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休日 1日目−2
外から女性の声がした。
それにひたすら、警戒するフミャは扉が開くのを待ち続けた。
〈まだ寝てるのですか? 失礼しますよ?〉
女性は扉を開けた。それと同時にフミャが飛び掛かった。
「にゃぁあああ!」
爪を立てて、女性を襲った……はずだった。仰向けになって倒れていたのはフミャだった。
〈やれやれ、メイド長のわたくしに襲い掛かる愚か者がいらっしゃるとは……〉
フミャのおでこが赤く腫れていた。そして、メイド長と名乗る人物も人差し指を立てていた。そう、デコピンだけで、フミャを弾き飛ばしたのだ。
「ふみゃぁ……」
フミャもその勢いのあまりに気絶してしまった。
〈はぁ……。床に二人も寝られたら、掃除が出来ませんわね……〉
メイド長は呆れて、ため息をついた。




