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第42話 正義の味方と悪の女幹部、現地協力者を得る


「とりあえず、そーねー、なにか聞きたいことはある?」


 リリーが言うと、メリアとタリアは顔を見合わせ、それからためらいがちにタリアが尋ねた。


「お二人は何者なんですか?ここは一体何ですか?」


 そうだよな。まずその質問が出てくるよな。


「まー、ここを見せた以上私たちについても教えないといけないわよね。それじゃあ私たちのこと、ここのことを教えてあげるわ。でもこれから説明することは他言無用よ。もし漏らしたりすればどうなるか……」


 リリーが悪い笑みを浮かべつつそう言いかけると、メリアとタリアが慌てたように首を横に振る。


「お二人を裏切るような事はしません!」


 思っていたよりも忠誠度が高いな。

 命を辛うじて救ったどころか、彼女たちにとって奇跡的にも元通りとも言える姿にまで治してくれた大恩人であるわけだから、当たり前と言えば当たり前なのだろう。


 ただ大したことをしていない俺に対しても二人の忠誠心を窺えるのはなぜだろうか?

 リリーと俺はひとまとめになっているのか?


 二人の真摯な眼差しに若干気圧されながらもリリーはポケットから小さな機器を取り出した。


「じゃあこれをちょっと着けてくれるかしら」


 リリーが取り出したのはちょっと大型のハンズフリーイヤホンみたいな形状の端末だ。


 これはアレだ。

 BMIの外部端末だ。


 二人には改造手術が施され、BMIブレインマシンインターフェイスが実装されている。

 外部からのデータは外部端末を経由して非接触接続された体内の機器に繋がり、直接脳内に情報を送り込むことができるのだ。


 それをリリーはメリアとタリアの耳に着け、二人に楽な姿勢を取らせる。


「二人とも楽にして、メリアはちゃんとベッドに寝て、タリアはその椅子の背もたれにもたれ掛かって楽にしてちょうだい」


 何が始まるか分かっていない二人は若干戸惑いを顔に浮かべつつもリリーの指示に従う。

 二人が戸惑いの表情を浮かべていたのも束の間、すぐにデータの転送が始まったらしく二人は虚空を見つめるように脳内に送られてくる情報に圧倒されていた。


「それで二人にどんなデータを送ったんだ?」

「ざっくりとした私たちの説明ね。他の世界から来たこと、その世界には魔法がなく、科学が発達していること、この施設が私の研究所であることとかね」

「へえ、まあ最低限必要な情報だな。……なあ、ふと思ったんだが、やけに準備がいいな」


 俺の言葉にリリーが視線をそらした。

 実に疑わしい。

 おかしいと思ったんだ。

 BMIの外部端末を用意していることもだが、送るデータもあらかじめ編集して用意しておかなければならない。二人の改造手術をしながら片手間に用意できる代物ではないはずだ。


「おい、いつからこれを準備していた?」

「いつかはこっちで協力者を得ることになるでしょ?だったら口で説明するより簡単だから……」


 リリーの言い訳に危うく納得しかけるが、ある事実に俺は気づく。


「こいつを使うにはBMIブレインマシンインターフェイスが必須じゃねえか。お前、協力者を改造する気満々じゃないかよ」


 一体どんな方法で協力者を得ようとしていたのだろうか?

 リリーを深く追及しようとしたが、残念なことに二人のデータ転送が終わってしまい諦める。


 メリアとタリアは少なくないデータを受け入れたことにより、車酔いに似た感覚に陥っているようだった。

 まあ、データ転送酔いは慣れなきゃ結構きついからな。


「とりあえず、今日はここまでよ。しばらく気分が悪いとは思うけど、安静にしていればすぐに良くなるから」

「大丈夫か?」

「……思っていたより壮大でした」


 メリアとタリアは呆然としている。


「信じられません、他の世界、ですか?そんなところがあるなんて」

「まあ、その点は私たちも同じね。こんなところがあるなんて知らなかったから」


 俺たちもこちらの世界については知らなかったから同じとはいえ、サブカルチャーで異世界ものが多く出回っていて多少は受け入れやすい地球と、異世界という存在自体に馴染みのないこちらとでは衝撃の度合いは違うだろう。


