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『赤瞳の戦姫』~転生したらオークに拾われました~  作者: オオノギ
幼少期 第一章一節:生誕祭一日目
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第010話 生誕祭


ヴェルズ村、生誕祭当日。


私は朝起きると、まずは村長様を起こした。

村長様はいつも仕事を遅くまでしていて、

朝は起こして貰わないと昼まで寝てしまうらしい。


でも一度起きると、

シャキッとしていつもの凛々しくて綺麗な村長様に戻るのだ。


これも医療魔術の根幹となる回復魔術の応用で、

体内の魔力を活性化させて、

脳や身体の状態を健常的に作用させるものらしい。


凄く便利そうなので私も教えて欲しかったけど、

そもそも小さな傷を治す医療魔術さえできない私には無理な話だった。

やっぱり魔術を使いたい。凄く悔しい。


それから村長様は台所で朝食を作っている間に、

私は食卓にお皿を出す為に踏み台に乗って、

木皿と木彫りのスプーンやフォークを並べる。


火釜の上に置かれた鉄鍋から、

牛乳と調味料を混ぜて煮た美味しそうな匂いが届いて、

私の鼻を通してお腹をキュッと締め付ける。


ジャッカスさんの串焼きは凄く美味しいけど、

基本的に固形食料だから噛むのに少しだけ苦労してしまう。


まだ私の身体が幼いというのもあるらしいけれど、

エルフという種族はあまり陸上動物の肉は好まず、

牛頭族の牛乳や川の魚、畑で取れた野菜や麦で出来たパンが好きらしい。


だからなのか、私はミルクシチューが最近は凄く好きになった。

あぁ、もちろんジャッカスさんの串焼きも好物の一つだ。


でも、村長様が作るミルクシチューは本当に凄く美味しい。

ジャガイモ・グリンピース・ニンジン・タマネギと、

野鳥の肉が一口サイズで切られて柔らかく煮られており、とろみが柔らかい。


一緒に麦パンも浸して食べると、

パンの硬さがシチューのとろみでフワフワにされて、

とても食べやすく美味しい。

前世で食べたシチューの味も吹っ飛ぶくらいに美味しいのだ。


いつか私もこんな料理を作ってみたいと村長様に言うと、

「アイリは食いしん坊なのね」と優しく微笑んで言われて、

恥ずかしくなってしまった。


確かに自分で作って食べれるようになれたらと思っていたけれど、

そこまで図星にされるくらい態度に出てしまっていたのかと反省する。





何か美味しさにも秘密があるのかと聞くと、

村長様は少し考えて納得したように呟いた。



「そういえば、人間大陸と魔大陸で同じ植物を育てても、味に大きな違いが出るらしいわ。あなたは人間大陸の食べ物を食べていたのだとしたら、魔大陸の食べ物は極上の品なのでしょうね。大昔は、それが原因で人間達が魔大陸を侵略しようとした理由にもなったのだから」


「へぇー……」


「他にも、魔大陸で育った動物達は人間大陸の動物達より巨大に育つの。だから魔大陸の動物達は人間大陸の動物とは別に『魔物』と呼ばれているわ。その分、味も美味しいのよ」


「……でも、大きい魔物がいたらそれを狩る人達も困るんじゃ?」



前世の事を思い出して、

私は疑問を聞いてみる。


私の前世まえの記憶だと、

たまに全長一メートルくらいの大きさのクマが出てきただけでも、

怪我人が出て大騒ぎになるという事が時々報道されてた。


クマは大きい個体でも二メートル近くあるらしいし、

この世界でクマも普通より大きいなら、

倍で四メートルくらいあるはずだ。


今食べてるシチューの鳥肉だって、

前世の鳥よりずっと大きい魔物だったはずだ。

獲るのに凄く苦労しそうなのだ。



「私達魔族も、その魔大陸で育ったのよ。人間達に比べれば、私達魔族はとても強いの。確かに戦いに向かない種族は多くいるけれど、戦いに向いた種族はとてつもない強さを持つわ。それこそ、人間達が束で襲っても一蹴できてしまうほどに、ね」


「村長様も、とっても強いんですか?」


「……そうね。私達エルフ族は、本来は深き森林の中で植物の実や魚を獲って生活してきた温和な種族よ。けれど、内在する魔力量は他の魔族達から見ても桁違いなの。接近しなければ、魔術において敵はいないわ」


