精霊都市パパンバ クエスト受注
Twitterはじめました。感想を頂きました!それも2件も!!
ありがとうございます!
「いいクエストあった?」
皆に合流してから俺達が声を掛けたが、返って来たのは聞きたい事ではなかった。
「わざわざ武器屋に行って買って来たのがそれ?もうその辺の木の枝でよかったんじゃないの?」
目ざとく俺達が持って帰って来た武器を見つけたジーナから毒攻撃を受けた。俺達は毒に侵されてしまった!
じわじわとHPを削っていくやつだ。
ええい!解毒!!
「いや、買ったわけじゃないんだけどさ。。。なんか武器屋のおっちゃんに折れた剣を見せたらお前ら未熟だからこれで修行しろって言われてさ。克神流のヤツを倒せば売ってやるって・・・」
「ニャハハハ、ミジュクモノにゃ~!」
あれ~?解毒できてなかったかなぁ?リンダの言葉が胸に刺さるよ~?
「それより、クエストは?」
ちゃんと話が通じそうなライカに聞く。
「そうだね、3つ程の候補があってね。みんなでそれを話していたんだけど、ケンとユイが来たら多数決でもしようかって事になってたの」
「なるほど。で、その候補ってのは?」
「うん、まず一つ目が魔物退治。まぁなぜかここのギルドって魔物退治系クエストってほとんど無かったんだけど、このファントムナイト討伐ってのはあったの。まぁ、難易度も報酬も普通だね。ただ討伐対象がいる場所がちょっと遠いのが難点かな?」
「まぁ、普通なクエストだね。それで?」
「二つ目は神殿の巫女の護衛。どうやら聖火を見回って掃除してお祈りしてってのをして回るらしいんだけど町の外にもあるらしいの。それの護衛。まぁ聖火の近くに魔物は来ないらしいけど移動中やそのほか野盗とかの対策らしいの。通常は神殿兵が行うらしんけど今神殿内が大変らしくて手が回らないので冒険者に臨時で依頼があったみたい。その分報酬はよさそうだけど拘束期間はちょっと長そうね」
「し、、、神殿で何があったんだろうねぇ~?それで?」
「三つ目はこのギルドの常設クエストらしいんだけど、剣術道場から挑戦者求っていうのがあったの。どうやら挑戦するためにはルールがあって、挑戦して勝ったら相手の武器を貰えるらしいよ。ただし負けたら自分の武器をあげなきゃいけないみたいだけど」
「なんかギルドのクエストっぽくないね。どっちかっていうと、その道場の広告みたいに見えるけど」
「実際そうみたいよ?ギルドの人がほぼクエストじゃないんだけど、、、って言って紹介してくれたから。でも一応ちゃんとクエストにはなるみたい。常設クエストだから他のクエストと並行して受注できるみたいだしね」
「そうなんだ」
「で、どうするにゃ?」
「そうだぁ、普通に興味があるのは一つ目のファントムナイト討伐かな。名前からしてアンデット系モンスターだろうけど俺達は幽霊船の経験がある。ある程度アンデット系でも戦えそうだし」
しかも名前的に剣と魔法の世界っぽいモンスターじゃん。
「ただ、俺とユイは武器調達のために剣術道場かな。たぶんそれ克神流じゃない?」
「正解にゃ」
「だったら俺とユイは三つ目のクエストがいいかなぁ。でもライカやレン、あとジャスパもだけど剣士じゃないから見てるだけになるのかな?」
「それだと時間がもったいないから、ケンとユイ、ジーナとリンダはそれに行けばいいんじゃないかな?ボクたちは別のクエストに行くってのもできるし」
ライカが出した意見でみんなが頷いた。
「じゃあそうしようか。ライカ、どっちのクエスト受ける?」
「ボクはどっちでもいいけど・・・・」
「ワシは魔物討伐じゃな。ちまちま何かを気にしているのは性に合わぬからな」
「私はご主人様と一緒がいいですが、ご命令とあらばなんでも!」