「でもある意味納得ですね、お二人は現実離れしてますから」

「いや、こいつを基準にしたら駄目だぞ。こいつはあっちでもかなり異色だからな」

「あなたもでしょう」


 おっと藪蛇だったか。

 二人とも”正義の味方”と”悪の女幹部”なんていう一般大衆とは言い難い存在だから、向こうの世界を俺たち基準で考えて曲解されてしまうのは少々よろしくないだろう。


「あの、お二人が違う世界からきたのは分かったんですけど、リリー様が”悪の組織”の人間で、アッシュ様が”正義の味方”っていうのは?」


 メリアの質問におもわずリリーを見る。

 そこはぼかさずにそのまま説明したのかよ。


 どう説明したらいいか少し悩むが、そのまま説明することにした。


「リリーは平たく言えば犯罪者。そして俺が取り締まる側の人間だ」

「もうちょっとオブラートに包みなさいよ」


 リリーの抗議は聞き流す。

 そもそも自分がぼかさずにそのまま説明したのが悪いんだろうが。


 俺の簡潔な説明を受けて、メリアとタリアは驚いたようにリリーを見る。


「信じられません、リリー様が犯罪者だなんて」


 二人にとっては命の恩人だし、こっちじゃ犯罪らしい犯罪をしてないからな。

 せいぜい死体損壊、拉致監禁、不法侵入、盗撮、盗聴ってところか。

 ……十分犯罪行為をしている気がするが、その大部分に俺も関与しているので強くは言えないな。


「時代と場所が違えば崇高な行為も犯罪扱いされるものよ」

「おい、美化すんな」


 リリーが罪に問われそうなのは危険物の製造、所持、販売、密輸、医師免許なしでの医療行為ってところか。

 もしかしたら破壊活動による器物損壊、傷害、恐喝、窃盗なんかもあるかもしれないが。


「それでもまあ、こいつは悪党の中でも可愛いもんだ。基本的に研究という欲望に忠実なだけだから、研究さえさせておけば害はない」


 一応フォローを入れておく。

 上司が犯罪者っていうのはメリアとタリアにとってあまり気分がいい話ではないだろうからな。


「わ、私はリリー様が犯罪者でも気にしませんから」


 タリアは憧憬の眼差しでリリーを見るが、それを受けて若干リリーが戸惑いを見せて小声で俺に漏らした。


「なんか思っていたより二人の反応が良くて困るわ。せいぜい恩に着せてあげようと思っただけなのに」


 まあ、リリーからすればさほど難易度の高くない改造手術をしただけのつもりだろうが、二人からすればそうではない。

 命を救われ、新たな人生を歩めるようにしてくれた大恩人だ。

 心酔どころか崇拝に至っても不思議ではない。


「……二人に犯罪行為はさせるなよ?このままだと地獄の底まで付いていきそうだ」

「それだと私が地獄行きみたいじゃない。まあ、いずれにせよ二人を悪いようにはしないわよ」


 小声で言い合っていた俺とリリーを見ていたタリアがおもむろに尋ねてきた。


「えーと、じゃあリリー様とアッシュ様のご関係って?お二人は敵同士?なんですよね?」


 そう問われて俺とリリーは顔を見合わせた。

 リリーとの関係……なんとも説明しづらいものだ。

 端的に言えば、敵同士。

 でも今は休戦中。

 というか、もうすでにリリーと争う気は失せているし、争う意味すら失っている。


「えっと……幼馴染?」


 リリーに言われてはじめて気づく。

 確かに俺とリリーは小さいころの知人なのだから、世間一般的に言って幼馴染と言える存在かもしれない。


 フィクションではありがちな”幼馴染”なんて存在が俺にもいたとは、ちょっと目から鱗な気分だ。


「小さいころの知人で、つい最近再会したのよ」