「魔術が、できれば……」


「……ほら、アイリ。今は食事に集中しなさい。あと少ししたらジャッカスも迎えに来るでしょうから、色々準備をしておかないと、ね」



優しい口調で食事を促すヴェルズに、

アイリは思い出したような暗い気持ちを抑えて食事に集中した。


魔術を使えば敵はいないと云わせるほど強いエルフ族なのに、

エルフ族の幼女である私は魔術が使えない。


話を聞く限りだと、

身体能力も他種族に比べれば劣っていることも有り得る。

だとしたら、私は魔術も使えず身体も弱い、

貧弱なエルフ族ということなのだろうか。


今の私が成長しても、

また前世の私のように誰かに守られないと何もできない、

弱い存在になってしまうのだろうか。


そんな一抹の不安が、

私の中をぎったのだった。





*





「アイリぃ!迎えに来たぜぇ!……とっ、ヴェルズ様でしたか!こりゃ失敬!」


「いらっしゃいジャッカス。アイリ、ジャッカスが来たわよ」



ドアをノックして声を弾ませたジャッカスが、

ドアを開けて迎えたヴェルズを見て、

高まっていた調子や落として挨拶する。


上機嫌なジャッカスを尻目に、

クスクスと微笑むヴェルズはアイリを呼んだ。


けれど一向に現れないアイリに、

ジャッカスは不安の表情が見え始めた。



「ア、アイリどうしたんです?どっか具合でも悪いですかい?」


「そうじゃないの。私がお出かけ用の服を着せてみたんだけど、恥かしがってるの。今連れてくるわね」



そう言ってヴェルズは一度奥に行き、

ジャッカスは不思議そうにしたまま入り口で待つことにした。


そして数分が経ち、

奥からヴェルズとアイリの二人の話し声が聞こえてくると、

奥の扉からアイリとヴェルズが姿を見せた。


アイリの姿に、

ジャッカスは目を大きく見開いてしまう。





そこには、白くふわふわとした装飾の服を着飾った、

可愛らしいアイリの姿があった。


白い絹で織られた服と、鮮やかな薄紅色の服が重なり、

すっぽりと頭を隠してしまう大きさのキャペリン式の帽子を被り、

目元を隠せるようになっている。


ジャッカスは、親心の様に可愛らしいアイリに惚れ惚れとしていたのだ。



「うぅ……」


「そんなに恥らわなくても、凄く可愛いわよ。アイリ」



恥かしそうに呻くアイリを見て、

それを見て優しいながらも何か達成感を持って微笑むヴェルズ。


そういえば、ヴェルズ様は絹織りも趣味でやってると、

母親であるジスタから聞いていたジャッカスは、

じゃあアレがヴェルズ様が作った服なのかと、

自己完結し納得していた。



「ほら、ジャッカスも褒めてあげて?」


「え、ああ!アイリ、すげぇ可愛いじゃねぇか!えらいベッピンで驚いたぜ!」


「わ、私……こういうの、着たことないから……。い、いつもの服でいいです」


「ダメよ、アイリ」



アイリの言葉を聞いたヴェルズは、

一気に食い下がってアイリに詰め寄り顔を近づける。


その表情には何か鬼気迫るものを感じて、

アイリは一瞬ビクリと震えてしまった。


「いいこと、アイリ?女の子はね、こういう催し物の時にはこういう可愛らしい服を着るものなの。決して面倒くさいからって家着のままで人前に出たり、髪の毛もかさずに寝癖が直らないまま人前に出たり、面倒だからと綺麗な長い髪を躊躇無く切るのはとてもふしだらなのよ。ましてスカートが嫌だからとズボンしか履かずに黒い外套マントを羽織ったせいで男と勘違いされるような事をしてはいけないの。分かった?分かったわよね?アイリは良い子だものね?」


