第15話 彼との将来への決意&約束
6月も下旬になった。
外は梅雨のせいで、相変わらずジメジメしていた。
とある日、私は唐突に悲しくなってしまい、彼にメッセージを打った。
<私は、あなたに今すぐ会いたい気持ちもありますが、あなたが将来私を迎えに来ることを待ち望みたいと思います。>
返信は、すぐに返ってきた。
<今、僕に会ったら多分半永久的に会えなくなると思う。千歳が成熟する年齢まで待った方が無難ですね。長期戦でいきましょう。僕もそれまでに、立派な男になってみせる!>
誠二さんは、私より将来の決意を固めていた。
凄いなと思った。
そのとき、私は悲しくなくなった。
むしろ、【彼も頑張っているのだから、私も頑張らねば!】と思った。
彼はメッセージを続けた。
<静かに、今の状態をずっと続けるんだ。チャンスは絶対に来る。>
<かしこまりました、あなた!>
私は、彼と同じくらい将来への決意を固めたのだった。
数日後。
私は彼への恋愛感情が高ぶってしまい、
<あなたと出会って、本当によかったです♡>
とメッセージに打ってしまった。
彼からの返信が来た。
<僕も千歳と出会って本当によかった、と思っているよ。君は僕にとって、最愛の女性だからね。ただ、運命によって引き離されたけど......>
私は、今の決意を彼へ伝える。
<運命によって引き離されましたが、あなたともう一度会えるようにするために、今は勉学に励みたいです!>
<私は今、いろいろ耐えるべきということだと思います。>
<うん、会えないなりに人生は深い意味がある。千歳は千歳で、自分の今の課題をしっかりやってください。僕は、超有名な作編曲家になるために全力を尽くします♡>
<承知致しました!>
そのとき、将来への覚悟が、私の心の中にできたのであった。
更に数日後。
6月ももうすぐ終わる、という段階に入った。
私は誠二さんと、とある約束をした。
その内容は、【いつか、あなたとボウリング場(ボールを投げる方)デートや、横浜デート、フェリー旅行に行きたい】ということであった。
そして、【東京湾クルージングデートを、彼と一緒にしてみたい】ということだった。
<ボウリング場デート・横浜デート・フェリー旅行・東京湾クルージングデート...... うん、わかった♡ 将来、絶対に一緒に行こう♡>
彼はこころよく、そのことを承諾してくれた。
<はうぅ、あなた♡>
とメッセージに打つほど、私はそのとき、とても嬉しかった。
何にしろ、これで彼との将来の約束ができたからである。
その日の私は、いつもよりぐっすり眠れたような気がした。




