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ハイスクール・ギャンブル  作者: アタリ・ツキ
29/29

計算の方法

「な、何?」


狼狽えるキバナ。その姿はもはや不良グループのナンバー2とは思えくなっていた。


「一体どうやって計算したと言うんだ!」


「その説明はこの勝負が終わってからだ。さっきのピッチングニムの時、お前は屁理屈言って勝負を終わらせようとしなかった。まさかさっきと同じこはしないよな?」


キバナは「わかってる」と少し怒りを見せてはいたが球を取りにいった。カゴAから2球取った。

そして俺はカゴBに残った2球を取った。


「最後の球を取ったのは俺だ。つまりこの勝負、俺の勝ちだ。」


こうして「新ピッチングニム」は幕を閉じた。


「おい、約束通り球を取った。だから教えてくれ、お前が勝った方法を。」


「いいだろう。」


俺はキバナに説明を始めた。


「このギャンブルの必勝法は俺が提案したルールが大きく関わっている。それは球の合計数を半分に分けたことだ。そしてその必勝法、それは相手が取ったカゴじゃない方のカゴから相手が取った数と同じだけの球を取っていくということだ。」


少しの間があった後、キバナが「どういうことだ?」と質問してきた。


「順を追って説明しよう。最初の状況はこうだった。『カゴAには17球、カゴBには16球』、そし先攻の俺がカゴAから1球取った。この時点で『カゴAには16球、カゴBにも16球』という状況になる。その後お前はカゴBから3球取り、その2秒後『カゴAから3球』と宣言した。」


「ちょっと待ってくれ、お前の必勝法では相手と同じ数を取るはずだろ?だがお前は最初に1球だけ取ったが、俺はそのターンの前後に1球取っていないこれはどういうことだ?」


「ああそうだった。そういえばこの必勝法の一番大事な説明をしていなかったな。それはな、『カゴの中に入っている球の数がカゴAとカゴBで同じ状況で後攻になるというものだ。』つまり、最初に俺がカゴAから1球取ることで、互いに16球になり、そこからスタートと考えると先攻はキバナ、後攻は俺ということになる。この状態から相手が球を取ったカゴではない方のカゴから相手と同じだけ取っていけば必ず勝てるわけだ。」


キバナはしばらく何かを考え込んでいる様子だった。しばらくすると、「あ、ほんとだ。」と声を漏らした。


「確かにこの方法なら100%勝てる。じゃあ藪崎が最初の1球を取った時点で俺は負けていたってことだな。」


キバナは独り言のように呟いていた。そして何かを思い出したかのように俺の方を向いてこう言った。


「だからお前が最初に1球だけ取ったことを煽った俺にあの1球のことを『勝敗を決める1球』と言ったのか。」


「お前は1球を取られた時点で負けだと言っていたがそれは違う。それよりもさらに前、俺の提案を受け入れた時点でお前は負けていたんだ。もう少し疑り深くルールを聞き、もう少しルールに裏がないかと考えていればお前は勝てていたかもしれない。何なら『新ピッチングニム』だの名付けた今回のギャンブルだが、実は飲みの席なんかで相手を負かす為に使われたりする結構有名なゲームだ。それを知っていても勝てたかもな。」


「ハハッ、俺の完敗だよ。」


キバナは清々しく笑っていた。


「じゃあ俺は勝負も勝ったし帰らせてもらうよ。」


そう言って俺は倉庫から出る為に歩き出した。すると、「ちょっと待て」と図太い声が聞こえ、先程の俺がピッチングニムに勝ち帰ろうとするのをキバナに止められるという状況に似た状況だと感じたが、先程と違うのは、止めた人物がキバナではないということだ。そいつらはキバナと同じような体格で、更に武器を持っていた。


「うちのキバナさん負かしといてタダで帰れると思っとるんか。」


相手は4人、更にバットなどの武器も持っている。

これは暴力でケリをつけようとしているな。かなりピンチだ、どうしようか、、、


読んでいただきありがとうございます。ブックマークや★★★★★も本当にお願いします!

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今回はニムの話でした。このゲームはコインでも出来ますので計算方法を知っていた方も知らなかった方も、ぜひ家族やお友達と遊んでみてはいかがでしょうか。

これからもどんどんギャンブルのお話書いていきます応援よろしくお願いします。

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