「は、はひ……」



凄まじい剣幕で語るヴェルズに、

アイリは気圧されて何回も頷いた。


ジャッカスはそれを聞いていたが、

疑問を浮かべるように頭を捻って、

小声でぼそりと呟いた。


「あれ、でもそんな几帳面に着飾る奴ってそんなには……」


そのような小言を呟いたのだが、

素早く振り返りにっこりと笑うヴェルズの黒い笑みで、

冷や汗を搔きながら沈黙せざるをえなかった。


すまん、アイリ。

俺こういう女の話になると手が出せないわ。

と心の中で助けを求めて瞳を向けるアイリに、

ジャッカスは心で涙ながらに謝罪した。

この心の声が届く事を祈るしかないのだ。





ヴェルズは村長としては、

また高名な回復魔術の使い手としては信頼が置ける人物なのだが、

こういう場面で淑女たらしめんとする行動が、

後々でもアイリに苦々しくも微笑ましい光景を与えることになるが、

それはまた後日の話。





*





長いヴェルズの小言の後に、

アイリはヴェルズとジャッカスと共に祭りの開催宣言が行われる、

ヴェルズ村中央広場へと足を運ばせていた。


同じく広場に向かう人々がヴェルズやジャッカスに挨拶し、

一緒に居る可愛らしい姿のアイリに目を向けて、

「あぁ、この子かい?本当に可愛い子じゃねぇか」と、

微笑ましくアイリにも挨拶してくれる。


まだ格好に慣れないアイリは、

ジャッカスの身体で隠れるようにしながらも、

ちゃんと挨拶を返していく。


既に村人達には、アイリの事に関して情報が行き届いていた。

無論、ややこしい部分の説明は曖昧に省いた上でだが。


それでも、ジャッカスが屋台を開いた上でアイリの話をことごとく客達に話し、

ちゃんと快復しているとか、もう文字も言葉も覚えたとか、

すげぇ良い子だとか。そんな話を村人達にも聞かせ回ったので、

アイリが知らない所で既にアイリの事は周知の事となっていた。


しかも今回はヴェルズ作の服も着せられ、

その可愛らしさがより一層深まってしまっているので、

ジャッカスの話が親馬鹿な視点ではなく、

事実だったのだと印象付けを助ける結果ともなった。



「うぅ……」



ジャッカスの大きな手に引かれながら、

アイリは恥かしさで今にも家に戻りたい衝動に駆られていた。


元々アイリは前世でも、

こういう場で多くの人物に注目された経験が無い。


友達も多い方ではなく、

どちらかと言えば物静かで、

図書館で本を静かに読んだりするのが好きで、

友達と一緒にワイワイ遊ぶというのに慣れない子供だった。


人見知りとまでは言わないまでも、

慣れた人の前でしか笑顔を上手くは見せられない。

そんな大人しい子供だ。


今のアイリにとって慣れた人物で言えば、

メイファ・ジャッカスの二人の名が挙げられるだろう。


メイファは自分と特に接し構ってくれた人でもあるし、

ジャッカスは初めてこの世界で心を開いても大丈夫だと、

確信させてくれた人物だ。


ジスタは年齢的に離れているし、

ヴェルズにいたっては、

普段は八方美人ではあるけれど、

何か並々ならぬモノを感じさせる場面も多く、

アイリにとってはまだ慣れない。


そして、この町の住人達は、

アイリが知る人間ではなく、

異形の種である魔族なのだ。


人の形が辛うじて見える魔族は多いが、

顔は完全に動物だったり、

軟体生物の様に触手で地面を動く者もいる。


ジャッカス達は肌の色などを除けば、

比較的小柄な人間と言っても過言ではない。

ヴェルズのようなエルフ族は、

耳が長い金髪碧眼で外国人の綺麗な人達という印象だ。


みんな優しく声を掛けてくれるので、

なんとか平静を保っていられるが、

アイリの視点で見てしまえば、

間違えば悲鳴を出しかねないような人々の光景なのだ。


そして、今まではお姉ちゃんや、

そしてお兄ちゃんのお下がりの服を着ていた前世では、

着たことも無い服も着せられ、

恥かしさで隠れてしまいたいと思っている。


知識欲や才能があっても、

こういう部分ではアイリはまだ幼い子供だった。





アイリを引き連れたヴェルズとジャッカスは、

中央広場に到着した。


その場には様々な人々が和気藹々(わきあいあい)としながら、

祭りの開催を楽しみにする様子で賑わっている。


中央広場には幾つも屋台が並んでおり、

アクセサリーのような装飾品や服、

何か薬剤のような丸薬が置かれていたり、

牛乳屋さんというのも見えたりする。


その光景を見て、

アイリは前世の記憶にあるお祭りを思い出した。

そしてそれは幼い心を刺激し、

ワクワクさせる熱気さえ感じさせた。



「それじゃあジャッカス、アイリの事をお願いね。アイリ、ジャッカスの傍で良い子にしているのよ」


「分かってますって、ヴェルズ様!」


「は、はい」



そう言って二人から離れるヴェルズは、

ゆっくりと優雅に歩み中央広場の更に中央へ向かっていく。


人々はヴェルズを見ると、

一礼してヴェルズの歩く道を塞がぬように広がり、

ヴェルズの進む道を開けていく。


それに応じるように、

