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良人育成高校  作者: 初心者アカメ
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第一話 『加藤 嘉人』

このページを開いて下さりありがとうございます!

ここから本編のスタートです。

最後まで読んでいただけたら幸いです。


「嘉人、どこの高校受験する? 」


中学校の帰り道、加藤(かとう) 嘉人(よしと)の彼女、中田(なかだ) (ひかり)は、そう言えば嘉人がどこの高校を受験するのかを聞いてなかったことをふと思い出し、唐突に志望校についての話を嘉人に振っていた。


「前言わなかったっけ?

もちろん良高受けるぜぇ!

俺は光と違って、頭と人がいいから、良校でも余裕で受かるけどなっ!」


ドヤ顔でそう答えると、

光はちょっと不機嫌そうに頬を膨らませた。


「ふんっ!どうせ私は頭も人も嘉人より低いですヨーダっ!!

んもー、昔、私と同じ高校に行こうねって約束したのにー

覚えてないのー?

てかさー、いくら学年一位の嘉人でも良高なんて本当に行けるの〜? 」


そう言うと少し微笑みながら、

嘉人の顔の前にいきなり覗き込んできた。


「っ、びっくりしたぁ

はぁ、そんな約束したっけか?

てか、行けるに決まってるだろ

なんだったら、

光も一緒に良高に行こうぜ〜

あ、光は無理だったな、っ」


「 なっ……んっ!! 」


なによっ!と言いかけた光を嘉人はその場の勢いでリア充がよくやる’’あれ,,をして光の口を塞いだ。


「いきなり何するのよ!!

こんなところで!!」


「いやぁ、最近は勉強とGP(グッドポイント)集めをめっちゃしてたからあんまこーゆーことできてなかったからさ、

…でも嬉しかったろ?」


そう言っておきながら実は光の長い文句を聞きたくなかったから’’あれ,,をしたんだよなと心の中でひそかに思う嘉人であった。


「っっっ、ふ、ふんっ、しっ、知らない! 」


とっさにニヤニヤした口元を右腕で隠した光であったが、隠さなくてもニヤニヤしてんのわかってるから〜と嘉人に言われ、バカぁ!と叫びながら頭をゴチーんとグーで勢いよく殴りつけ、嘉人の炸裂的な叫びが町中に響き渡った。


数分たち光はなんとか落ち着きを取り戻し、先程の話の続きを再開した。


「話、戻すけど、

さっき嘉人が言ってた、

良高って頭がどんなによくてもGPが受験するだけで確か1万ポイントもいるのよね?

流石の嘉人でも1万はちょっときついんじゃない?」


いきなり嘉人の足がぴたっと止まった。

その台詞を待ってましたと言わんばかりに嘉人はニカリと笑みを浮かべ、

手を腰に起き加藤 嘉人恒例の自慢話がスタートした。


「ふっふっふー、聞いて驚くなよ?

俺は今、1万5000ポイント持ってるんだよなー!!

しかも1万5000あるから学力試験免除で面接のみだから最高だぜ!!

前の個人懇談の時にもう先生に良高に行くって言ったしなー、

悪いが、光と同じ高校にはいけんなっ!」


「えっ!?1万5000!?5ヶ月前は7000ポイントって言ってたじゃない!?

ずるしたんじゃないんでしょうね?

私でもすごく頑張って今、4800なのに………………あとちょっとで、嘉人に追いつけると思ってたのにー!!」


あと少しで追いつけると言うほど差は詰められてないが、さらに圧倒的に差をつけられていて、光は頬を破裂するんじゃないかというほど膨らませた。

しかし、県内のいい高校に入りたいのであれば、良校ポイントはだいたい2500あれば十分に入学することができる。

そう、嘉人は本当に良い人中の良い人&超天才なのだ。


「むぅー、嘉人が良高に行くなら私たち別々の高校に行くことになるねー、

なかなか会えなくなるのかなー。。。

一緒の高校行きたかったなー。 」


「アホいえ、家近くだしいつでも会えるから大丈夫だって、言うて良高は電車で30分の距離にあるんだし俺、寮には入んないからさ、

また、こうして話せるって。」


さっきの態度と裏腹に頬をかきながら照れくさそうにそう告げた。


「うん、そーだね。

絶対また、一緒にたくさんお話しようね。

良高がどういうところだとか色々教えてねー。


あ、もうこんな時間!

もう塾に行かなきゃ、

明日、私との約束を破ってまでなんで良校を選んだのか理由を聞かせてね、っ 」


先程光がされた「 あれ 」を別れ際に嘉人にお返しして笑顔でその場を去っていった。


「っっっ、んだよ…いきなりそれは反則だろ………………

…てか、一緒の高校行くとかそんな約束本当にしたっけ…

ん?、っと、 これ…」


そこには嘉人がかつて光の12歳の誕生日にあげた白色のくまのキーホルダーが足元に落ちていた。


「懐かしいな、俺が誕生日にあげたくまのキーホルダーか。。。まだ持ってたのかよ。

てか、ちゃんと持っててくれるなら

もうちょっと大事にしろよなー、 」


ダメ出しをしつつも昔あげた誕生日プレゼントをまだ持っててくれたことが嬉しかったらしく、

感情を隠しきれず、

少し控えめのニヤニヤが顔に出てしまっていた。

今すぐに届けようと嘉人は思ったが、

ニヤニヤが収まりそうになく、面倒だったため、明日届けることにした。





後にこの判断のせいで後悔のドン底へとたたき落とされることになろうとは、この時の加藤 嘉人は知る由もなかった。


読んで下さりありがとございました!

いかがだったでしょうか?

次回は2人目の主人公の話を予定しています。

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