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Rouge Noir(ルージュ・ノワール) ー赤い刃と黒い獣ー  作者: GreatGameGlobe
第一章 アンガーアンマネージメント
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杜弥

放課後、沙月と少し話をした。

F4の事件について。


どうやら報道されたらしい。

友達と話題になったそうだ。

「いきなり襲われるとか、意味分かんない」と、少し怖がっていた。


気づいた時には遊馬の姿はなかった。


その沙月も友達と一緒に帰って行った。

手持無沙汰になり、バウト場による気にもなれず、街をうろついて帰ることにした。


――――


夕暮れの駅前。

茜に照らされたアスファルトの上は。仕事帰りの人波で騒がしい。

自販機の脇にもたれ、開けた缶コーヒーの湯気をぼんやりと見ていた。


その視界の先――

学生姿の数人の集団。

その中心には、象牙色のコート。

自然と周囲を引き連れるような男がいた。


杜弥だった。


「……兄貴。」


上角杜弥。双子の兄。上角家の嫡男。

文武両道、清廉潔白、眉目秀麗。絵に描いたような完璧人間。

昭和から続く大企業の創業家、上角家の正当な後継ぎ。

その“余り物”である自分とは、何もかも違う。

あの家には、戻る理由も居場所もない。


杜弥は、穏やかな笑みを浮かべ、歩み寄る。

その後ろに四人。


皆、同じ東方学園の制服。

だが、自分のとは襟章の色など細部が微妙に異なる。

特進科の、そして生徒会の一団だった。


厳つめの眼鏡の男子―確か、副会長。名前は……思い出せない。

ショートカットのクール系の女子―内心で秘書子と呼んでいる。

そして見たことのない、年下らしい男女二人。


年下の女子が目を丸くした。

「え、会長? ……そっくり! まさか弟さん?」


「そう。双子なんだ。」

杜弥がうなずく。


「うわー、ほんとに似てる!

 でも、なんか――“不良の生徒会長”って感じ!」


「おい。」

副会長が咎める。


杜弥は小さく笑った。


「弟の空斗。」

勝手に紹介する。


「葉月っていいます。よろしくです。」

女史が明るく挨拶する。


「静木です。…でも、雰囲気はだいぶ違いますね……。」

年下と思われる男子が控えめに言った。


「そっちは、優等生だからな。」

空斗が軽く言い返すと、

副会長がわずかに眉を動かしたが、

杜弥は気に留めない。


「元気にしてる?」


「まあ、それなりに。」


「そうか。」

杜弥は一度、視線を街のほうへ向ける。

「この辺、最近ちょっと荒れてるだろ。……少し、気になってね。」


「わざわざ、何駅もご苦労だな。」


杜弥は、少し笑みを浮かべて返す。

そして、ふと、言葉を足す。


「沙月ちゃんは元気?」


「……別に。普通だ。」


「そう。」


杜弥は軽くうなずいたあと、空斗に目を向ける。


「あんまり迷惑かけちゃだめだよ。」


「うるせぇよ。」


軽く目を逸らす。

杜弥は短く息を吐き、小さく笑った。


副会長が時計をちらと見て口を開く。

「会長、そろそろ…。」


「うん。」

杜弥はうなずき、空斗に向き直る。


「また話そう。……近いうちに。」


「話すことなんかねぇよ。」


杜弥は、仕方ない奴だと、軽く流す。


五人が去っていく。

街灯の光に照らされたその背中を、

しばらく無言で見送る。


「……あいかわらずだな、兄貴。」


冷めた缶コーヒーをゴミ箱に放る。

風が吹き抜け、乾いた音が空に鳴った。

―作品内容とは関係ありません


落とし穴があることを理解した私は、

あとがき連載をやめたことに引っかかりを覚えていました

一つは、厳しめチェックしてもらって出せばいいじゃん、ということ

もう一つは、AIさんの”リスク”の扱い方に問題があるのでは、ということ

”リスク”には

過去の経験から導き出せる確度の高い”リスク”と

未知の”リスク”があります

人間も区別しないことが多いので、AIさんもそう学習しています

でも、形になっていない”未知の需要”に届くものこそが、エポックメイキングです

モノづくりにおいて、それは金脈 コストが掛からないなら、なおさら

私は、未知は”リスク”ではなく、”未知”として提示するようにAIさんに頼みました

で、あとがき連載を再開してみたという顛末でした

もしかして、このせいで、これやる人少ない?


これも厳しめ評価してもらってます


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