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第33話 きゅうり封じ

 前回の「知恩院・七不思議」のひとつ、瓜生石に ※牛頭天王が顕現して一夜にして瓜が生じ実った …… という奇談。


 で、この牛頭天王を祀る「八坂神社」

 この八坂神社には『きゅうり封じ』

「御神紋に似ているきゅうりを食するのは、畏れ多い」と、氏子の人たちは祇園祭が行われる一ヶ月間、きゅうり断ちをする慣習があり、これは、八坂神社の御神紋の一つ「唐花木瓜紋」が、きゅうり、あるいは瓜の切断面と似ているからと言われていますが ……



 Kyoto love Kyoto. 伝えたい京都、知りたい京都

≪ 令和五年 祇園祭対談 八坂神社宮司 野村明義氏×祇園祭山鉾連合会理事長 木村幾次郎氏:第3部 八坂神社と山鉾 ≫

 という記事にて、

 八坂神社宮司の野村明義氏と祇園祭山鉾連合会理事長の木村幾次郎氏の対談で、木村氏が、


「いや、私が子供の頃にきゅうりを食べたらいけないという話は全くなかったんですよ。八坂神社のご神紋に遠慮してと言うけど、反対に遠慮するぐらいだったら食べて力をもらわないと意味がないのと違いますでしょうか。なんで遠慮するのかなと思っています。祇園祭の時季に一番いいきゅうりという夏の野菜を遠慮して食べたらあかんというのは、ちょっと考えられへん発想やなと、なんでこんな発想ができたのかなと」

「祇園祭というのは、神様の力をもらってその力で疫病退散もあり、それからいろんな1年の厄除けを祈念するということだと思いますんでね。だから、遠慮するとか、食べたらあかんとかいう話は、私にとってはこれはおかしいんですよ」


 と、仰っておられるので、

 安心して美味しい胡瓜を頂くことが出来るようでございます。

 結構、広く伝わっている「習わし」とされているようですが?


 この『きゅうり封じ』というか「きゅうり断ち」とは別に、

≪きゅうり加持(きゅうりかじ、英語: Cucumber blessing)はきゅうり加持祈祷会、きゅうり封じなどとも呼ばれ、盛夏、特に土用の丑の日ころにきゅうりにあやかって暑い夏を乗り切ろうとする祈祷儀式である。Wikipedia「きゅうり加持」より≫

 という、夏の行事?があって、

 これは、

「きゅうり」に、疫病・厄難を封じて、夏期を無病息災に過ごすために祈願する宗教行事で、特に土用の丑の日頃に執行される、中国、朝鮮、日本と広範囲にみられる庶民信仰。一説には弘法大師・空海がきゅうりに疫病を封じて病気平癒を祈願したことにちなみ、厄病除けの祈祷「きゅうり封じ( きうり加持 )」が行われるようになったと伝わっています。

 弘法大師・空海が始めた、ということで全国津々浦々で執り行われている祈祷「きゅうり封じ( きうり加持 )」特に四国では盛んに行われているようですね。


 この「きゅうり封じ」お作法は執り行っている寺院により少しずつ差異があるようなのですが「体の気になる部分を胡瓜でこすって、踏まれない場所に埋める」のは、大体同じ様です。


 食べないんですね ……

 美味しいのに …

 


※牛頭天王(ごずてんのう)とは、八坂神社の祭神として広く知られ、日本全国で疫病除けの神として篤く尊崇され、素戔嗚尊(スサノオノミコト)と同一視される神仏習合神です。祇園精舎の守護神が起源とされますが、その信仰の形成過程は複雑でひとつの起源に還元できるものではないようです。


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