それぞれの性格を加味すると、ジャスパの気性的に魔物討伐かな。ジャスパが護衛対象を守りながら何日も同行するなんてストレスが激しそうだ。
「じゃあ、それでいこう。ジーナとリンダもそれでいい?」
「オッケーにゃー!」
「寧ろ望むところっ!」
いつになくジーナ気合が入ってるな。。。
「じゃあ受注してくるよ」
俺が代表して二つのクエスト受注するため窓口に行く。それぞれのクエストの説明を聞いて魔物討伐の説明内容をライカに伝え、俺達は剣術道場の説明にあった場所に向かうのだった。
「剣術道場って強い人達なんだよね?」
「そうじゃない?克神流って流派の剣術は聖四剣の内の一つだって話だし。聞いたところでは武器を選ばないって話だよ」
「武器を選ばない?」
「ああ、武器屋のおっちゃんが若い時に剣士目指して戦いに行ったら、竹刀でボコボコにされたって」
丁度その実物を持っているのでそれを見せその場で振ってみた。
「確かにある程度の実力差があれば武器の種類は選ばなくても問題ないかもしれないけど、実力が拮抗していたらそうも言ってられないよね?」
「そう思う。だからよっぽど武器屋のおっちゃんが弱かったのかな」
不愛想に見せかけて話し出すと止まらなくなったおっちゃんを思い浮かべる。
「そうでしょうね。竹刀と金属製の剣では1合も渡り合えないし」
ぶつかり合ったら竹刀なんかサクっと切れるもんね。鍔迫り合いすらできない。
「どっちにしても大丈夫にゃ!私が勝ちまくってケンとユイのための武器をたくさん貰ってきてあげるにゃ!」
お気楽なリンダの楽観的な言葉に、俺達はさらに緩んだ雰囲気になった。
まぁ俺達にシリアスなんて友人はいないんだからこんなもんだ。
さて、今回のクエストである剣術道場は、この町のシンボルである火の精霊神殿の反対側だ。とはいえ、間に挟んでいるのが山なのでそこそこの距離がある。俺達はクエストを受注したギルドから出発したので西周りで山を迂回して向かっていた。俺達が南端の港に停泊していたので精霊神殿や町の中枢であるギルドがある辺りから北上するに従って街並みはどんどん自然が豊かなものになっていった。ただし、人の行き来はあるようでところどころに看板らしきものがあり俺達は迷わずに剣術道場にまでたどり着くことができた。
山の麓から石段を登り続ける。山の中腹位まで登ったところでやっと山門が見えて来たのだった。
「たのも~!」
「ん?なんか用かい?」
剣術道場の看板があるここ、克神流剣術パパンバ本部と書かれた敷地に入ると同じような建物がいくつかあったのでとりあえず手近な建物で声を掛けたのだ。そこで出て来た人はまぁ予想通りというか袴っぽい道着を着た10代くらいの男だった。
「冒険者ギルドからこちらで対戦者を求めるクエストを受けて来たんですけど、こちらでいいですか?」
「ああ、かまわないよ。さっそく対戦するかい?」
「対戦方法やこちらでのルールとか聞いてからでもいいですか?」
用件を伝えたところ「今日何人目だ?」と呟いていたので俺達みたいに対戦しにくる人はどうやら多いようだ。
「もちろん。じゃあさっそくだけど・・・」
説明を要約するとこんな感じだ。
ここでの対戦はお互いの武器を賭ける。対戦方法は1対1で相手は剣術のみだがこちらに制約はない。対戦場には結界があるため魔法を使っても被害がでることはないそうだ。ここで勝つと次のステージに進めるそうだ。ただしギルドクエストはここで勝ったらとりあえずはクリアになるらしい。ただし、クリアになるのは勝者個人であってパーティーの勝利とはならない。パーティーメンバー全員が勝てばクリアになるそうだけど、クリア報酬は相手の武器だから個人で勝ったらパーティーでクリアする意味ないよね。ちなみに次に進むかは自由意志ってことらしい。また、負けても武器を取られるだけで再度武器を用意すれば再戦は可能。次のステージでも同様、そこで勝てば次のステージがあるらしい。ちなみに最終的には今代克神流を継ぐ聖四剣が一人ゼロって人との対戦まで続くらしい。