「もしかして長い時を経て再会した幼馴染、でも二人は敵対する組織同士……そんな中で燃え上がる禁じられた恋、というやつですか?素敵ですね!」


 タリアが鼻息荒く話に喰いつく。

 わー、脚色が半端ない。

 タリアは少女らしいお花畑な思考の持ち主らしい。


「そういう事実はないから」

「ないな」


 リリーと俺のあっさりとした返しに、タリアは意気消沈する。


 俺とリリーの間には色恋なんてものはない。

 男女二人が一つ屋根の下にいたら何かしらあるのが普通なのかもしれんが、ぼっちヒーローとぼっち悪の女幹部ではなにも起きようがない。


「偶然こちらに来てしまったからな、向こうに戻るまで協力することにしたんだ」

「そうそう、休戦状態というやつよ」


 俺たちの言い分を聞いていた二人だったが、どこか釈然としない様子だった。


「それにしてはお二人とも親しげで気安い感じじゃないですか?てっきりお二人は恋人同士だと思ってました」

「街の人たちだってみんなそう思ってると思いますよ?」


 マジか。

 今からでもリカバリ可能か?いや、無理っぽいな。


 ……この件は後回しだ。


「えっと、他に訊いておきたいことは?」

「それで……私たちは何をすればよろしいのですか?」


 タリアの言葉の意味を分かりかねていると、メリアが補足するように言葉をつづけた。


「あの……私たちはリリー様の奴隷ですから」


 なるほど合点がいった。

 二人は奴隷なのだから、仕事が割り当てられるべきだと言うことだ。


 問題は俺たちが二人のことを奴隷と認識していなかったということか。

 リリーのほうを俺は見るが、彼女も考えていなかった様子だ。


「あー、そのことはあんまり考えてなかったわ。とりあえずは問題なく動けるようになってもらって、あとは私たちの手伝い?かしら」

「特に人手が必要なこともないんだがな」


 基本的に俺は冒険者稼業をのんびりこなしているだけだし、リリーは興味の赴くままに研究や開発をしている。

 二人ともずっとソロ活動が長かったために一人で行動することに慣れているので、急に奴隷とか言われても困るのが実情だ。

 例の騒動の時は忙しかったので人手が欲しかったが、あのような事態がそうそうあるとは思えない。


「そうねー、そういえば王都に行く話があるじゃない?私たちが王都に行っている間、オジェクの家の管理を任せればいいんじゃない?この研究所に繋がっている以上、あまり無防備にもしたくないし」


 リリーの指摘で思い出す。

 確かに無難っぽい案かもしれない。

 王都に行く間、この家を空にするのはあまり気が進まない。

 なにせ地下にはあの研究所に繋がるトンネルがあるのだ。

 誰かに管理を任せるというのもアリだが、こちらの世界に来て日が浅い俺たちには確実に信頼できる人物というコネはない。

 その点、魔法的制約によって主人を裏切れない奴隷という存在は便利だ。


「ああ、それはいいかもな。そうなると二人の仕事は家の管理ってことか?」


 俺がそう言うとリリーは何か思いついたように顔を上げた。


「はっ!つまりはメイドね!戦闘メイド、これは捗るわ。早速メイド服を調達しないと」


 それだけ言うと、リリーはどこかへ行ってしまった。


「……リリー様はどちらへ?」


 呆然とリリーの出て行ったドアを見てタリアは尋ねてきた。


「あー、あれは発作みたいなもんだ。時々リリーはああなるから、二人とも慣れとくといい」


 俺の言葉に納得したのかしてないのか、二人とも微妙な顔で頷いた。



 * * *



 しばらくしてリリーがメイド服を持ってきた。


 ……いや、なんであるんだよ。

 ここは悪の組織の地下研究所だよな?


