ビックリ・コア
元々続きとして最初に書いてたヤツが、事故(不手際)により消えてしまったので、最初から書き直しました。
中村美緒は、例によって、中村武志という名の兄貴のことに関しては敏感だった。どっかの敏感サラリーマンじゃないけど。
「やばい、兄貴が……結婚しそう」
生徒会室で、怒首領蜂ではなく、今はTATSUJINをプレイしている黒瀬沙織生徒会長、もうどうでもいいや……と諦めた副会長。そして、自分に与えられてる仕事を、他の人間の暴走を無視して淡々とこなす書記係。
そして、何故か巻き込まれた赤城香織。何で私が居るんだろ? ……と思いつつ、この状況を把握しようとしていた。
(もう、もう無理)
今すぐ、ロッカーでも机でも何でも投げ捨てたい衝動を抑えつつ、とりあえず、もう一人の行動を把握してみた。
その一人とは……まぎれもなくアルセイデスであった。
何故かいるアルセイデス。いつもなら、一番に逃げるのに、今回は普通に居るし、椅子に座っている。
何でだろう?
「まず、中村武志君が、あの宇宙戦闘機に乗ってた、どっかの、ワケわからない女、金髪のクソ女に拉致されたことから……で」
ゲームをやめた黒瀬は問い詰め始めた。
「……アルセイデスさん、もう把握できたのですが、あの突き刺さっていた戦闘機のパイロットの女性に関して、顔見知りか何か分かりませんが、恐らくご知り合いでしょう?」
珍しく、てか、ついに黒瀬生徒会長が、役に立つ時がやってきた。
的確に、証言に関して、指摘始めてきた。
「……はい、あのパツキン、私の姉です」
アルセイデスの発言に、生徒会役員共の反応は大変なことになった。
副会長は、普通に汗をぬぐっていた。
書記係の女の子は……椅子に座ったまま失神した。
そして、黒瀬沙織生徒会長は……
「……ざっけんなよ! クソボケぐぁー」
暴走し始めた。
「あ、ちなみに双子デース」
赤髪のアルセイデス、金髪のメルセイデス。誰もが信じられないようなことを言った。
そして、誰も信じなかった。ついでに誰も話をまともに聞いて無かった。
「嘘デース」
飽きたので正直に話した。
「TATSUJINボム!!」
黒瀬生徒会長、貴方がやってるゲーム、ドンパチ的なヤツですけど。
「お兄ちゃんは私のモノ、兄貴のモノは私のモノ、私のモノは私の物」
ジャイアンみたいなことを言い始める中村美緒。
そう、彼女らは現実逃避を始めていたのだった。
「と、とりあえず、私も飛行機でこの惑星に来たから、武志君助けに、行ってみよう!」
空元気という言葉が似合う発言をする、アルセイデス。
ツッコミどころがあるセリフが含まれている。
「ああん? 飛行機!? どこにあるんじゃこらボケー!!」
キャラが崩壊しちゃった、中村美緒。
「裏山に隠してありマース」
キャラが崩壊しかけている、アルセイデス。
「そう、では、あなたたちには任せておけません。私自らが出る!」
キャラ崩壊も恐れないシューター、黒瀬沙織。
「……もう、どうでも良い」
キャラではなく、精神崩壊しちゃってる赤城香織。
「帰ろう、お家に……」
「そうだね、ここに居ると、命がいくつあっても足りなくなりそう……」
副会長と書記係、デンジャーゾーンから逃げる生徒会役員共。命の蝋燭は、あと何本か?
「で、具体的にどうするワケ?」
夕暮れの生徒会室。残された黒瀬生徒会長、中村美緒、アルセイデス。発言したのは、ゲームを中断した黒瀬沙織であった。
赤城香織は、生徒会役員共と共に脱走した。
「えッ!? あッ!! そ、そうだね。私の飛行機……戦闘機なんだけど、金髪の姉、メルセイデスっていうんだけど、そいつを追うんだけどね」
普段空気読まないのに、少々怯えながら話すアルセイデス。
「そう、あの女」
中村美緒の発言から始まり、黒瀬沙織も加わった発言はこうである。
「「そこが、あのメルセイデスのハウスね……」」
アルセイデスは後にこう語っている。
「あの二人、デストロイ・ゼム・ア・オールとか言い出しそうでした」
ビッグコア以外壊さないでください。
STGネタだらけなのは、仕様です。
メルセイデス・セイバー・フェリオス:金髪の美少女、だが口調は最悪。ツンデレ、そして、ヤンデレ要素を備えている為、扱い注意。デートをすっぽかしたら、手元の爆弾が必ず爆発する。
アルセイデス・スピリット・フェリオス:一応、安全牌。爆弾をぶん投げるタイプの人。脱がしていくと役満であっさりと潰していくタイプ。