ヴェルズも優雅に礼をしながら歩み続け、

中央に建てられていた木組みの高台へゆっくり昇っていく。


それに気付いた村人達や、

開催を待ち侘びている旅人達と商人達が高台へと注目を集め、

そこにヴェルズが威風堂々と立った。



「あれがヴェルズェリア様……」


「……あれが王族の……」


「……あれが魔王ジュリアの……」



村人達が沈黙する中で、

その中で初めてヴェルズを目にした旅人達や商人達が驚きや畏怖、

尊敬の表情を浮かべて注目する。


アイリとジャッカスは人が多い人垣から少し離れ、

視界にヴェルズが入るように遠巻きに見ていた。



「……ジャッカスさん。ヴェルズ様って、凄い人なの?」


「ん?あぁ、物凄ぇ人さ。本当だったら俺みたいな下っ端魔族、話すのも許されねぇってくらいの人さ」


「なんでそんな人が、この村の村長なの?」



アイリは、この村の生い立ちを良くは知らない。


500年前に村が出来て、

今年がその500年目のお祭りなのは知っている。


けれど、何故この村が出来たのか。

そして、なぜ村の名前がヴェルズ村で、

村長の名前がヴェルズなのかも、

あまり詳しくないのだ。


その部分は敢えてヴェルズが、

アイリに説明をしなかったのだろう。

しかしその意図をジャッカスは汲み取れなかった。



「あの御方が500年前、この村に来て下さったんだ。そしてそれ以前は―――…」



そこでジャッカスは一度言葉を静止する。

その目線の先には、

片手を上げ注目を集めるヴェルズの姿があったからだ。


アイリはその言葉の続きが聞きたかったが、

ジャッカスが静かに聴く姿勢を取ったので、

アイリも静かにヴェルズの言葉を待つ事にした。



「村の方々、そしてこの村に訪れて頂いた方々。今年の我が村の生誕日を迎えて頂き、誠にありがとうございます。そして、ジュリア様の言葉、それを導き守って下さった皆様に深く感謝を致します。ジュリア様に代わり、私ことヴェルズェリア=ライアットが、お礼を申し上げます。本当に、ありがとうございます。」



深々と礼をし、

ヴェルズは村人達に向けて礼をする。


皆に届くように響き渡る声は、

朝の日差しと澄んだ空気を浸透するように響き、

村人達の心にも響いた。


その言葉を聞き、涙を流す人や、

ヴェルズに祈るように手を掲げる人さえも存在する。


アイリはその光景を見て、

まるでヴェルズは村の人々から何処かの国の王様…いや、

それこそ神様にさえ思えるほど、

神々しい存在として崇められているのだと理解した。


しかし、何故そんな存在となっているのか、

アイリは分からず疑問を更に持つ結果となってしまう。


深い礼を止め、

頭を上げたヴェルズがもう一度言葉を続けた。



「今日は奇しくも、我が村が誕生して500年の日が訪れました。今年の祭りは昨年よりも盛り上がればと、様々な催しも行うつもりです。どうか、皆様存分にお楽しみ下さい。そして皆様に、ジュリア様の加護が在らん事を。――……それでは、ヴェルズ村生誕祭を、ここに開催致します!」



ヴェルズの最後の一言で、

一気に歓声が周囲に広がり熱気が帯びる。


男達は猛々しく咆哮を上げ、

女達は嬉々として開催の喜び合っている。


急な歓声にビクリと驚いたアイリに気付き、

ジャッカスは苦笑しながらアイリを見て優しく頭を撫でて微笑んだ。



「すげぇだろ?大体祭りになるとこんな馬鹿騒ぎになるけどよ。こういう時くらいだからな。みんな馬鹿やって騒げる日ってのはさ」


「うん。……ジャッカスさん、ヴェルズ様が村に来る前にやってたことって……?」


「ん?あぁ、そうそう。ヴェルズ様はこの村を作ったのが、丁度500年前。そしてその前はな……――」





『始祖の魔王』ジュリアが表舞台に現れた、

約2000年前。


魔王ジュリアの傍には、

いつも一人のエルフ族の少女が居た。


その少女がいつしかハイエルフ族の女性と成り、

魔王ジュリアの傍で偉大な魔術師と呼ばれ、

人間と魔族との戦いで蔓延した病を魔大陸から無くしたという。


その美しい姿と、

魔王ジュリアがただ一人の妻として迎えるほど、

愛と信頼を育んだ唯一の女性として、

その女性の名は魔大陸に名を馳せた。


そのハイエルフ族の女性の名は、

ヴェルズェリア=フォン=ライアット。


現在の魔大陸中央首都である王都ジュリアを統治し、

ハイエルフ族の氏族の王である王アルトマンの母。


『始祖の魔王』ジュリアの時代から生きる、

魔王ジュリアの一番最初の大幹部だった。





『赤瞳の戦姫』ご覧下さりありがとうございます!


誤字・脱字・今回の話での感想があれば、

是非ご意見頂ければと嬉しいです。

評価も貰えると嬉しいです(怯え声)


ではでは、次回更新まで(`・ω・´)ゝビシッ


この物語の登場人物達の紹介ページです。

キャラクターの挿絵もあるので、興味があれば御覧下さい。


https://ncode.syosetu.com/n6157dz/1/

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