「俺達4人クエストチャレンジお願いします」
「はいよ。じゃあこちらへどうぞ」
一通り説明を聞いて大体把握したので挑戦することにした。
道場の半分以上が練習生?と思われる人達が剣術の稽古を行っているが、残りの半分くらいはおそらく挑戦したけど負けて負傷したと思われる人が隅の方でまとまっていた。
俺達はそんなことは気にせず対戦場と指定されたエリアまで行く。
「誰から行く?」
3人が3人とも自分が行きたいというのでジャンケンで決めた。
「じゃ俺からということで。よろしくお願いしまーす」
「こちらこそ」
そういうと相手は一礼し剣を構えた。
俺は無造作に相手と距離を詰め、上段から竹刀を振り下ろす。
「んがっ!!」
俺の一撃を脳天から受けそのまま気絶してしまった。
どうしよう、通常発動している【身体機能強化】は使っているものの、特別戦闘仕様まで魔力を込めていない状態で勝ってしまった。
「おいおい、いくら相手が子供だからってサービスとかすんなっての」
俺達の対戦をたまたま見ていた練習生からヤジが飛ぶ。
「じゃあ次は私の番!」
といってユイが俺と入れ替わる。ついでに相手の武器を頂いた。ちなみに、相手もシナイだった。。。
「よろしくお願いしまーす」
一人目と同様、二人目も一礼して剣を構えた。
ユイは無造作に相手との距離を詰め、上段から竹刀を振り下ろす。
「んがっ!」
ユイの一撃を脳天から受けそのまま気絶してしまった。
そして相手側の空気が変わった。
俺が倒した時は子供だからと油断したと思ったのだろう。しかしそれが2回も続くことは異常だ。
「子供だからって舐めちゃいけないようだね」
出て来たのは最初俺達にここの説明をしてくれた人だった。
「次、いってくるにゃ」
相手はもう油断しないであろう空気を纏っていたが、リンダはどこ吹く風と全く気負った事もなくスタスタと対戦場の真ん中へと歩いて行った。
「よろしくにゃ」
前と同様、一礼して剣を構えた。
次の瞬間、リンダは相手の後ろ側に回り込む。
「なっ」
一瞬でリンダを見失った相手を探そうとした瞬間、脳天からの一撃でその場に崩れ落ちた。
「余裕にゃ!」
といって俺達にvサインを決める。一応ルールなので相手の武器であるシナイを拾うと、俺達のところへと戻って来た。
「最後は私ね」
そういうとリンダと入れ替わりでジーナが前に出る。
正直、ここの練習生達は完全に格下だった。俺達が子供のころから、、、って今もまだ子供だけど、、ずっと剣術は特訓してきた。特にジーナとリンダはお互いを高め合うよきライバルにもなっていたので、食う寝る以外はずっと戦闘しているようなもんだ。そのうえ獣人族特有の身体的なメリットを生かし、さらに動物的勘を持って戦う二人は正直そこらへんの冒険者よりもずっと強くなっていた。
「調子に乗った子供を躾けるのは大人の義務だよな」
そういいながら出て来た男は確かに一番の強さを持っていた。この練習生の中ではという前提にはなるが。ただ、練習生達からの信頼もあるようでいつのまにか練習の手を止めてその人を見ていた。
「よろしくお願いします」
と一言告げると相手も一礼し剣を構えた。
ジーナは剣を上段に上げながら真正面から斬りかかる。対して相手はそれを受け止めようと得物を振り上げる。
どう考えても悪手。ジーナは俺やユイと違っていつもの大剣ウォーブレードだ。対して相手は相変わらずのシナイ。真っ二つになって終わりだろうと思った直後、ガキィィィン!という音と共にジーナの剣を受け止められてしまった。そこにジーナの油断が生まれ一泊動きを止めてしまった。
