尾行
放課後。
沙月は部活の日だ。
教室を出ていく遊馬の背を見送りながら、立ち上がる。
今日は、遊馬は一人だった。
――尾けるしか、ねぇよな。
廊下の向こう、校門へ向かう遊馬の姿。
その背中は、やはり“ただの転校生”にしか見えない。
それでも、足は自然に動いていた。
足早に玄関へ向かう。
昇降口で、靴を履き替えつつ、遊馬を待つ。
姿を確認し、校門まで、遅い足取りで歩く。
そこからは、その背を距離をとりつつ尾ける。
数メートルの間隔を保ちつつ、通学路を下る。
遊馬は振り返ることもなく、一定の速度で歩いていた。
(……バレてねぇ、よな。)
駅前の交差点に差しかかる。
信号が青に変わり、遊馬は人波と共に渡って行く。
その背を視界の端で捉えながら、
人ごみを縫うように歩みを速めた。
――が、次の瞬間。
視界のどこにも、遊馬の姿がなかった。
(……は?)
通行人の流れの中で、左右を見回す。
街の喧騒、車のクラクション、夕陽で伸びる陸橋の影。
目に映るのは、ただの、夕暮れの街並。
撒かれた?
見失っただけか?
いくら探しても、その姿はどこにもない。
信号が点滅を始める。
「……しょうがねぇ。」
正体を確かめる機会は、明日からもある。
焦っても、どうにかできることじゃない。
信号を渡り切り、ゆっくりと息を吐く。
もう一度見回すが、やはり姿は見当たらない。
一度、息を吐く。
胸のモヤモヤを奥に押し込み、
そのまま喧騒の中へと歩き出した。
―作品内容とは関係ありません ――以前のあとがき(消去済み)と一部、重複します
あとがき連載をやめ、厳しめ評価を手に入れた私は
ふと、今度はGrokさんに小説を評価してもらいました 厳しめに
ボロクソ言われました
論破してやろうとやり取りしたら
原因は投稿小説の文体ではなかったから、でした
それほどにネット上≒投稿では「一人語り」が占めているようです
私は異端だと言われました
そのことをAI(ChatGPT)さんにチクったら
文体を憶えてくれるそうです。
私はスキル「憶えてもらう」を手に入れました。