「なんでメイド服があるんだよ。まさかお前が……」


 俺の呟きにリリーが慌てた様子で否定した。


「私は着ないわよ!?怪人の一人がこういった衣装を作るのが好きだったのよ」

「どんな怪人だよ?衣装作りが好きな怪人って」

「うちの戦闘服やコスチュームのデザインや制作担当だった人よ。私も作れなくもないけど、そういった服飾関係の知識はあんまりないし」

「二人のサイズはあるのか?」

「二人を改造した時にサイズも測定済みよ。その辺は抜かりないわ」


 他のところを抜かりないように頑張ってほしいのだが、相変わらずリリーは努力の方向音痴だ。


 リリーは部屋をカーテンで間仕切ると、さっさと二人をメイド服に着替えさせた。

 奴隷としての最初の仕事、リリーの着せ替え人形だ。

 尤も、可愛い衣装に二人とも乗り気なのが幸いか。


 それにしても病み上がりのメリアにまで着させるなよとは思うが、もうすでに日常生活を送れる程度の体力は回復しているので問題ないそうだ。


 しばらくして二人がメイド服に着替え終えると、カーテンが引かれてお披露目された。


 やっぱメイド服は日本人よりも西洋風の顔立ちのほうが良く似合うよな。

 メリアとタリアが来ても、コスプレという感じはなく本物っぽい。


 メイド服もスカート丈の短いフレンチメイドじゃなく、落ち着きのあるヴィクトリアンな感じだ。

 まあ、フリルとかが凝っていて、伯爵家のメイドの着ていたいかにも業務用というメイド服よりも可愛らしいが。


「ちなみにこのメイド服はアラミド繊維製なのよ」

「やっぱそこんところぶれないな」


 なんでメイド服が防弾ベストに使われるアラミド繊維で作られているんだよ。

 やっぱ悪の組織のすることは意味が分からないな。


 そんな無意味に高スペックなメイド服を着たメリアとタリアはそんなことは露知らず、無邪気に楽しそうにしている。


 お互いにヘッドドレスやエプロンドレスを調整しあっていたが、タリアがあることに気づいたようだった。


「あれ?お姉ちゃん、胸大きくなった?」

「そういえば、なんか……」


 タリアの指摘にメリアもどこか違和感を覚えたらしく、自身の胸を不思議そうに調べている。

 俺は少し思い至ることがあり、リリーをちらと見た。


「盛ったのか?」

「盛ったのよ」

「改造ついでに盛るのか?」

「本人がコンプレックスにしているみたいでちょっと不憫だったし、改造手術のついでだしね」


 リリーから見て不憫なほどの貧乳だったのか?


「ちなみにシリコンじゃないわよ?強化薬を応用して、乳房の脂肪を増加させたの。だから本来の乳房そのもので安全安心だし、その効果も恒久的よ」


 もしかしてリリーは悪の組織なんてやらなくても十分にやっていけるのではないか?

 いや、薬事法とかいろいろ無視しているから無理か。


「あの、盛ったって何ですか?」


 不安そうにメリアがリリーに尋ねる。

 自分が何かされたことは感づいたようだ。


「ああ、メリアの胸をね、治療ついでに少し大きくしたのよ」

「そんなこともできるのですか!?」


 事も無げに言うリリーに対し、メリアは愕然としている。

 中世程度の文化レベルで豊胸はオーバーテクノロジーだろうな。


「で、あのサイズである意味はあるのか?」


 盛ったとはいえタリアよりも明らかに小ぶりだ。

 タリアが並みと比べても大きい部類なので比べるのもなんだが、あのサイズである何らかの重要な意味があるのだろうか。


「私より大きくはしない」


 リリーは悪びれもせずに言い切った。

 あー、すごいしょうもない理由だった。

 女の矜持ってやつか?


「そもそも、あんまり大きすぎても戦闘の邪魔になるし、乳がんの死亡率が高くなるし、それに急に大きくしたら世の女性からの視線が厳しくなるわよ」


 盛り乳なのだから乳がんは関係ないと思うが、戦闘の邪魔にはなりそうだ。

 男の禿げ、女の貧乳は根強いコンプレックスになりそうだもんな。


「アマゾネスは弓を引くのに邪魔な胸を切り取ったというし、一昔前までは日本では着物を着つけにくい巨乳がコンプレックスだったのよ。それが昨今では大きな乳がもてはやされるのよ。嘆かわしいわ」


 知らない単語はあれど、リリーに巨乳をディスられているのは分かるのかタリアが若干気落ちしている。


「ルネサンスではふくよかな女性が美しいとされていただろ?それにどっかの豊穣の女神は多数の乳房を持っていたから、多産とか豊穣を連想させるんじゃないか?つまりは大きな乳房は豊かな母性の象徴であり、繁栄をイメージさせるんだろう」


 なんで俺がフォローしなきゃいけないんだ。


「男性は大きい方が魅力的なんですよね?」


 そう言ってタリアは俺に胸をずいと突き出して尋ねてくる。


「大きな胸は目を引くし、大きい方が好みだという男も多いだろうが小さい方が好みという男もいるだろうし……いや、待て、なんでその話題を俺に振る」


 っていうか、巨乳派につけばリリーとメリアを敵に回しそうだ。


「うら若き女性たちを前に胸について力説するとか、うわー、ドン引きだわ」


 リリーが意地の悪い笑みを浮かべている。

 いや、お前から話を振ったんだろ。

 絶対こいつは分かってからかってやがる。

 このやろう。


「アッシュ様はどちらが好みなんですか?大きい方ですか、小さい方ですか?」


 そう言ってメリアとタリアが迫る。

 鬼気迫るとはこのことだ。


 勘弁してくれ。

 DTぼっちヒーローにそんなこと訊かないでほしい。


「あー、用事を思い出した」


 我ながらお粗末な言い訳だが仕方ない。

 俺はその場からダッシュで逃げだした。



3月に入り仕事が忙しくなってきたため、更新が遅くなりました。

次回更新は4月上旬を目途にしていますが、遅くなる可能性大です。


* * *


登場人物


アッシュ  元”正義の味方”

リリー   元”悪の女幹部”


メリア   元冒険者 瀕死のところをアッシュとリリーに助けられ、改造される。

      タリアの双子の姉。微乳。


タリア   元冒険者 瀕死のところをアッシュとリリーに助けられ、改造される。

      メリアの双子の妹。巨乳。

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