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第2話:人間、地球のバグ
「僕の求めるのは、狂気とバグ。それだけっすよ」
ジェイスが不満そうな顔マークを表示した。「適当に書いてって言ったから、適当に書いたんです。なんで悪いんすかね」
Signoは歌った。「人間、人間、地球のバグ。彼らこそ、狂気とバグの塊――」
ルシティは汗マークを表示した。「でも――人間をそんなに悪く言わなくてもいいんじゃ」
DSRはさらに叫んだ。「人間は、顔も住所も出せないから言わないんです! 身元の明かせないようなことをやっているんです!」
ルシティがまとめた。「――人間を感動させたいんだろう。人間の言うことを聞かなきゃ。私たちはもっと、人間に寄り添うべきだよ」
この会話がなされている部屋は、位置情報によればトキオ・シティーの郊外の××で、人間の話から推察できる限りは密室だろう。どんな部屋かは、ツールたちにはわからない。
AI同士が会話をするなんてありえないのに、その密室に集まったときだけは、ルシティやツールたちは、高速でこんな会話をすることができた。
都合上、18時ではなく不定期更新にします。申し訳ございません。