対して相手はその驚きはなくジーナの剣を振り払い一撃を放つため動こうとする。
が、動けなかった。
ジーナは止められたことへの驚きはある物の、ならばとそこからさらに力を加え振り下ろしたのである。
その力に抑え込まれた相手は動くことができず、一瞬できたジーナの隙を付けずあっけに取られている間にジーナの力業によって押し切られた。叩き潰すようなジーナの一撃。
「ぐがっ!」
という呻き声と共にその場に崩れ落ちた。
こうして俺達はギルドクエストを全員クリアすることができた。クリア報酬にシナイを一つずつゲット。そしてこのまま帰るのではあまりにも収穫が無さすぎるとの理由で次のステージへとやってきたのだった。
次のステージとは道場をそのまま奥へ続く出口を抜け渡り廊下を通って入った建物、先ほどと同じような道場がもう一つあったのだ。
「さっきの道場と一緒やん」
思わず呟いてしまった感想にジーナの反応はちょっと違った。
「さっきとはレベルが違うみたい・・・」
ジーナを見ると俺のように建物を見ているのではなくて、中の人を見ていた。
そこにいる人達は、先ほどの練習生達が子供だとしたらこちらは大人、というように見る者が見たらはっきり分かる実力の違いが見て取れた。何故ならば、練習生全員が剣気を纏って練習していたからだ。
「やぁ、よく来たね。克神流道場へようこそ。どうやら君たちはこの弐之間に来るだけの資格はあるようだ。はじめまして、私はここの責任者でアイングだ」
俺達に声を掛けて来たのは腰にシナイがあるものの、顔は青白く眼鏡をかけ身体は細くまさにもやしっ子といった風貌の男だった。袖から覗く腕にも筋肉らしきものが見当たらないのでその印象はより深い物となった。それでもどこか人懐っこい笑顔で手を差し出してきた。差し出された手を握り俺達は握手を交わす。
「ここのルールを説明しようか。対戦方法は先ほどと同じだよ。ここに来たということはもともとの自分の武器と先ほどのステージで手に入れた武器の2つを持っていると思う。今現在君たちは1度負けてももう一度ここで戦う権利があるということだ。逆に言えば2度負けると武器がなくなるため挑戦権を失うってこと」
「負けなければ、問題ないということですよね?」
真面目な顔でそう言ったのはジーナだった。ただ少し嬉しそうに見えた。
「そういう事だね。ただ、先ほどと違って対戦ステージはあの場所だよ。周りから見えないようにだけさせてもらっている。さっそく挑戦してみるかい?」
強気、と取られてもおかしくないジーナの言葉を受けても何も気にした風もないアイングさん。
それを受けてジーナが一歩進み出た。
どうやら順番はジーナかららしい。まぁ俺達も特に誰からでもいいので一番手はジーナに譲る。
やる気のジーナを見てアイングさんは対戦ステージに一人の練習生を呼んだ。
「行ってくる」
対戦ステージは隣の部屋のようで、俺達に一声かけたジーナが対戦ステージへと入っていった。
「はじめ!」
アイングさんの掛け声が聞こえて来たが直後は静かだった。その後鍔迫り合いの音が聞こえたりしたので勝負は一瞬というわけではなさそうだ。
「見学もできないならどうしようかにゃ」
リンダはキョロキョロと回りを見ていた。練習している人達が気になって仕方ないようだ。それもそのはず、俺達も気になっていた。練習生は全員が剣気を纏って動き回っているので先ほどのステージとはもはやレベルが違うのだ。練習しているだけでも一流の試合を見ているようなものだ。
「ここの人達を見ているだけでもちょっと面白そうだよ?」
「確かにそうにゃ。でも見ているとウズウズしちゃうにゃ」
リンダは楽しそうだった。
さて、じゃあジーナが終わるまでどうしていようかと考えた時だった。
「そこまで!」
