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地球の原材料  作者: 海那 白
32/72

風香さん登場

 …そういえば、風香さんはいつ来るのk…


 コンコンコン


 現在午前八時一八分ニ九秒五七。

 こんな時間にいったい誰が…。


「失礼しまーっすぅ」


 この声…まさかっ!


 ガラガラガラ…ピシャン


「おはよう水樹ちゃん。体調はど…って誰ー!」


「「「「?」」」」


「ふっ、風香さ…あのっ、コレはっ…その、昨日…知り合いに、なった…精霊使いさん、たち…で、す…。驚か、せて…すみま、せん…」

「風香…とか言ったな。初めまして、私は霊の精霊使いの霊子だ。先程は、驚かせて申し訳なかったな、風香。そしてこれからよろしくな」

「初めまして、私の名前は文子と申しますの。文字の精霊使いをやっているんですの。よろしくお願いしますですの、風香さんっ」

「初めまして、僕は情報の精霊使いの情なのだっ。風香くん、今後ともどもよろしくなのだっ」

「初めまして、私の名前は憶といい、記憶の精霊使いをやっているものですわ。今後ともよろしくですわっ、風香ちゃんっ」

「か、風の精霊使いの風香です…。よろしくお願いします…」

「ところで風香、突然で悪いんだが…」

「?なんでしょう」

「今日今からそちらに行ってもよろしいか?」

「本当に突然ですね」

「風香と水樹の仲間に、私たちも会ってみたいんだ」

「い、いえ…私はかまいませんけど…他の人のいいかどうかは、実際に本人に会ってから聞いてみてください」

「分かった。では、そうさせてもらう」

「ちょうど今、他の精霊使いたちもウチに来ているんです。おそらくはですが、その方たちが…短くとも昼くらいまでいらっしゃると思います。それでもよろしいですか?」

「ああ、かまわん。他の精霊使いたちとも会えるとなると、むしろ好都合だ」

「…分かりました。それでは水樹…」


 風香さんは私の方を向いてニヤリと笑ってみせる。


「さっさと準備を終わらせてちゃっちゃと帰るぞーっ!」

「は、はいっ…」

「よーっし、お前らも手伝えっ!」

「はいっ」

「はいですのっ」

「はいなのだっ」

「はいですわっ」


 霊子さん、文子さん、情さん、憶さんの四人がはぼ同時に言った。

 人数が多いと、なんだか、にぎやかで、楽しい。

「一人で静かにしているのが好きそう」とかよく言われるけど、やっぱり私は、静かよりにぎやかなほうが好きだ。

 …それに、一人はやっぱり寂しいし、だんだん不安になってくる。


 準備している最中に憶さんが


「ねえねえ、情ちゃん。情ちゃんはさぁ、こうなることまで知っていて、霊子ちゃんにさっき質問してたんですわね?」


 と聞いて、情さんが


「僕は、せっかくのチャンスを無駄にはしたくないだけなのだっ」


 と返していた。


 その一連の出来事を知る者は、話していた当人以外にいなかった。


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