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Fantasy World Online  作者: 棘田 清棘
狂人の事件
26/76

二十四話

あれからRedから借りたお金と、You自身のお金で、120万のギルドホームを買った

見た目は普通の一軒家だが、中は相当に広い


部屋数は15だった

そのうちのひとつは、会議のためだと思われるかなり大きな部屋。その中には大きな丸いテーブルがひとつあるだけ

今まで出てきてないが食料品を調理するためのキッチン

執務室だと思われる長机が一つと、その机に直角に並んだ向かい合わせの長机

それと、食堂と倉庫

そして、なにもない空き部屋が10部屋あった


なお、この部屋数は10万で一つずつ空き部屋を増やせる


それぞれ空き部屋を一つずつ割り振り、余った部屋の一番奥に3人を入れ、外開きの扉の上から重量がかなりあるタンスを商人のWalkerに作ってもらった物を置いた


これでタンスを動かすほどのSTRを持たないAGI特化型のあの3人は出れなくなった


そして、今は【暗黒騎士団】とHanna、Kanaを連れて会議室にいた


「これでPK事件は終わったんだが――二人はどうする?」


Youはまじめな顔を作り二人に聞く


「正直に言って一度PK事件が起きたんだ。野良PTも組むことが難しくなっていくと思う」


そう言うとYouの後ろでクスリと笑う声が聞こえた

Sakiは今回は見学に回るつもりのようだ


「で、本音を言いますと?」


それを察したHannaはすぐに聞き返す

Youも今回は最初からそうしようと言う思いを外に出してるので素直に言った


「二人共、このギルド【暗黒騎士団】に入らないか?」


「入らせてもらいます」


とHannaは即答した


「まぁ、厨二病的ネーミングセンスはどうかと思いますが……」


ついでとばかりに名前についての指摘を加える


「えっ、えぇ……」


しかし、Kanaの方は急に話が進んで理解できなかったみたいで、Youの後ろに控えていたRyuukiと一緒にうろたえた


「正直このギルドには回復役がいないので入ってくれるとありがたい」


30秒ほど経って理解できたのか、少しずつ落ち着きを取り戻す


「えっと……、私でいいんでしょうか?」


と質問をやっとのことで絞り出す

それに対し、You頷く


「レベルは20なんだろ?既にそれだけのレベルがあれば十分だ」


「では、お願いします」


こうして二人のギルド入りが決まった


「ギルドマスターのYouだ。レベルは29のヴィザード、PSは条件型の全ステータスアップ効果の【救世主】で、武器は指輪と片手剣だ」


「サブギルドマスターのSakiです。レベルは28のバーサーカー、PSは攻撃力アップ系の【狂戦士】で、武器は片手剣が2本だよ。ちなみにギルマスのリアルの妹です」


「Ryuukiです。25のソーサラーで、PSは攻撃範囲拡張型の【スナイパー】です。武器は両手杖です」


「ARASHIだ。25の守護騎士で、PSは【守護神】で、味方のダメージを少しだけ肩代わりできる。武器は大盾を使ってる」


「では、次は私が。24のアサシンで、PSは【くの一】気配遮断・投擲武器・不意打ちの能力の上昇と。それに忍系の装備でAGIが高くなります。武器は短剣のクナイと片手剣の忍刀を使わせてもらっています」


「私はレベル20の巫女で、PSは光属性魔法の効果を高める【天の使い】です。巫女装備によるMP上昇効果があります。武器は錫杖と指輪を使っています」


それぞれの自己紹介が終わり、残った9部屋の部屋割りを決めようとYouが口を開けかけたところでHannaが口を開く


「ちなみに私の性は服部、服部半蔵の親戚の子孫になります」


この告白により、一瞬空気が固まる

そして、やっとの思いでARASHIが口を開く


「えっ、ってことはあんたの祖先忍者だったりするのか?」


「はい」


Hannaが即答したことにより、再び空気がかたまった

そして、Hannaの口元が誰も気づかない程度に上がる

気力を振り絞り再びARASHIが質問をする


「ってことはあんたも忍術をリアルで使えるのか?」


「いいえ」


これについても即答した


「えっ……」


「現代に忍術は必要ないのでただの一般人です」


そう簡潔に述べるとやっと処理が追いついたのか、SakiとYouが動き出した


「びっくりしたぜ、でもよく考えてみりゃ服部半蔵と親戚の子孫って血筋って結構遠いよな」


「そうだね、親戚でもどこら辺に位置するのかもわからないし、ほとんど繋がってないようなもんだよ。びっくりして損した」


その言葉によりRyuukiとKanaが動き始める

そしてそれを見てHannaがクスクスと笑い始めた


「皆さんの驚いた顔結構面白かったですよ」


「ちなみに、このことはからかう為の?」


「ネタですが、嘘ではありません」


そう言ってにやりと笑う

それにより、Ryuuki、ARASHI、Kanaの3人はSなのは2人だけじゃないということを思い知ったようだ


すいません、8日までにやるって言った文章の直しがまだ全然できてません

少しリアルが落ち着いたのでこの土日に頑張りたいと思います


次回からは新章です

これからもよろしくお願いします


ちなみに10章で完結の予定

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