ? いきなり第三回かよ……」
「あっ、お兄ちゃんは知らないのか、お兄ちゃんが行方不明だった間にイベントがいくつかあってこれもその中の一つだよ。ちなみに第一回優勝者はアカツキさんで、第二回優勝者はレッドさん。大体半年に一回ぐらいやってるのかな?」
「サキさんも準決勝までは進んでましたよ」
隠しステージ【砦の隠し通路】では外に連絡を取る手段がすべて禁止されていたため、このようなものも知らなかったのだ
そしてその大会ではAKATUKIとRedが優勝したらしく、Sakiも準決勝まで進んだとRyuukiが付け加える
「なんだよ、俺をのけ者にして楽しそうな企画やってんだな……」
「今年はお兄ちゃんも参加するでしょ? そうなるとほかの消えた英雄のメンバーも出てきそうで今回は荒れそうだね」
にこやかにSakiが言った
なんで笑顔で言うんだと突っ込んだYouがその後どうなったかは言うまでもない
そして翌日の午前
暗黒騎士団のギルドメンバーと指定された場所で登録を行う
「なんで私も登録してるんでしょうか?」
Kanaが不満を漏らす
それもそのはず、個人の力を試すこの場では回復職のKanaは不利だからだ
不利というより、普通は回復職は参加していない。それもそのはずで仲間のサポートができる代わりに自身の攻撃力が低いのである
「まぁ、なんだ? みんなで参加するのに一人だけ残っとくのも問題だろ?」
「全然問題ありません。回復職が参加する方が問題ですよ。MIRUさんや、Daisuさんと一緒に応援していますから大丈夫です」
「ギルマス命令だ」
「ひどい!」
Kanaの必死の抵抗も一言で一蹴されてしまった
「ですが参加しても損ではないと思われます」
以外にもそう付け加えたのはHannaであった
「ラスボスのアダムはAIだと言っておりました。つまりは人間と同じように学習するのです。つまり前衛を無視して後衛であるあなたを襲う可能性もあるのでその練習として今回のイベントで慣れておくのも一つの手だと思います
「そうだぜ。別に参加するだけで商品が貰えるんだ。出るだけでも得だぜ?」
最後にARASHIがそう言うとついに観念したのか、小さく頷いた
「まぁ、参加賞自体はポーション10個だけとかすごいしょぼいけどね」
「そうなのか?」
「前回、前々回と同じだったので参加賞今回も変わらないと思いますよ」
Sakiの言葉にYouが聞き返し、Ryuukiが補足する
この流れがギルドの中での会話では多かった
今回も例にもれずにRyuukiが説明をする
ちなみに優勝賞品はアバターにつけるためのアクセサリーらしい
街中ではそのようなアクセサリーをつけている者もいるが、基本的には装備品を見た目を変えることができる生産者の作品なので頭に2つ以上の装備をつけたりなど装備箇所が重なる場所では効果がないのが欠点である
そのため、時々発見される装備とは別枠のアクセサリーは見た目を気にする者にとって人気が高い
「そういえばお兄ちゃんの最終職の効果を見てないから今回はいい機会かもね?」
「そうですね、普段の雑魚戦では最終職の効果を使うことがほとんどないですしね」
「そうそう、だからギルドの中では50になった時に効果を確かめ合ったけどお兄ちゃんだけどっか行ってたからどういうのかわからないんだよね~」
「まぁ、普段から使うにはリスクがきついからな、前のボス戦ではそこまで必要となってなかったからな」
登録も終わり、刻一刻と予選開始の時間が迫る
予選では30人のサバイバルを行い、そして最終的には14人になるまで行うらしい
そして本番では優勝者2人を加えた16人でのトーナメント戦となる
Redとの対戦を願い、Youの鼓動は早くなっていた
また遅れてしまったorz
しかも短いような……
だけど、どれもこれも某24時間もやる番組が悪いんだ……
言い訳です
みなさんは人の、番組のせいにしてはいけませんからね




