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ゼロストライク  作者: 漢汁
山椒・蒲焼きにかけて
25/48

ビックリ・コア

元々続きとして最初に書いてたヤツが、事故(不手際)により消えてしまったので、最初から書き直しました。

 中村美緒は、例によって、中村武志という名の兄貴のことに関しては敏感だった。どっかの敏感サラリーマンじゃないけど。

「やばい、兄貴が……結婚しそう」

 生徒会室で、怒首領蜂ではなく、今はTATSUJINをプレイしている黒瀬沙織生徒会長、もうどうでもいいや……と諦めた副会長。そして、自分に与えられてる仕事を、他の人間の暴走を無視して淡々とこなす書記係。

 そして、何故か巻き込まれた赤城香織。何で私が居るんだろ? ……と思いつつ、この状況を把握しようとしていた。

(もう、もう無理)

 今すぐ、ロッカーでも机でも何でも投げ捨てたい衝動を抑えつつ、とりあえず、もう一人の行動を把握してみた。

 その一人とは……まぎれもなくアルセイデスであった。

 何故かいるアルセイデス。いつもなら、一番に逃げるのに、今回は普通に居るし、椅子に座っている。

 何でだろう?


「まず、中村武志君が、あの宇宙戦闘機に乗ってた、どっかの、ワケわからない女、金髪のクソ女に拉致されたことから……で」

 ゲームをやめた黒瀬は問い詰め始めた。

「……アルセイデスさん、もう把握できたのですが、あの突き刺さっていた戦闘機のパイロットの女性に関して、顔見知りか何か分かりませんが、恐らくご知り合いでしょう?」

 珍しく、てか、ついに黒瀬生徒会長が、役に立つ時がやってきた。

 的確に、証言に関して、指摘始めてきた。


「……はい、あのパツキン、私の姉です」


 アルセイデスの発言に、生徒会役員共の反応は大変なことになった。

 副会長は、普通に汗をぬぐっていた。

 書記係の女の子は……椅子に座ったまま失神した。

 そして、黒瀬沙織生徒会長は……

「……ざっけんなよ! クソボケぐぁー」

 暴走し始めた。

「あ、ちなみに双子デース」

 赤髪のアルセイデス、金髪のメルセイデス。誰もが信じられないようなことを言った。

 そして、誰も信じなかった。ついでに誰も話をまともに聞いて無かった。

「嘘デース」

 飽きたので正直に話した。

TATSUJIN(たつじん)ボム!!」

 黒瀬生徒会長、貴方がやってるゲーム、ドンパチ的なヤツですけど。

「お兄ちゃんは私のモノ、兄貴のモノは私のモノ、私のモノは私の物」

 ジャイアンみたいなことを言い始める中村美緒。


 そう、彼女らは現実逃避を始めていたのだった。


「と、とりあえず、私も飛行機でこの惑星に来たから、武志君助けに、行ってみよう!」

 空元気という言葉が似合う発言をする、アルセイデス。

 ツッコミどころがあるセリフが含まれている。

「ああん? 飛行機!? どこにあるんじゃこらボケー!!」

 キャラが崩壊しちゃった、中村美緒。

「裏山に隠してありマース」

 キャラが崩壊しかけている、アルセイデス。

「そう、では、あなたたちには任せておけません。私自らが出る!」

 キャラ崩壊も恐れないシューター、黒瀬沙織。

「……もう、どうでも良い」

 キャラではなく、精神崩壊しちゃってる赤城香織。

「帰ろう、お家に……」

「そうだね、ここに居ると、命がいくつあっても足りなくなりそう……」

 副会長と書記係、デンジャーゾーンから逃げる生徒会役員共。命の蝋燭は、あと何本か?


「で、具体的にどうするワケ?」

 夕暮れの生徒会室。残された黒瀬生徒会長、中村美緒、アルセイデス。発言したのは、ゲームを中断した黒瀬沙織であった。

 赤城香織は、生徒会役員共と共に脱走した。

「えッ!? あッ!! そ、そうだね。私の飛行機……戦闘機なんだけど、金髪の姉、メルセイデスっていうんだけど、そいつを追うんだけどね」

 普段空気読まないのに、少々怯えながら話すアルセイデス。

「そう、あの女」

 中村美緒の発言から始まり、黒瀬沙織も加わった発言はこうである。

「「そこが、あのメルセイデスのハウスね……」」


 アルセイデスは後にこう語っている。


「あの二人、デストロイ・ゼム・ア・オールとか言い出しそうでした」

 ビッグコア以外壊さないでください。

STGネタだらけなのは、仕様です。


メルセイデス・セイバー・フェリオス:金髪の美少女、だが口調は最悪。ツンデレ、そして、ヤンデレ要素を備えている為、扱い注意。デートをすっぽかしたら、手元の爆弾が必ず爆発する。

アルセイデス・スピリット・フェリオス:一応、安全牌。爆弾をぶん投げるタイプの人。脱がしていくと役満であっさりと潰していくタイプ。

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