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ゼロストライク  作者: 漢汁
山椒・蒲焼きにかけて
28/48

マジカ☆マジだ

 

*


 結論。中村美緒というキモウトは、何もできなかった。

 中村武志とメルセイデスは宇宙へ。惑星周回軌道から敵へと攻撃する段階まで移行している。

 黒瀬沙織とアルセイデスは、やっぱり宇宙へ。メルセイデス機を支援する為、もう軌道に乗る準備を進めていた。

 トカレフのようなものを持った美緒は、誰からも相手にされず……まぁ、モデルガンと思われたのか、警察にすら相手にされなかった。真実は闇へ。

 とぼとぼと自宅へと戻り、不貞寝した。


*


「黒瀬会長? いや、沙織でいいよね。軌道を350に変更、そのままメル姉さんに追従します」

 惑星の自転の関係から、微妙に左に軌道修正するアルセイデス。慣れている。

「で、どうやって合流するの? 無線とかあるでしょ? ちょっと連絡取りなさい」

「ごめーん、向こうかこちらか不明だけど、調子悪くて……今の所タワーとしか連絡取れないの」

「……使えないわね。ならどうやって貴方のお姉さんと、私の武志君と連絡したりするの?」

 "私の"と強調するところで、もうヤンデレ要素満載です。

「大丈夫デス。暫くはタワー経由。その後ある程度接近できれば、レーザー通信が使用できますので」

 黒瀬沙織は不安に思う。

「こういう場合って、フレンドリーファイヤーとかの心配とかがあるのだけど」

「IFFの登録は同じなので、それは無いと思います。あと、メル姉さんの装備、もう殆ど残ってないはずですから」

 校庭での不発弾事件を知っている、保護者に巻き込まれて嫌気がさしていた沙織。

 もう、何も怖く……無くなってしまった。

「なら行け!! 早く武志君を助けるのよ!!」

 身体が軽い。だけど、それ、死亡フラグだから。マミっちゃうよ?

「私の機体の場合、ほぼ内部装備ばかりなので、ご安心ください。いざとなったら、メル姉さんごと吹き飛ばします」

 物騒なことを言い始める、相変わらず空気の読めないアルセイデス。

「駄目でしょ!!」

「妹に勝てる姉なんて、居ないんデス」

「逆でしょ!!」


 そんな漫才をやっている間に、彼女らはARF-24Cに追いつきつつあった。

「目標発見、レーダーモード切替……ボギー2、タリホー1って、何? ついでに確認したけど、あの青いタコっぽいヤツ!?」

 アルセイデスには、そう見えたらしい。

 ゴツイヘルメットの見方と、ディスプレイの操作を適当、本当適当に教えられたが、支障がないよう操作しているうちにある程度覚えた黒瀬沙織は、拡大映像を見て、その正体を教える。

「あれは……やっぱり青いタコね」


 そう、やっぱりタコでした。

IFF:identification friend or foe(敵味方識別装置)特に説明する必要無いと思う。

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