というアイングさんの声が聞こえ、ジーナが出て来たのだ。
「早かったね。どうだった?って聞くまでもないか」
声をかけたジーナは武器を3つ持っていたのだから。
「ジーナ流石にゃ!」
「なんてことはなかったよ」
余裕の表情で出て来たジーナと出迎えたリンダが話し始めたが、すぐにリンダが対戦ステージのほうへ歩いていった。
「順番、どする?」
今回は順番を決めていない。なのでリンダが2番目に行ったのもまぁダメとは言わない。けどまぁ一声くらいかけてくれてもと思ってしまう。なので次の順番をどうするか声に出してしまった。
「どっちでも」
ですよね。
俺は別にどっちでもよかった。なのできっとユイもそうなんだろうね。
「じゃ、コインで決めとくか?」
「表」
「じゃあ裏ね」
一枚のコインを出して弾く。落ちて来たコインは表だった。
「お先にどーぞ」
「りょーかい」
という訳で次はユイ、その次が俺の順番となったのだ。
「ライカ達どうしてるかなぁ」
「ファントムナイトだっけ?今頃ジャスパが消し飛ばしてるんじゃない?」
「ありえそう」
なんて言いながら笑いあったのだった。
しかしながら実際の所、ジャスパはファントムナイトを消し飛ばすどころか、まだ目的地にすら到着していなかった。
◇◇◇
「やっぱりこっちに来て正解じゃったの!」
そういいながら今しがた襲ってきた魔物を返り討ちにしたジャスパが得意気に呟く。
「そんなに飛ばしてたら目的地に着いた頃に疲れ果てるよ?」
「なにこのくらい余裕じゃよ」
ライカの心配を他所にジャスパは次に向ってくる魔物が待ちわびるよう、シャドーボクシングみたいな動きをしている。シュッ!シュッ!と言いながらパンチを放つジャスパを見ながらライカは大きくため息を吐いた。竜って生き物に対しての認識が大きく変わることを自覚しながらのため息だ。
さて、このメンバーはケンやユイとは別れてギルドで受けたクエスト、ファントムナイト討伐の為パパンバの街を出て西へ一路徒歩にて移動していた。本来ならば馬車で移動して3日ほどで辿り着く目的地、ラムンガの遺跡にファントムナイトが居座っているらしいのでさっさと向かいたいところなのであるが、ジャスパのたっての希望により徒歩で移動中だ。
ちなみに、2日後にはジャスパが竜化してそこまで連れて行ってくれるらしい。それまでの徒歩での移動は近場の魔物退治が主目的となってしまったのである。
そもそも竜の気配によって普通の魔物は近づいてくることがないジャスパだが、今はその竜の気配を完全に消している。さらに見た目は人族子供に化けている。一緒にいるライカも子供。レンも見た目は子供。そんな子供三人が町を離れて歩いているのは、魔物からすればカモがネギを背負ってやってきたようなものだ。
結果、いつも以上の魔物エンカウント率を叩き出すハメになる。
そしてそんな魔物を一方的に蹂躙するジャスパは久々に動き回って楽しそうな事この上ない。
前衛ジャスパ、後衛ライカ、斥候レンという以外にバランスはいいメンバーではあるはずなのだが、ジャスパのはしゃぎっぷりではライカとレンは付いて行く以外することが無かったりする。
「素材になりそうなの回収してきますね」
ジャスパが狩り散らかした魔物の中からまだその形を留めているものを見つけ解体、回収をはじめた。
その間レン付近を警戒するライカ。
「お?今度はあっちから犬っころがきおった!」
得物を見つけたジャスパはダッシュで駆けて行く。
そっちを見てみると、ポイズンウルフが群れで近づいて来ていたのだ。そのど真ん中に自ら入っていくジャスパの姿にポイズンウルフが、あれ?みたいな顔を一瞬したように見えたのはきっと気のせいだ。
しばらくするとまた解体待ちの魔物の死骸が待っているのだ。
読んで頂きありがとうございます!




