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#11 悪霊退散パーリナイ 3

「今週のビックリドッキリ呪法、ぜひご賞味あれ!」


 経文が叫びながら両手を力いっぱい振り下ろせば、火球はグシャーンと奇怪な音を立てて異形たちの中心部を直撃。


 それまでの攻撃とは比較にならない規模の爆音と爆炎が夜闇に轟いて、残った異形を問答無用で焼き払う。


「あ、しくじった」


 声のするほうを凶が見れば、爆炎の中から1体の異形が飛び出る。


 異形はすでに原形を失って、人だか虫だか分からない形状に成り果てたまま粘液と奇声を吐き散らしながら自分へ絶賛アタックを仕かけてくる。


 その後ろでは、しとめ損ねた経文がテヘペロな笑みを浮かべて自分の頭をコツンと叩いてる。


 凶は異形よりも先にそっちをぶん殴りたいって思いに駆られながらも、慌てず騒がず右手でチョークを再度取り出して一閃。


 閃光と共に凶の眼前へ出現した光の障壁が、襲いかかる異形を難なく弾き飛ばす。


 間髪入れずに経文がワンモア火球を頭上に浮かべて、今度こそとばかりに叩きつける。


 爆音と爆炎。


 殲滅は完了した。

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