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百目式アイテム物語  作者: 百目


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No.4【コボルトの耳飾り】

No.4【コボルトの耳飾り】


知恵ある獣人は耳飾りをする


人々がその様に話をするのは

何時の頃だったろうか


獣人で耳飾りをするのは

今では珍しくもない


各々の拘りや

見栄張りの一部として

広く浸透している文化だ


痛いのを嫌う者も

つい目で追ってしまう程度には

興味ある様に様々な種類がある


ーーーー


コボルトは本来

ただの魔物として人々の記憶に残るものだった


凶暴性や群れでの集団力

恐れるて当然の生活を続けていたからだ


しかし獣人による国の設立に

単なる強者だけでは成り立たない

環境が生まれた事で


コボルトの一族は

大きく異なる分かれ道を迫られるのだった


生き残る為に

知性とは何か

証明する必要があったのだ


ーーーー


獣人からしたら

耳は大切な尊重すべき一部である


耳を見て感じるのは

強さや健康

威厳や雰囲気まで


非常に繊細な意味があるとされている

下手な怪我より耳が無事かどうかで

気にする程に獣人にとっての耳は大切なのだ


そして

コボルトもまた同じであった

しかし彼らの素行は酷く粗々しく

他の獣人より国として

受け入れられない事が問題になってしまった


ーーーー


あるコボルトの1人は

自分を捨てると決意しました

それが耳飾りを付ける事です


人間が使ってたものでしたが

それを自らの耳に穴を空けて付ける

その意味は非常に重苦しい選択でした


この日は多くの獣人達も戸惑い困惑してました

しかし覚悟あるコボルトとして評価され


人間の国王すらもそれに賛同した事から

今でその名残りとして

コボルトの耳飾りは獣人の知恵として

広く知れ渡ったのでした

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