四十三話
一時間以上の遅れ
まことに申し訳ありません
毎日朝5時に起きている。
その後、瞑想、柔軟、軽い運動、人が健康に生きるためのお手本のような朝を迎える
もちろん、これはゲームなので運動しても何ともないが現実には何の影響も与えないが、これは習慣でであるのでずっと続けている
今日は日曜日、つまり休みの日だ
攻略も毎日行っていれば疲れるもの、肉体的な疲れはなくとも精神はかなり疲れる
なので日曜日は現実に合わせて休みにしている
少し前ならRedは様々なフィールドに出向いていた
それは言うまでもなくYouを探すためだったのでもう行く必要がなくなった
ということで、フレンドリストの下の方から目的の人物を呼び出す
それはもちろんYou――ではなくその妹のSakiだった
『レッドさん今日は何の用事……って聞かなくともわかりますけどね』
「うん、いつも通りお願い」
RedがSakiに頼んだことはギルドホームへの入る許可である
いくら仲良くとも別ギルドの人間。ギルドメンバーの許可がないとギルドホームには入ることはできないのである
Youに会うとしてもひねくれてる性格なので絶対に許可を出してくれない
それで二人の関係を周りで一番理解しているのがSakiなので、自然とSakiに頼むことが多い
ギルドホームに入るとリビングのところにHannaとSakiがいた
「レッドさんいらっしゃい」
「どうも」
と二人から挨拶を受け、Redも挨拶を返す
「ユーは?」
「まだ寝てますよ」
現在の時刻は10時を少し過ぎた時刻、いくら日曜と言え、これは寝すぎではないだろうか? とRed思ったが実際には昼ごろまで寝てる人物も多い
Redにしては自分が周りと違うのを理解できてない部分であった
「おっレッドじゃねぇか。大将だったらまで寝てるぜ」
「いらっしゃいです」
KanaとARASHIが降りてきた
最近この二人の間がすごく近くなった気がする
つまりそう言うことだろうとRedは納得した
「今日はリュウキ君はいないのかい?
「はい、姉が暴走しないように見張っとくとか言ってましたよ」
赤の護衛団、最前戦で戦うトップギルドにしてその構成員がほとんど女性
さらに最前戦で戦う理由がRedの隣に立ちたいという恐ろしきギルドである
「それでリンさんの気持ちにどうこたえるんですか?」
そして、そのギルドマスターのRINは明らかにRedに好意を抱いている
それに気づかないほどにRedは鈍くない
「まだ自分の気持ちが分からなくってさ」
そう言ってずっと先延ばしにしてきた
実際に嘘ではないし、今まではYouのことや、やっと落ち着くといったところで何らかの事件があり、ゆっくりと落ち着く時間が取れなかったのだ
そんな話をしていたら足音が聞こえてきた
残りの一人で間違いないだろう
「やぁ、ユー。いつまで眠ってるつもりだったんだ?」
「お前がいなくなるまでだよ」
そんな風にいつも通りYouとRedが言い争って休日が過ぎて行った
Zeroの日常
吾輩はZeroである 厨二病ではない
どこに住んでいるかと言えば宿であり、なんでも様々なところで厨二病と言われ続けているのはさすがにうざく感じている。吾輩はここで初めてモンスターを見た
と、どこかのネコの風に語ったが特に意味はない
俺の日常は大したことないし、大して面白くないがな
さて、まずはKanetuguでも探しに行こう、あいつは面白いからな
そういうことであいつが使っている宿屋の近くのベンチに座る
そしてあいつを待つまでの間は掲示板を見ている
何か新しい情報がないかなどな
それでこんな記事があった
《面白人物について語るスレ》
これはなかなか面白そうであった
だから見ていたのだが……結果だけ言おう
俺は厨二病ではない
全くKanetuguだけならともかく俺についても語るなんて……こいつら頭湧いてるんじゃないのか?
おっ! やっと奴が出てきた
俺はナイフ系のスキルを使い、足音を消し、身軽さを生かして姿を消す
最前線のフィールドを最初のモンスターがKanetuguの前に現れる
「さて、まずは貴様から刀の錆にしてくれよう」
さすが、としか言いようがないな
あんなセリフを恥ずかしがらずに……
おっ近くにMob発見
さすがにストーキn……ゲッフンゲッフン――観察だけでは暇だからな
もう少しでレベルも上がるしMobを狩っていく
しばらく経った
そしてレベルが上がる
よし、さらに新しいスキル”盗む”の上位版である”ラバー”が手に入った
さて、スキル名を考えなきゃな、厨二病の効果的に考えなきゃいけないからな
さて、昏闇の略奪、闇より伸びる魔の手、無名の盗人
どれがいいかな?
あっKanetuguが何もないところで転んだ
これはいかないとな
「なんでそんな所で転ぶんじゃぁ!」
起き上がる途中でドロップキック
「また貴様か! 待ちやがれ!?」
「誰が待つか!」
さて、もう少しストーキンg――観察を続けるかな




